【葬送のフリーレン】フリーレンの人間理解:概要
漫画「葬送のフリーレン」では、エルフであるフリーレンが、旅を通じて人間を理解していくという、1つの大きなテーマがあります。
勇者ヒンメルの死をきっかけに、フリーレンは人間を知ろうと考え、その後の旅の仲間との出来事を通じて、徐々に人間を理解していきます。
上記について、フリーレンが人間をどのように理解していったかを追うとともに、その旅以前での人間との交流、及び人間について理解したことを、時系列で整理することで、フリーレンがどんな流れで人間を理解していったかを考察したいと思います。
対象は単行本全10巻97話までですので、ネタバレを避けたい方は読むのを止めて下さい。
フリーレンの人間との交流時期
フリーレンの人生の中で、人間と深く交流した時期は主に以下の3つです。
フランメとの修業
勇者一行との魔王討伐の旅
魂の眠る地を目指す旅
これらの時期の出来事を元に、フリーレンが人間について何を学んだのかを整理していきます。
人間理解の範囲
フリーレンが人間を理解する過程として、人間との交流から直接的に学ぶことの他に、本テーマではドワーフや魔族から間接的に人間について学ぶことも含めます。
例えば以下の場面では、アウラがとても人間的ではない言葉を発したのですが、そのことから間接的に、人間が大切にする価値観を再確認した、という事例も今回は含めるということです。
また、人間を理解するといっても、人間一般の価値観や習性を理解することの他に、人間それぞれの個性を学ぶことも含めます。
例えば以下の場面では、フェルンは怒るとすごく怖いことをフリーレンが学んでいますが、人間一般の価値観というよりかはフェルンの個性であり、今回はそれも含めます。
ちなみに、時間が限られているというのは、人間一般の価値観と言えますが、これも当然学んだことに含めます。
いつ理解したかについて
フリーレンがどんな流れで人間を理解しているか、時系列で整理する上で、いつの時点で理解したかを把握する必要があります。
例えば以下の場面では、ヒンメルが人助けの時に報酬をもらう理由が説明されていますが、その理由にフリーレンが納得したからこそ、現代の旅でも実践していると言えるので、このケースは勇者一行の旅の時点で理解したと考えます。
また以下の場面では、ヒンメルから人間に覚えてもらう方法を学んでいますが、勇者一行の旅の時点では言葉で理解していただけであり、現代にて自分の実体験として真に理解したと言えます。
このことから、このケースでは例えば、勇者一行の時点で50%、現代の旅にて50%理解したとざっくり考えます。
この他にも様々なケースが登場すると思いますが、その都度考察して、いつの時点で理解したかを整理したいと思います。
フリーレンの人間理解の詳細
上記の考え方を元にして、フリーレンの人間理解の詳細については、別記事にて時期ごとに順次まとめていき、以下にリンクを貼る予定です。
フランメとの修業
勇者一行との魔王討伐の旅
魂の眠る地を目指す旅
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