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私的音楽録125(アルバートアイラーほか)
1241.デクスターゴードン:DEXTER RIDES AGAIN
1242.キースジャレット:FACING YOU
1243.ローランドカーク:RIP,RIG,AND PANIC
1244.トミーフラナガン&ハンクジョーンズ:OUR DELIGHTS
1245.アルバートアイラー:Spiritual Unity
1246.仲道育代:ショパン・ワルツ
1247.大井剛史指揮東京佼成ウインドオーケストラ:アルメニアン・ダンス/リード作品集
1248.PUFFY:非脱力宣言
1249.エリックドルフィー:FEATURUNG HERBIE HANCOCK COMPLETE RECORDINGS
1250.ハーブゲラー:HERB GELLER QUARTET Featuring KENNY DREW
⚫︎1245. #ジャズ をそれなりに聴く人であれば、#アルバートアイラー といえば #フリージャズ 、フリージャズといえばアルバートアイラーという図式が完全に成り立つほど両者は一体として語られる。
#オーネットコールマン や #ジョンコルトレーン が全面的な即興演奏によるフリージャズを世に知らしめた存在だととすれば、アイラーはフリージャズを大きく飛躍させた人と言っていいかもしれない。
アイラーが活動するのは亡くなる1970年までで、さらに晩年は不遇の期間もあったために実質的には5年程度だが、その間の濃密さは凄まじい。音楽の権化、思想の権化ともいうべき強烈なエネルギーを楽器から発するのだ。楽器奏者という立場を超越した、宇宙的存在。
特にこの作品はまさにアイラーの真骨頂である、心身をフルに使った激烈な即興演奏が展開される。フリージャズはとっつきにくいと言われるが、一度無心でアイラーの音に耳を傾けてほしい。感じ方はもちろん人それぞれではあるが、色んな意味で心揺さぶられるはずだ。
#ゲイリーピーコック と #サニーマレイ もアイラーの激しさに必死でついていき、名演誕生をお膳立てしている。
1964年7月10日録音
アルバートアイラー(sax)、ゲイリー・ピーコック(b)、サニー・マレイ(ds)
Albert Ayler: Saxophone
Gary Peacock: Bass
Sunny Murray: Percussion