令和に羽ばたく🕊トイレの神様
建築家 植松千明さんをご存知ですか?
建築設計を通してダイバーシティに貢献したいという想いを持ちながらも、どう表現すべきなのか?どのようにしたら前に進めるのか?と迷う植松千明さんの「 劇的 」変化の1週間を振り返ってみたいと思います。
Before-Afterのような「劇的な変化」を起こすプロデュースで、一人の人の生き方を変える「Morning House」節目となる10人目のライフチェンジャーは「植松千明」さん。彼女は2021年3月に一級建築士事務所を自ら設立。どんな建物にもある「トイレ」の設計から個性輝く未来を形にする建築家となるべく、ライフチェンジャーに手を挙げた。
建築家への一歩
植松千明さんは幼い頃から、親の転勤の関係で、住む場所、住む家が何度か変わった。気づけば、間取りを設計することが好きになっていたそうだ。お絵描きのレベルではなくパソコンを使って絵を描いていた。しかもパソコンのソフトはお絵描きソフトではなく「 Word 」というから驚きだった!
中学生の頃には建築を学びたいと思っていたという。
トイレとダイバーシティ
植松千明さんは理想のトイレを探究していた。男性用トイレ、女性用トイレといった固定概念を打ち壊したい想いが会話の端々から伝わってくる。そして「 ダイバーシティ (多様性) 」というワードが彼女の口から何度も発せられた。ダイバーシティというビッグワードは人によって解釈が異なるので厄介。「 ダイバーシティを千明さんの言葉で言い換えると何ですか? 」その時、彼女は「 新しい可能性 」と応えた。「 新しい可能性 」をトイレ設計に盛り込みカタチにしていくことでトイレの未来像が見えてくる様に思えた。いつもフラッと訪れる凄い方「 前刀 (さきとう)」さんの口から「 トイレトランスフォーメーション 」略して「 TX 」という言葉が生まれた瞬間だった。
綺麗なトイレは永遠の課題!?
『 フラッと理想のトイレから未来を考える人が来て、、、』のタイトルに共感したのか、多くの方がトイレのことを語り出した場面があった。お気に入りのトイレがあるホテル、パブリックのトイレ(特に男性用)の汚さについて、海外でのトイレ事情などなど、、。トイレの情報が溢れる場面では、千明さんの声のトーンがいつもより明るく感じられた。彼女にとっていろいろなヒントが得られた時間だった。
コンビニより多いなんて言わないで!
植松千明さんは言った。
「 設計事務所を開設したからってぜんぜん凄くないんです。なぜなら、設計事務所はコンビニより数が多いんですから。。 」
確かにコンビニより多い設計事務所ですが、千明さん!もっと自信を持ってください!
同じ一級建築士資格を持つものとして、ひとこと言わせてください。自らの名前で設計事務所を設立するって、なかなか真似のできないことです。とっても凄いことなんです!
ライフチェンジが始まった頃は、いやいや(私なんて)が口癖だった彼女は、自分の想いを頭の中で巡らせるのが得意の様だったが、想いを発信するまでに時間が掛かっていた。その彼女が1週間経つ頃には、想いを発信するタイムラグが無くなり声も弾む様になった。すると、リアルでも新たな出会いや繋がりが生まれ良い循環が巡ってくる奇跡が訪れた。
「 トイレにはやっぱり神様がいるんだなぁ〜 」と考えさせられた1週間だった。
最後にトイレの神様をどうぞ
▼新生「Morning House」とは▼