
【葬送のフリーレン】用語の意味・定義などについて
漫画「葬送のフリーレン」では、「魔法」や「エルフ」など、ファンタジーでよく登場する用語が、セリフなどで使われますが、意味や定義などを深く説明されることはあまり無いです。
ただ1月12日に発売された「葬送のフリーレン 公式ファンブック」にて、用語についての説明が幾つか書かれていました。
本記事では、漫画「葬送のフリーレン」に登場する用語について、「葬送のフリーレン 公式ファンブック」の記述を元に、意味や定義などを整理したいと思います。
漫画「葬送のフリーレン」の単行本全12巻117話までの記述内容を含むので、ネタバレを避けたい方は読むのを止めて下さい。
聖杖の証
フリーレンが所持している「聖杖の証」について、ファンブックに以下の記述がありました。

「大魔法使い」の定義が曖昧なので何とも言えないのですが、「聖杖の証」は所有者が「大魔法使い」だとわかる証明書のようなものらしいです。
確かに本編の中にも、以下のような描写があるので、上記の意味が示唆されていました。

原作:山田鐘人/作画:アベツカサ 漫画「葬送のフリーレン」第45話より

原作:山田鐘人/作画:アベツカサ 漫画「葬送のフリーレン」第45話より
いつの時代に作られたものなのか、誰が作ったものなのかは、現時点でも不明で、もしかしたら明かされないまま終わるかもしれません。
勇者
葬送のフリーレンでは、ヒンメルのように、職業として「勇者」と呼ばれる人達が登場しますが、ファンブックに以下の記述がありました。
勇者
魔王を倒すべく立ち上がった、正義感と勇気に溢れた人々。人類の希望的な存在。
個人的には、以下記事にあるように、「魔王討伐のために国王に任命された人の職業」かな、と思っていましたが、ファンブックの記述はもっと曖昧な感じでした。
これだと勝手に名乗ることができる感じですね。
ただ勇者ヒンメルも南の勇者も、上記の記述にピッタリの人物ですね。
エルフの寿命
フリーレンなどのエルフの寿命について、ファンブックに以下の記述がありました。
寿命
不老のまま、永遠に等しく生きる。
寿命の具体的な年数は記述されていませんでした。
この記述で少し疑問に思ったのは、エルフ同士の体格の差です。
例えばフリーレンやゼーリエは身長が低いですが、クラフトは結構身長が高いです。

原作:山田鐘人/作画:アベツカサ 漫画「葬送のフリーレン」第24話より
ある程度の個体差があり、かつ不老であることを両立させるためには、生まれてから短い期間に、それぞれのエルフに特有の体格に育ち、そこからは不老の期間が続く、と解釈するのが自然かなと考えています。
ドワーフの生態
アイゼンなどのドワーフの生態について、ファンブックに以下の記述がありました。
生態
男性はがっしりとした体躯に立派な髭が特徴。人間に比べ力が強い。
なんとなく分かってはいましたが、やっぱり人間より力が強いんですね。
ドワーフの中でも特に力が強いと思われるアイゼンに、結構手加減なしに殴られても傷が残る程度だった、シュタルクの頑丈さって一体…

原作:山田鐘人/作画:アベツカサ 漫画「葬送のフリーレン」第11話より
魔法
葬送のフリーレンの世界に登場する「魔法」について、ファンブックに以下の記述がありました。
魔法とは
魔力を術式で操る技術。原理を理解、応用することで新しい魔法を生み出し、魔法を自在に扱う者を魔法使いと呼ぶ。
漫画によって「魔法」の定義は様々だと思いますが、魔力を操る技術という、結構狭い定義のような気がします。
物を浮かせたりする魔法も、本質としては魔力を操っているという感じなんですね。
術式とは何かについては、現時点で不明です。
民間魔法
葬送のフリーレンの世界に登場する「民間魔法」について、ファンブックに以下の記述がありました。
民間魔法
民衆の間で長く伝わってきた魔法の総称。術式が複雑でないものも多く、便利なものから用途不明のものまでたくさんある。
上記の説明だと、「非戦闘用」などの目的ベースの定義というよりかは、魔法の起源ベースの定義みたいですね。
民衆とは逆の存在は、大陸魔法協会などの大きな魔法使いの組織、といったところでしょうか。
大陸魔法協会を含めた、大陸中の魔法使いがこぞって研究した「一般攻撃魔法」は、民間魔法ではないということですね。

原作:山田鐘人/作画:アベツカサ 漫画「葬送のフリーレン」第5話より
補足:公式ファンブックについて
本記事で参照した「葬送のフリーレン 公式ファンブック」のAmazonリンクは以下にあります。
内容は単行本12巻までのまとめで、個人的な感覚としては、95%くらいは既出の内容を整理したものですが、5%くらいは「そうなんだぁ」と思う内容がある感じなので、興味がある方はぜひ読んでみてください。
まとめ
本記事では、漫画「葬送のフリーレン」に登場する用語について、「葬送のフリーレン 公式ファンブック」の記述を元に、意味や定義などを整理しました。
長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。