【葬送のフリーレン】魔法について:結界魔法①
漫画「葬送のフリーレン」では、様々な魔法が登場します。
本記事では、本作品に登場する結界魔法について、関連する記述や描写を用いて考察していきたいと思います。
なお、議論は人類の魔法が中心であるため、女神様の魔法や魔物・魔族の魔法には、当てはまらない箇所もあることをご留意下さい。
対象は単行本全13巻127話までですので、ネタバレを避けたい方は読むのを止めて下さい。
結界魔法について
まず始めに、本記事では結界魔法をカテゴリとして扱います。
もし個別の魔法として表現する場合は、結界魔法(魔法名)と表記します。
結界魔法の定義については、特に作中で言及はありませんが、ざっくり対象を通さないようにする魔法かなと思います。
防御魔法との違い
対象を通さないという意味では、防御魔法も魔法や物理攻撃を通さないようにするものなので、当てはまる気がします。
ただ結界魔法との違いは、2つあると考えています。
1つは固定性です。
結界魔法は基本的に場所は固定ですが、防御魔法は攻撃魔法が来る方向に合わせて柔軟に展開できます。
また、術者の死後もその場に固定されることも、結界魔法の特徴です。
もう1つは発動速度です。
結界魔法の発動速度について、作中で具体的な言及はありませんが、少なくとも防御魔法は攻撃に対して瞬時に対応できるほどの発動速度が必要で、結界魔法よりも発動速度が速いと考えられます。
結界魔法の種類
様々な分類の観点はありますが、本記事では結界魔法は大きく分けて、2種類あると考えています。
1つは平面系の結界魔法です。
国境などに沿って広く長く展開されている結界で、限界高度まで張ることで対象の通過を阻止しています。
主に関所となる場所で使用されます。
もう1つは包囲系の結界魔法です。
1つの限られた場所を包囲するように展開されている結界で、隙間なく閉じることで対象の通過を阻止しています。
主に防衛拠点となる場所で使用されます。
付与できる機能について
また結界魔法には、主に以下の機能を付与することができます。
・対物理
・対人間
・対魔族
・認識阻害
上3つに関しては、結界を通過できる対象を限定する機能です。
おそらく対象を限定することで、より強力な結界となるのだと思います。
認識阻害の機能については、包囲系の結界の内側を見せないことで、結界内への侵入の動機を発生させない狙いがあります。
前置きはこのくらいにして、作中に登場する結界魔法の具体例を紹介します。
平面系の結界魔法
北方の関所
中央諸国と北側諸国の国境に、平面形の結界が張られており、魔物や人の通過を制限しています。
北部高原の関所
具体的な言及はありませんが、北側諸国の中でも、特に危険な北部高原の境界にも、平面形の結界が張られていると考えられます。
少なくともフリーレン一行が旅をしている時期に、結界の張られた関所を通過するには、大陸魔法協会が認定する一級魔法使いの同行が必要とのことです。
帝国の国防結界
北側諸国の中でも北方に位置する帝国領にも、国境に沿って平面系の結界が張られており、関所付近以外でも魔導特務隊が巡回して国境を警備しているらしいです。
ソリテールが言及していた隔絶大結界と同様のものだと仮定すると、上記の結界は統一帝国の宮廷魔法使いが作り上げたと考えられます。
長くなりましたので、その他の結界魔法の具体例に関しては、別記事にてまとめたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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