「ズバリ言うわよ!」ドラゴンヘッド占い
占い界の大御所細木数子さん(83)が先日亡くなりました。
生きざまを取りざたされてきた人でしたが、占いをポピュラーなものにした功績は大きかったのではないでしょうか。
当たるか当たらないかはともかく「六星占術」はいまだに売れ続けています。
死因は呼吸不全とのことですがほぼ老衰と考えて良いでしょう。
「寿命占い 何歳まで生きられる?」でも書きましたが、今回は細木さんの「寿命」について考えてみたいと思います。
1938年4月4日生まれ (死没2021.11.8)
牡牛座の要素が強く一見おっとり見えますが頑固でへそを曲げたらテコでも動きません。
その牡牛座では「天王星と火星」がほぼ合の配置を作っています。
例えるなら火薬庫のような状態です。
「あなた地獄に落ちるわよ!」
太陽が牡羊座らしい歯に衣着せぬ暴言は有名です。
話を亡くなった11月8日の空模様に戻します。
「性と死」を司る8ハウスにT火星が入場していたと考えるのはこじつけでしょうか。
「N天王星とN火星の合」に対してT天王星が合、T太陽が衝のアスペクトと取っているのがお判りだと思います。
まるで火薬庫にカミナリが落ちるようなイメージです。
事故、けが、手術、病気、トラブルなど不測の事態なら何でもありです。
土星、冥王星などを総合して考えれば覚悟を決めるしかないタイミングでした。
では、いつ体調を崩し始めたのか。
占いとしてはここも解明しなくてはなりません。
ちなみに四柱推命では大運で運勢を見ます。
寿命などの吉凶判断ならば西洋占星術よりも明解なのが四柱推命の大運です。
その大運にどことなく似ているのが「ドラゴンヘッド占い」です。
ドラゴンヘッドとは黄道と白道の交わるポイントのことで、もう一方をドラゴンテイルと呼びます。
一般的にドラゴンヘッドは今世(未来)の課題、ドラゴンテイルは前世(過去)の経験だと言われています。
私は前世のことを覚えていないのでこの説を鵜呑みには出来ません。
今世の課題という考え方は自己啓発としては面白いかも知れませんが、占いとスピリチュアルは分けて考えるべきという立場を私は取っています。
さて、せっかくなので運勢判断に役立つ「ドラゴンヘッド占い」をご紹介します。
出生図にあるドラゴンヘッドはホロスコープを1周するのに約18年かかります。
約4年半で90度スクエアを形成し、9年で180度オポジションを形成するわけです。
そして再度90度スクエアを作り、1周回って0度コンジャンクションします。
つまりTドラゴンヘッドは4~5年ごとにハードアスペクトを作ります。
この4~5年ごとのタイミングが運命の交替期であり「試練と変化」の時だということです。
肝心なのはこの90度ごとに来る試練には共通点があるということです。
同じような事象、同じような感情、同じような思考を経験します。
自分にしかわからないことですがこれに気づいたときはゾッとすることでしょう。
ドラゴンヘッドの暗示が「今世の課題」というのもあながち馬鹿にできないのかも知れません。
では、細木数子さんのドラゴンヘッドによる運命の交替期です。
2003年~(180度)人生相談の番組で高視聴率を上げ各局でレギュラー番組を持つ。
2008年~(90度)「本業に専念する」との理由でレギュラー出演を終了する。
2013年~(0度)5年ぶりにTV出演を再開。
2018年~(90度)六星占術の出版社を変更、養女細木かおりを後継者に指名。
2021年(180度)11月8日死去。
本人の内面的な感情は知りえませんが事象の変化は有名人だと顕著に表れます。
息を引き取ったのは蠍座27度のNドラゴンに対してTドラゴンが180度に差し掛かるタイミングでした。(厳密な180度は3か月後の2月)
結果的にこの時期が「死」のタイミングですから、その4年半前(獅子座27度)の2017年後半くらいから余命のステージに入ったと推察できるわけです。
ドラゴンヘッドによる運命の交替期のお話でした。
「細木数子さん、あなたきっと天国にいけるわよ!」
ご冥福をお祈りします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?