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【葬送のフリーレン】アニオリ要素一覧:第9話・第10話
アニメ『葬送のフリーレン』は、基本的に原作漫画のストーリー・表現を忠実に再現していますが、幾つかアニメオリジナル(アニオリ)の描写が含まれています。
例えば以下記事のように、アニメに登場する世界地図は、原作漫画よりも詳しく描かれています。
本記事では、アニメ『葬送のフリーレン』第9話・第10話に登場する、アニオリ要素を紹介します。
原作漫画の表現の範囲内で、演出として差し込んでいる描写は、対象外とします。(境界線は難しいですが…)
あくまで私が気になった部分なので、全てのアニオリ要素ではないことは、ご了承ください。
漫画「葬送のフリーレン」の単行本全11巻107話までの記述内容を含むので、ネタバレを避けたい方は読むのを止めて下さい。
第9話
グラナト伯爵の息子
グラナト伯爵の過去回想シーンにて、アウラに服従させる魔法を使われた兵士が、少しだけ抵抗する場面があります。
持っている剣と首飾りから、その兵士がグラナト伯爵の息子であることがわかり、アウラの魔法に抵抗できるほどの鋼の意志を持っていたことが、アニオリとして追加されていました。
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原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第9話より
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原作:山田鐘人/作画:アベツカサ 漫画「葬送のフリーレン」 第18話より
フェルンとリュグナーの戦闘シーン
第9話に登場する戦闘シーンは、原作漫画で描写される以上にダイナミックなものになっており、全体としてアニオリだと言えます。
その中でフェルンとリュグナーが戦闘するシーンでは、主に3つのアニオリ要素が追加されていました。
1つ目は、リュグナーの血を侵食するように放たれる一般攻撃魔法です。
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原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第9話より
もう一つは、原作漫画以上にグニャグニャ曲がる一般攻撃魔法です。
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原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第9話より
最後の1つは、全方位に発射される一般攻撃魔法です。
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原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第9話より
上記に挙げていないアニオリもありますが、総じて原作漫画から想像できる範囲を超えないものかなと考えています。
動画バージョンは以下リンクをご参照ください。
シュタルクとリーニエの戦闘シーン
シュタルクとリーニエの戦闘シーンでは、リーニエの使用する武器の種類が、原作漫画より豊富だったことが、アニオリとして追加されていました。
例えば、槍を投げたり短剣を投げたりしていたシーンが該当します。
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原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第9話より
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原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第9話より
上記に挙げていないアニオリもありますが、総じて原作漫画から想像できる範囲を超えないものかなと考えています。
2つの戦闘の決着シーン
上記の2つの戦闘が決着するシーンでは、引いたカメラワークで両方の戦闘を映し、それらの戦闘をリンクさせる場面が、アニオリとして追加されていました。
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原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第9話より
また、リーニエがシュタルクの閃天撃にて斬られるシーンで、原作漫画とアニメでは、斬られ方が左右逆になっていました。
これはおそらく、心臓を通るように斬られたほうが、次の場面で魔力の粒子として消滅する説得性が増すためだと考えられます。(リーニエの急所が心臓だとは確定していませんが)
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原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第9話より
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原作:山田鐘人/作画:アベツカサ 漫画「葬送のフリーレン」 第20話より
第10話
冒頭の回想シーン
第10話の冒頭にて、フリーレンとフランメが会話するシーンが、アニオリとして追加されていました。
主な内容としては、魔族が人間を言葉で欺く習性があることのおさらいと、魔族が卑怯なら私達はそれ以上に卑怯な手を使えば良い、ということを伝えるものです。
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原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第10話より
人間の偉い人の服装
フランメが魔族の習性を説明するシーンで、人間の偉い人の服装の例として挙げられた人が、微妙に原作漫画と違っていました。
おそらく街全体の雰囲気がギリシャ・ローマ風だったので、その世界観の服装に合わせたものだと推察しています。
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原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第10話より
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原作:山田鐘人/作画:アベツカサ 漫画「葬送のフリーレン」 第22話より
モフモフな動物
フランメの死後に、フリーレンが長い間ひとりで旅をするシーンで、モフモフな動物の上で寝ているフリーレンの場面が、アニオリとして追加されていました。
原作漫画では、魔物と戦闘したり魔法使いとしての修行をしたりする場面が中心だったので、アニメにあるようなのんびりした場面が追加されていたのは良かったと思います。
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原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第10話より
フリーレンがいた森の近くにある街
同じくフリーレンが長い間ひとりで旅をするシーンで、フリーレンが主に拠点としていた森の近くにある街が、アニオリとして追加されていました。
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原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第10話より
原作漫画では、アニメと違う街を眺めるフリーレンが描写されていましたが、眺めている街の形が勇者一行の凱旋した王都に似ていることから、王都の近くの森にフリーレンが住んでいたと推察できます。
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原作:山田鐘人/作画:アベツカサ 漫画「葬送のフリーレン」 第22話より
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原作:山田鐘人/作画:アベツカサ 漫画「葬送のフリーレン」 第1話より
アニメで王都と別の街を描写した理由としては、おそらくフリーレンが森で生活する上で最低限の物資を揃えるための街が、王都のような大きな都市だと、フリーレンの存在が有名になりすぎるからだと考えられます。
フランメには目立たず生きろと教えられていますし。
魔王城に到達する勇者一行
過去回想でフリーレンがヒンメル達のパーティーに加入したあと、コマ送りで旅の様子を流すシーンで、魔王城に到達する勇者一行の場面が、アニオリとして追加されていました。
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原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第10話より
原作漫画では、椅子に座った魔族っぽい存在と勇者一行が、対峙している場面が描写されていましたが、それはアニメでは描かれていませんでした。
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原作:山田鐘人/作画:アベツカサ 漫画「葬送のフリーレン」 第22話より
髪の毛ごと首を斬るアウラ
アウラが自身の服従させる魔法にかかり、フリーレンに自害を命令されたシーンで、アウラが自身の髪の毛ごと首を斬る様子が、アニオリとして追加されていました。
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原作:山田鐘人・アベツカサ 監督:斎藤圭一郎 アニメ「葬送のフリーレン」第10話より
原作漫画では、髪の毛を斬らずに首を斬っていました。
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原作:山田鐘人/作画:アベツカサ 漫画「葬送のフリーレン」 第22話より
剣の長さを考えると、髪の毛ごと斬る方が、動作としては自然なのと、髪の毛を斬ったほうがより屈辱的な感じが出るためだと思われます。
まとめ
本記事では、アニメ『葬送のフリーレン』第9話・第10話に登場する、アニオリ要素を紹介しました。
他に紹介していないアニオリ要素がありましたら、コメント欄にて教えていただけると有り難いです。
長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。