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【葬送のフリーレン】アニオリ要素一覧:第3話・第4話
アニメ『葬送のフリーレン』は、基本的に原作漫画のストーリー・表現を忠実に再現していますが、幾つかアニメオリジナル(アニオリ)の描写が含まれています。
例えば以下記事のように、アニメに登場する世界地図は、原作漫画よりも詳しく描かれています。
本記事では、アニメ『葬送のフリーレン』第3話・第4話に登場する、アニオリ要素を紹介します。
原作漫画の表現の範囲内で、演出として差し込んでいる描写は、対象外とします。(境界線は難しいですが…)
あくまで私が気になった部分なので、全てのアニオリ要素ではないことは、ご了承ください。
漫画「葬送のフリーレン」の単行本全11巻107話までの記述内容を含むので、ネタバレを避けたい方は読むのを止めて下さい。
第3話
魔法史の本
フェルンがフリーレンの様子を見て、「ロクなことがない。決まって余計なものを買ってくるんだ。」と察した後の回想シーンで、原作漫画にはない魔法史の本を渡す場面が追加されていました。
これは後のクヴァールについての会話に繋がる場面で、ストーリーの流れを理解しやすくするために追加したと考えられます。
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原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第3話より
ぎこちない歩き方
フリーレンがフェルンと宿屋で再会した後、フェルンを外食へと誘います。
その誘った時の言い方もそうですが、その後に玄関へ向かうフリーレンの歩き方が、ぎこちなく描かれており、これも原作漫画では表現していなかった部分です。
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原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第3話より
積んである石
フリーレンがフェルンの成長に言及した場面で、自身の胸に手を当て、「食べているものはほとんど同じはずなんだけどなあ」と言います。
その後に、縁石に積んである石が映されたので、おそらく胸の比喩として描写したのだろうと思われます。
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原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第3話より
勇者様(もしくは女神様)の祠
フリーレン達が村長に連れられて、クヴァールの封印場所へ向かっている際に、以下のような石の祠が映されます。
正直直接の言及がないので、何を表しているかわかりませんが、勇者がクヴァールを封印してくれた、という会話の流れでこの祠が映ったので、勇者を祀る祠であると推察されます。
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原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第3話より
祠の中央に描かれているシンボルは、勇者の家の壁に描かれていたものに類似していることも、勇者様の祠であることの一つの証拠です。
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実はこの祠は第1話でも登場しており、王都の近くの街道沿いにも存在しています。
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勇者のシンボル以外の可能性として、女神様のシンボルが挙げられますが、両方とも似ている部分があるので、どちらとも言えないのが現状です。
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クヴァールの防御魔法
クヴァールがフェルンの展開する防御魔法を見た後に、その術式の本質を説明する場面で、実際にその防御魔法を使用している場面が、アニオリとして追加されていました。
防御魔法が複雑な術式であると、自ら言及しつつも、それを初めて見て数分で模倣できてしまうクヴァールは、株が上がりまくりです。
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原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第3話より
フリーレンの飛行魔法
クヴァールとの戦闘中に、フリーレンが飛行魔法を使い、空中からゾルトラークを放つ場面が、アニオリとして追加されていました。
クヴァールも飛行魔法を使っていることに多少驚いており、80年前には人類が飛行魔法を使っていなかったことを、暗に示唆した描写でした。
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原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第3話より
第4話
アイゼンの住居横の墓
ブレット地方にあるアイゼンの住居の横にある、故郷の家族の墓の描写が、原作漫画のものと違っていました。
原作漫画のものは、盛り土に石が乗せられている簡素なものだったのに対し、アニメでは全て石でできた墓になっており、その手前には花が添えられていました。
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原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第4話より
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原作:山田鐘人/作画:アベツカサ 漫画「葬送のフリーレン」 第7話より
さらにアニメでは、80年前に勇者一行が訪れた際と、現在にフリーレン一行が訪れた際で、墓の形と添えられている花が違っていました。
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原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第4話より
まず墓の形について、結論から言うと、おそらくヒンメルとハイターが追加されたと推察しています。
80年前の時点では、一層だけ墓石が積まれていますが、これは故郷の家族を表していると考えています。
一方現在では三層になっており、これはその間に亡くなって、アイゼンとも関係が深い、ヒンメルとハイターを表しているのだと推察しています。
また添えられている花について、花の形から、80年前はシロツメクサの花が、現在は紫のチューリップが添えられていると思われます。
それらの花言葉は、シロツメクサが「私を思って」「幸運」「約束」「復讐」、紫のチューリップが「不滅の愛」です。
この変化は、おそらくアイゼンの心境の変化を示唆しており、80年前は魔族に殺された家族への「復讐」の感情が、アイゼンの心を占めていたのに対し、平和になった現在では、亡くなった人達への「不滅の愛」が、アイゼンの心を満たしているのだと推察されます。
アイゼンの水上走行
アイゼンの身体能力の高さは、今後の話でもめちゃくちゃ登場しますが、水上走行できるという描写も、それを示すアニオリの表現として追加されていました。
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原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第4話より
魂の眠る地(オレオール)の姿
フランメの過去回想の場面で、彼女が魂の眠る地(オレオール)を訪れた描写が登場します。
原作漫画では、神殿のような建物の周りに森林があるような描写でしたが、アニメでは神殿の部分が巨大な木になっており、周りには黄色い布が垂れ下がっている門のようなものが数多くある描写に変わっていました。
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原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第4話より
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原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第4話より
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原作:山田鐘人/作画:アベツカサ 漫画「葬送のフリーレン」 第7話より
それぞれの意味については、正直まったくわからないので、追加情報があれば考察し直したいと思います。
まとめ
本記事では、アニメ『葬送のフリーレン』第3話・第4話に登場する、アニオリ要素を紹介しました。
他に紹介していないアニオリ要素がありましたら、コメント欄にて教えていただけると有り難いです。
長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。