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【FM店主日記Day51】不発だった不発弾が爆発したらそれはそもそも不発弾ではなかったのか否か問題

宮崎空港で不発弾が爆発した、というニュースを見て、まさか空港に不発弾が埋まっているなんて、とびっくりしたのだけれど、日本にはまだまだかなりの量の不発弾があるらしい、という話を聞いてさらにびっくりした。

気になったのでちょっと調べてみたところ、

第二次世界大戦中、日本に投下された爆弾量は約37万トン、そのうち不発弾発生率は、約5~8%と推定されており、現在までに処理されたものを除いても7,000トン以上が、いまなお地中に眠っていることになります。

日本海上工事株式会社

とのことで、爆弾って5-8%も不発なのか、というのも驚きだったので、このニュースは言ってみれば三度の驚きをたった一つのニュースで届けてくれる驚き要素満載の1粒で3度くらい苦い、ありがたいのかありがたくないのかよくわからないけれども味わい深いような気もするし、なんだか口に苦いものって逆に良薬のような気もしないでもないし、爆薬ってきっと苦いんだろうし、ノーベル賞を作ったノーベルさんって爆薬を使ってダイナマイトを発明した人だったような気がするし、マサチューセッツ大学のビクター・アンブロス教授がノーベル賞取ってておー、すげーってなって、もしかして我が母校であるマサチューセッツ大学アマースト校の人なのかもって思ってググってみたらアマーストじゃなくてマサチューセッツ大学メディカルスクールの方で、メディカルスクールのキャンパスはアマーストじゃなくてウースターの方にあるみたいで、あんまり関係なくてちょっと残念だったなぁって思う秋の夕方です。秋の夕方はちょっと寂しいです。

で、なんの話だったっけ?えっと、そう不発弾が爆発したっていうニュースを聞いて思ったのだけれど、不発弾が爆発したっていうのは、結局その不発弾はそれまでは不発だったかも知れないけれども最終的に爆発したってことは不発ではなかったわけであり、不発ではなかった不発弾というのは多少の時差はあれど爆発した爆弾なわけであり、不発弾ではなかった、あるいはかつて不発だった爆弾が爆発した、と本来であれば表記するべきであるが、それだとなんの話かさっぱりわからないので、不発弾だと思われていた爆弾は実は不発弾ではありませんでしたなぜならばそれは爆発したからです、と万人にわかりやすいように説明するべきである。不発だった不発弾が爆発したらそれはそもそも不発弾ではなかったということ、なのか否か。ええ、どうなんだい?

しかしながら、我々庶民が実際問題気になるのはこの処理費用というのは一体誰が負担するべきなのかというところであり、不発弾が不発ではなく爆発してしまったらそれはもう爆発弾であり、そもそも不発弾ではなかったもんね、というどこが始まりなのかすらもわからないこの難しい話について調べてみると、

不発弾処理の費用を巡っては、高崎市や西東京市などが全額を負担しているが、川崎市や神戸市などは土地所有者らに支払いを求めており、自治体によって対応が分かれている。

不発弾処理の費用負担に関する質問主意書 | 参議院

驚くべきことになんと対応は自治体によって違っており、地主が払うケースもあるという。前述した通り、日本各地にはまだまだめっちゃたくさんの不発弾が埋まっており、年間の処理数は約1400件にも上るという。っておい、1日5件近くも処理してるんかい!

いや、せめてその処理費くらいはアメリカが負担してくれ、とか思うわけです。秋。

あれ、なんか今日の話はいまいち盛り上がりに欠ける展開だったし、オチも弱かったし、不発に終わったな。そうか、これがその、不発談ってやつか。

フェルマータ店主 KAORU




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