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思いついたらやる、行くが幸福!

2024年も終わります。

タイトルの写真は、今年の10月に思いつきで行った宮古島で、たまたまやっていた「パーントゥ」というお祭りで、「泥を塗られたら厄払い」的なアレで、1回すでに受けていたのですが、結果的に3回泥を塗られました。
3回目の、もう油断して路肩に座っていたらやられた場面です。
耳の穴と鼻の穴にもいただきました。

このお祭り、島の外の方には日程が知らされていなくて、ちょうど一緒に行ったマナブちゃんは15年くらい通っているけど「まだパーントゥ出くわしてないんです!岩井さん一発で行けるの羨ましい!」とのことでした。ありがたや!

こんなに俺だけボケられるの逆にすごいだろ、、

マナブちゃんのおかげもあって、宮古島のめちゃくちゃ綺麗な海も見れて、潜れて、めっちゃくちゃ楽しかった。

思いついたらやる、行くが幸福!

これが、今年の結論でございます。

この宮古島も、地方のワークショップが詰まってる時期に、たまたま3日くらい空いていて、でも疲れちゃってそうだなあとかも思ったけど、
「これ、今行かないと、『いつか行こう』を続けちゃうな」
と、自分への期待の少なさから、予定をぶち込みました。

結果、大正解です。

宮古島には来年、1ヶ月くらい住もうと思っています。

思いついたらやる、行くが幸福!

同じようなことが1月から11月にかけても起こりました。

台湾には以前から行ってみたいと思っていたのですが、やっぱりなにもきっかけがないので、「よし、行こう!」と、なかなかなりませんでしたが、1月にやはり、
「これ、今行かないと『いつか行こう』を続けちゃうな』
と思い、強引に取りました。

チケットを取ってから冷静になり、
「向こうに誰も知り合いいないし、観光ガイドさえ読んでないんだけど」
と思い、ふとこれまた思いつきでtwitterに
「誰か台湾詳しい人教えて!」
と呟いたところ、名乗りを上げてくれた方がいました。

と言うことで、観光もざっくりしつつ、その方(岩澤侑生子さん)のご紹介で、台北の劇場関係者の方にも「ワレワレのモロモロってのをやっておりまして〜」と、パワー英語で自己紹介はしておきました。

そして帰りの飛行機を待っていたところ、電話がかかってきて、
「ヒデト、今年の10〜11月、空いてる?」
となり、結局11月に3週間ほど滞在してワークショップ三昧の日々を送れることになったのでした。

全て予測不能。ただ、断定できるのは、
「行きたいから行く。これを信じた結果、色々起きた」
ということです。

宮古島も台湾も「行きたい」以外の理由、本当になかった。笑

なので、これからも直感を信じて、やってまいります!
みんなも自分を信じてあげて!!いいことあるYO!!

今年は「いきなり本読み!」も絶好調でした。

どの回もめちゃくちゃ楽しかったのを覚えております。

しかしこの「いきなり本読み!」は企画としてまだまだ、伸び代というか、才能があるんですよね。色々試してみると、だいたい面白くなる。

本読みだけでなく、いきなり歌い出す、「いきなりミュージカル!」も試したところ完璧にハマったし、お客さんも本読みに参加できる「お前も本読みシート」も大人気だったし、大盛り上がりだし、なんかお客さん時々異常に上手い人来るし笑

素晴らしい企画です本当に。来年もガシガシ、やっていきます!

劇団の公演もなんだかんだで2回やりました。
札幌のジョブキタ北八劇場と共催で「ワレワレのモロモロ」。

今回もシリアスな話からまさにクソ漏らし話まで、幅広くやってみました。

そして、私岩井の家族の話であり、作家としてどういう方向にするかを決定づけてくれたし、劇団を全国に連れて行ってくれて、さらにはロンドンでリーディングしてもらえたり、韓国ソウル演劇祭で3冠取ったりなどしてくれた作品「て」の最終公演。

もうこれから先は、自分の台本を自分で演出する気持ちがなくて。
僕自身は、せっかく独自に生み出せた「いきなり本読み!」があるので、それを広げていきたい。「いきなり本読み!」は、絶対に演劇界にあった方がいいものだし、みんなもやった方がいい企画なので。


「て」に関しては僕が演出できる分はもう、やり切った感がありますし、他の人に演出してもらいたい。

特に若い俳優さんや演出家さんには、「ギリギリ出来上がった台本で本番をなんとか終える」という経験ではなく、「評価が安定している台本の上で、安心して挑戦する」という経験を積んでほしい。そこに、この台本を使って欲しい。

「おとこたち」や「夫婦」「ヒッキー」シリーズもぜひどうぞ。
来年はその営業資料でも作ろう。みんな、本当にやってね!

