【FM店主日記Day61】Done is better than perfect.

Kinka兄弟による喰酒祭の手伝いでアリオス前の公園に来ているのだけど、想像以上の豪雨にかれこれ三十分ほど立ち往生している。現在午後9時21分。

天気予報によるとあと三十分はこの雨が続くらしく、進むも戻るもできない状態でこれを書いている。つまり手が空いてしまったというか、暇になってしまったのだ。

今回のイベントのポスター

最近では習慣になったといってもよいこのnoteを書くという習慣だけれども、これを続けるにあたって大切なことが一つある。続けることを優先するということはつまりとにかくどんな形であれ一回終わらせる、ということだ。

Done is better than perfect. という英語の言葉があるが、どんな文章も完璧になることなんて一生ない。むしろ完璧になってしまうということはつまりこれ以上自分の能力では改善できない、という自分のキャパシティの限界を意味する。そうなってしまった場合は今日のこのnoteを書き終えるとかではなく、もうこれ以上上手くならないところまで来てしまったのでなんならもう二度と書かなくても良い、ということにもなりうる。

さっさと何も考えずに終わらせることがこれを続ける秘訣である。そのためにはどうにかして短い時間でこれを終わらせる必要があるわけで、だいたいこれにかける時間は二十分くらいを目安にしている。一日に二十分だけお金にもならない文章を書くことに使う。

それは自分への挑戦であり、ある種の豊かさであり、現代社会へのアンチテーゼであり、どうにもならないことに対するせめてもの抵抗である。もちろん、これによって何かが良くなるとか変わるなんて思っていないし、むしろ誰かがこれを読むことで関係性だとか感情だとかの何かが悪くなることすらあり得るので、頑張った結果、前より悪くなることも人生にはよくあることだし、それとて長い目で考えれば、何かをやったことがやらなかったことに勝ることは基本的にはないはずなので、こうして毎日書くことだけは続けている。

そうこう書いているうちにぼちぼち雨が弱くなってきたので帰路に着けそうな雰囲気になってきた。このイベントは明日明後日と三日間に渡って続く。今日の豪雨がこのイベントの一番ひどい状態であってもらいたいと願いながら、濡れたズボンの裾を引き摺り、中まで浸水してしまったスニーカーをぐぢゅぐぢゅ言わせながら帰るとしよう。そろそろ今日のノルマである千文字に達することだし、明日の入り時間だけ確認して今日の日はお開きとしよう。とりあえず終わった。完璧ではないけれど。今日のタスクも、今日のことnoteも。現在午後9時40分。

フェルマータ店主　KAORU

もっと無計画でいるという計画を。