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「母子手帳は宝もの」

何をするにしてもスマホ、スマホの世の中です。
最近自分が何をしようとしてスマホを取り出したのかさえ忘れてしまいます。
すぐに思い出すだろうと思ってそっとスマホを戻すのですが、それっきりです。
みずがめ座のテクノロジーについていけないので頭を再起動したくなる今日この頃です。

さて、私たちの生まれた時間には人生の秘密がいっぱい隠されています。
今回は占いでの「出生時間」の重要性についてです。
母子手帳を持っている人は良いのですが、なければ母親の記憶に頼るしかありません(記録と記憶は似ているようで全然違うので注意したい)

占いの精度は出生時間の有無によってスマホとガラケーくらい違ってきます。
その最たる占いが四柱推命でしょう。
四柱がそろえば恐ろしく当たる占いですが時柱なしだと占わない方がましになります。
「時間は分からなくても大丈夫ですよ」と言う四柱推命があるとすればそれは話半分で聞いた方がいいでしょう(まあ当たりません)
西洋占星術も情報量は半減します。
ASCやハウスが読めないのは当然としても、人によっては肝心な月星座も変わってしまいます。

例えばこんなホロスコープです。
実際のお客様A子さんのケース(出生時間不明)
こういう時は12時生まれでホロスコープを出します。


月はみずがめ座の3度29分にあります。
でも星座の境界線から7度以内の月はまず疑いましょう。
もし仮に午前0時~6時生まれだとすると月はやぎ座になってしまいます。
彼女は子供のころ母親から「朝早い時間に生まれた」と聞かされたそうです。
月がみずがめ座とやぎ座では本能的な欲求が全然違います。
二択なのに実際に見分けるのは意外と難しい。(私はやぎ座と踏んでいたが)
結局A子さんとの長いお付き合いにもかかわらず月星座を特定できずに来ました。

ところが今年、A子さんに私の推理を裏付ける出来事が起こりました。
母親を亡くされたのです。
N月(やぎ座)に対してT冥王星が合したということです。
つまりメンタル面を揺さぶる物事の破壊と再生です(手前味噌ですが鑑定済みでした)
これでA子さんの月星座はやぎ座だと特定できました(推定3時~4時生まれ)
このように月星座が曖昧な方はT冥王星の事象を見れば分かってきますよ。

さて、ざっと二人に一人しか自分の生まれた時間を答えられません。
私は常々「母子手帳は宝ものですよ」と言っています。
母子手帳のある方は残してくれた母親にお礼を言いましょう。
そして子供さんにもその宝ものを残してあげて欲しいと思います。



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