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新たな戦いへ(あとがき)

養育費回収が失敗に終わり、次のステップ【強制執行】に移ることが出来ずにいる。

8万円をかけてまで、回収する事に意味があるのだろうか…。
そういう考えが私を支配する。

だって、よく考えてみると
強制執行にかかる費用8万円を支払い、無事に回収できたとしよう。
だけど、その回収した養育費から手数料20%~40%は弁護士さんに持っていかれる。
(とても言葉が悪い)

ただでなくったって奴が娘に支払うと決めた養育費の金額は月額1万円。
支払っていない期間は約16年間。しめて合計金額192万円。
ただ、強制執行の場合は時効になっていない期間の金額を請求する事になる。
私たちの場合は、調停を行なって離婚しているので、時効期間は10年間。
請求できるのは120万円になる。
弁護士さんへの手数料と別途料金8万円を抜いて手元に残るのは64万円。

…進学の足しにもなりゃしない。
身体障害を抱え働いている私のとって64万円はかなりの大金であることは間違いない。
でも、これが娘の将来のための投資金額と思うと…かなり心許ない。

しかも相手が弁護士を立てて、応戦してきた場合
その費用が上乗せされ…。
結果、娘の養育費はほとんど残らないという事になる。

たとえ端金だとしても、割り切って請求した方がいいのだろうか。
毎月忘れずに支払ってくれれば、こんな面倒な事をしなくても良かったのに。
本当にクソでゲスな男に騙されたなって後悔しています。

そして、私の中にもう一つの派閥が存在する。
随分と金のかかる嫌がらせをやっちまおうぜ!っていく勢力がいるんですよ。

それは請求して養育費が請求できなかったとしても、奴に対して社会的制裁を加えると言うこと。
強制執行を行うと、会社に通知され給与を差押する事になる。

つまり、会社に『コイツ、養育費支払ってなくて差押させてもらうから給与金額教えろよ』って通知を出す事ができる。

もちろん、会社側としては従業員に知らせないわけにはならず、結果的に経理とか人事の人から
呼び出しをくらい、【養育費を未払いしている事で請求されている】という事実を会社にバラされてしまうのだ。

恥ずかしいだろうな。そんなくだらないことで呼び出しされて。

で、向こう側が弁護士を立ててもう抗議してきたら撤退する。
ほとぼり冷めた頃に、再度強制執行を行なって会社や勤務先に通知していくという…。

今回で8万円支払って、次の時にまた8万円かけて嫌がらせをする。

いやいや、馬鹿でしょう!?

なので、そんな事はしないと思いますけど。
お金があったら、間違いなくやりますね。

強制執行で請求するのかどうかは、よく考えたいと思います。
ひとり親家庭で8万円は大金なんです。
簡単に支払える金額ではないので、このまま泣き寝入りの可能性もあります。

でも、よーく考えると養育費未払いっておかしな話なんですよね。

養育費って支払わなければいけない物だと思うのです。
ましてや、調停で『支払います。』って取り決めをしているのにも関わらず。

私の元夫のように、娘に対する義務を放棄し自分の好きなように生活をしている。
車はもちろん、バイクを乗り回し休日はゲームセンターへ行き一日遊んでいる。
で、自分がトレーナーを務める運動教室の子供達に入学・卒業・誕生日祝いをプレゼント。

何か問題があってもA市長の愛弟子という立場を利用して
政治的に言いなりになる弁護士をつけて問題解決を図っていく。

自分の責任は放棄して、自由気ままに生きている。

その間、娘は習い事はできず、満足に洋服も買ってもらう事ができず。
友人と一緒に遊ぶ事もできない。
そして貧困が原因で将来の夢も諦めなくてはいけない。
(貧困に関しては私がきちんと働く事ができればいい話なのだけど)

そんなおかしな話があるでしょうか。

海外…アメリカでは養育費は給与天引きが当たり前。
ヨーロッパのある国では、国が立替払いを行なったり、支払いをしない場合は運転免許証やパスポートの取得や更新ができない事もあるそうです。

じゃあ、我が日本は…。
国が養育費未払いに対して積極的に動こうとはしていないんですよね。
強制執行する為の財産請求が第三者によって行いやすくなっただけ。
支払ってもらうために、なぜか貧困に苦しんでいる人がお金を負担して払ってもらう。

『ひとり親家庭の貧困問題について真剣に考えなければならない。』
って言ってますけど…本当に真剣に考えてる?
選挙の為の人気票を集める為なのかなって。

まあ、真剣に国民のことを考えているならば今現在の物価高とか考えると思うんですよね。
海外にお金をばら撒く前に。

まあ、そんな話は置いておいて。

でも、日本でも給与天引きでの強制回収や支払いを拒んだ場合は運転免許証や住居の更新ができないようにしてもいいと思うんですよね。

私の持論ではありますが、養育費未払いは自分の子供への虐待・経済的DVだと思っています。
ちょっと表現が汚くなりますが【種付けするだけして後は放置】
そんな事は許されないと思っています。

私に世の中の法令を変える力があるならば離婚後の養育費に関しては
次のような指針に変えてしまいたいです。

離婚後の養育費の支払い方法は、従来通り。
しかし、未払いが発生した場合は自治体が動く形をとっていきます。

養育費未払いを行なった場合は罰則を決めるべきだと思います。
もちろん、これから養育費を請求する人も、今現在進行中の方も、20歳を過ぎ義務が過ぎたとしても罰金・懲役などの罰則を与え、今まで支払っていない養育費を強制回収を行う。
それが、支払い側ができない場合は国が建て替え税金と一緒に回収していく。
そうすることで自治体への負担も軽減できる。(多分)

また、養育費を支払いを行なっていない物は運転免許証・パスポート・新規住宅の契約や更新を一切できないように他の自治体に共有。

そうすることで、逃げ得を防止していく。
支払いが終わるまでは、旅行はもちろん引越しする事もできないようにするというもの。

私が考えている法案はかなり厳しいと思います。

でも、それだけ簡単に養育費を未払いして責任逃れしている人間が多くいるという事なんです。
簡単に養育費未払いをさせない法律が制定すれば、ひとり親の貧困はもちろん、養育費が支払われることになれば、必死に時間ばかり無駄にする勤務しなくても済むし、ひとり親のキャリアアップをする事ができる。そして、子供が将来の夢を諦める事なく勉学に励むことが出来るようになります。そうすれば日本の就職率、特に非正規雇用が減ると思うんですよね。

根本から改革をしていかないと、この問題は解決しないと思います。
署名活動とかこれから積極的に動いて、意見を働きかけようと思います。
(仕事があるので、ちょっと大変かもしれないけれど)

私は、今回の養育費回収諦めることになりそうですが
資金体力がある方とか、時効時期がそんなにない方は諦めずに
お子さんの将来の為戦っていただきたいなって思います。

養育費回収に尽力していただいた弁護士さん。
たくさん話を聞いてくれて励ましてくれた職場の仲間。
メンタルやられてしまっている時に助けてくれた姉や娘。
そして、今私の話を読んでくれている皆様。
いいね!やフォローしていただいて本当に励みになり力になりました。

友人の体験談を今現在書き起こしている最中なので、またお付き合いいただけると
ものすごく嬉しいです。

それでは、また。
ご縁がありましたら。

                                  2023/09/21      播磨

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