【葬送のフリーレン】アニオリ要素一覧:第27話・第28話
アニメ『葬送のフリーレン』は、基本的に原作漫画のストーリー・表現を忠実に再現していますが、幾つかアニメオリジナル(アニオリ)の描写が含まれています。
例えば以下記事のように、アニメに登場する世界地図は、原作漫画よりも詳しく描かれています。
本記事では、アニメ『葬送のフリーレン』第27話・第28話に登場する、アニオリ要素を紹介します。
原作漫画の表現の範囲内で、演出として差し込んでいる描写は、対象外とします。(境界線は難しいですが…)
あくまで私が気になった部分なので、全てのアニオリ要素ではないことは、ご了承ください。
漫画「葬送のフリーレン」の単行本全12巻117話までの記述内容を含むので、ネタバレを避けたい方は読むのを止めて下さい。
第27話
カンネとラヴィーネの距離
カンネとラヴィーネが第二次試験の結果について話している場面で、アニメでは原作漫画より離れた位置で会話をしていました。
これはおそらく、第二次試験を受かったカンネと、落ちたラヴィーネを、空間的な距離によって表現したのだと思います。
そのおかげで、なでなでしてもらいにラヴィーネが近づくという、原作漫画以上のデレも見ることができました。
リヒターとフェルン・シュタルクとの会話
フェルンがフリーレンへの愚痴を一通り吐いた後、シュタルクと共に宿屋へ帰る際に、リヒターと会話する場面が、アニオリとして追加されていました。
追加された理由は色々あると思いますが、特にリヒターがフェルンに「フリーレンの弟子か」と聞いたことに対し、フェルンが言い淀んだことが、追加の理由だと思います。
この時点では、フェルンはフリーレンの弟子であるか言い淀んでいましたが、その後ゼーリエに対し「私はフリーレン様の弟子です」とハッキリ言う場面があり、そこと対比させる意味で追加したと考えられます。
フリーレンの寝言
修復された杖を確認し、その後フリーレンの掛け布団を直すシーンで、フリーレンが「…暗い」と寝言を言った場面が、アニオリとして追加されていました。
これはおそらく、夢の中でもミミックに食べられているのでしょうが、せめて夢の中では、宝を引き当ててほしいですね(笑)
フリーレンにお礼を言いかけるフェルン
第三次試験が始まる前に、昨晩の杖の修復のことについて、フェルンがフリーレンへお礼を言いかける場面が、アニオリとして追加されていました。
フェルンはお礼を言いかけますが、フリーレンが何のことか分かってなさそうだったので、結局お礼は言わずじまいでした。
粉々になった杖を1日で修復したので、自慢してもいいようなものですが、あくまでフリーレンは普通のこととして捉えていることを、表現したかったのだと考えています。
第28話
フリーレンのあくび
第28話の冒頭にて、第三次試験の結果を待っているフリーレンがあくびをしている場面が、アニオリとして追加されていました。
第1期の最終話ということで、第1話のヒンメルを待つフリーレンのあくびと重ねたのだと思われます。
魔導書を手に持つフリーレン
お店の前で果物を落とすお婆さんに対して、原作漫画ではフリーレンは座った状態で見ていましたが、アニメでは魔導書を持った状態で見ていました。
その後に果物はヴィアベルが拾うのですが、アニメだと魔導書を持っていたので、拾わない理由が足された感じで、ちょっとフリーレンに優しい演出でしたね。
間に入るシュタルク
フェルンの特権授与を待っているフリーレンとシュタルクが、レルネンと出会った際に、原作漫画ではシュタルクは奥の方に居ましたが、アニメではフリーレンとレルネンの間に居ました。
これはおそらく、不意打ちに驚くシュタルクなど、シュタルクらしさを描写したかったのだと思いますが、その戦闘へ割って入る姿も描写することで、シュタルクの成長も見せたかったのだと思います。
フリーレンの弟子としてのフェルン
フェルンが「服の汚れをきれいさっぱり落とす魔法」という、伝説級の魔法をゼーリエから貰ったことに対し、フリーレンが「それでこそ私の弟子だ」と言う場面が、アニオリとして追加されていました。
これはおそらく、戦いしか知らないゼーリエやその弟子と比較した発言で、フェルンが「花畑を出す魔法」のようなくだらない魔法も愛せる、平和の時代の魔法使いになっていることを表現したのだと思います。
ザインの旅の様子
最後のエンディングの中で、ザインの旅の様子が、アニオリとして追加されていました。
砂漠っぽいところに居るのも気になりますが、後ろの女性らしい人の存在も気になりますね。
最新の原作漫画でも描かれていないシーンなので、おそらく原作者の監修が入っていると思われます。
まとめ
本記事では、アニメ『葬送のフリーレン』第27話・第28話に登場する、アニオリ要素を紹介しました。
他に紹介していないアニオリ要素がありましたら、コメント欄にて教えていただけると有り難いです。
長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
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