今年はワークショップやレッスンもめちゃくちゃやりました。

長野県は上田市と岡谷市にて、福岡、富山、高知、新潟へは、
「ワレワレのモロモロワークショップ」
「ちょっといきなり本読み!」
「マンツーマンレッスン」
のワークショップとレッスンの合わせ技で、主催者さんに負担があまり行かない形を模索しながら広げることができました。

これも1年前だったら考えられないことですね。
多分ここ2年くらいで、お金に強くなりました。

韓国では「ワレワレのモロモロの台本作り」ワークショップをさせていただきました。
あんまり話聞かないで受けちゃったから、参加した方々がもうすでにしっかり賞とか貰ってる作家さんたちだって、ワークショップ始まってから気づいた。「なんかみんなすごいんですけど、、」って。笑

僕の両隣に座ってる女性作家さんお二人は、特に凄かった。

手前の左端にいるメガネの方は、多田淳之助くんとよく一緒にやっとるソン・ギウンさん!

そして台湾では3週間滞在のワレモロワークショップ。

左が台湾の演出家さんの信宏(シンホン)さん、右が岩澤侑生子さん、本当にありがとうございました!

豆花(トウファー)、マジでうめええええです!!ありがたや〜!

台湾のカンパニーも素晴らしかったです。

あちこちでワークショップをさせてもらったのですが、人権意識の高さが目を引きました。
大学生や高校生が「安心して話せる場を作ってもらえたのが良かったです」「私たちの横のつながりを大切にして進めてくれてありがとうございます」という視点を持って参加しているのも、台湾という政治的に複雑な場所ならではなんだと思いました。

今年は本当に、100回くらいワークショップやった気がする。
ワークショップを仕切る組み立てる力がめちゃくちゃ上がったと思います。

通訳さんいれば、世界中どこででもできるわ!!万歳!

ワークショップの派生で生まれた「ライフライティング」も、今年やってみたことの中では、とてつもなく大きな収穫。

「岩井が出す質問に、参加者がノートに答えを書いていく」ことで、参加者さんたちが新たな自分を知っていったり、自分の幸せについてより考えたりする。というプログラム。

これ、マジでみんな受けてみてください。
来年は月に2回ずつ、継続的に開催していきます。

劇場で開催する「いきなり本読み!」の、入門編というか、体験版?BARで開催する「ちょっといきなり本読み!」も、今年の夏前くらいに爆誕しました。これもめちゃくちゃ面白い!これも誰か継続的にやってほしいイベント。

イベントだし、ワークショップだし、ただの遊びだし、でも演劇や演じることの楽しさがめちゃくちゃ詰まってる。

この企画も、僕が司会をやるだけじゃなく、色々な人が司会をやるようになっていけたらと思っています。もうすでに新潟に2人、福岡に1人、司会候補さんがいるので、だんだん広がって行って欲しいなと念力を送っております。

あとは、コーチングの勉強を始めたのも大きかったです。

振り返ってみると、ワークショップや公演をやりながら、コーチングの勉強はずっとやっていたなあと思い、我ながらまあまあタフガイだよね、って思えました。

とにかく、みんなも「思いつたらやる!」は、ほんとやってみて!楽しいことが必ず起こるからさ!

最後に、いつも支えてくれる皆様に感謝です。

公演に関わってくれるスタッフさん、出演者さん、ありがとうございました。おかげさまで大変素晴らしい作品がどんどこ作れました。すごいです。
「いきなり本読み!」のスタッフやキャスティングチーム、そして無茶な演出に応えてくれる出演者の皆様もありがとうございます。
そして三越劇場との出会いも感動的でした。
「いきなり本読み!」のホーム劇場は三越劇場です!!ありがとうございましたですし、これからもよろしくです!
一緒に「いきなり本読み!」をやってくれたCorichさん、ありがとうございます!
ワークショップのスタッフチームもありがとうございました。ほぼ月替わりで新たなワークショップをやろうとする岩井についてきてくれてありがとうございました。かなり様々な実験ができました。
そして、劇団公演や「いきなり本読み!」やワークショップに参加してくれた皆様にも感謝いたします。
皆様が作品を見て感動してくれたり、自分の過去を新たな視点で見てくれたりすることが、僕の命を存在させてくれます。
皆様がワークショップに参加して新たな自分を発見してくれることが、僕の生きがいになっております。

これからもまた「何始めた?」って言われるようなことを、どんどんやっていこうと思いますので、また来年以降もお付き合いいただければと思います!

それではまた!

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岩井秀人
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