第21回びぶりば 〜ザリガニの鳴くところ〜
3月のびぶりば読書会の開催報告です!
今回は、ザリガニの鳴くところ(ディーリア・オーエンズ, 早川書房, 2020)が課題本でした。
本を推薦してくださった方がご夫婦で参加してくださったり、この春から岩手県沿岸部に移住される方が知人を通じて参加してくださったりと、新しい出会いの機会にもなっています。
いつもお世話になっている岩泉町うれいら通り商店街の飴喫茶庵さんで甘酒カレーをいただきながら感想をシェアし合いました。
少しだけネタバレしない程度に感想を抜粋します↓
・面白すぎて一気に読んでしまった。
・本の中に出てくるアメリカの料理が美味しそうだった。
・動物の生態に関する話が印象に残った。
・エンディングについては、よかった!という方もいれば、考えさせられた人もいたようです。
作者は69歳で初めてこの小説を書かれたようですが、
文化や時代背景を超えて一人の女性の生きる姿として20代の参加者にも刺さる内容だったようです。
個人的には登場人物である「湿地の少女」のレジリエンスの源泉はなんだったのだろう?と読み終わった後に考えさせられました。また、文中の「誰が彼女を”湿地の少女”にしたのか?」という一文がとても印象に残っています。
興味を持たれた方はぜひ図書館などで手に取ってみてください☺️
豊かな自然の描写は岩泉町の暮らしにも通じるところがあるように思いました。
おかげさまで2021年度の活動も無事に終えることができました!
岩泉町の若者活動交流支援事業推進事業として補助金をいただき、おかげで図書館や町内に本を置かせてもらったり、ポスターを貼ったりと活動することができました。
隣村である田野畑で開催することができたりと、活動の幅が広がった一年だったと思います。
ご協力、ご参加くださった皆様に改めて御礼申し上げます!
4月の読書会日程は公式LINEグループなどでも改めてご案内させていただきます!