若竹の杜~若山農場の観光竹林【宇都宮市】
【若竹の杜~若山農場が公開している観光竹林】写真の竹林がある宇都宮の若山農場は、そもそもタケノコと栗の生産農家である。先祖が1670年にこの地に移住し不毛の地を開拓し初めは米を作ろうとしていたが水がなく他の作物を作ったそうだ。(宝木堀という二宮尊徳の指導の下にほった用水路がある。)今は東京ドーム5個分とか。以前の当主が大学で近代農業を学び戦後は竹と栗の栽培を全国に広めた。春の筍、秋の栗、冬の竹を全て利用したそうだ。現当主は竹の植栽に力を入れ、今ではヒメアケボノモウソウチクが都市空間にあるとのこと。この農園では、孟宗竹、金明孟宗竹(黄色い外見に緑の縦線)、亀甲竹、真竹、曙孟宗竹、姫曙孟宗竹、仏面竹を見ることができる。金明孟宗竹は不思議でいいなあと思った。ブランコやカフェ、竹灯籠やライトアップもあります。ー北海道には竹も筍も無い。クマザサは沢山ある。(姫タケノコとか根曲がりタケノコという小さいものを筍という道民はいる。母はササノコと言っていた)。九州に住む前までは身近に植物としての竹が無いので竹林に憧れがあった。すうっと上に伸びる姿の群集が素敵に見えた。九州に住んで初めて筍ほりをして思っていたよりずっと大変なのを実感した。また、どうみてもちょっと大きめの竹の輪になっているもの(食べられるのか?→食べてみて美味しかった)を調理して売っているのを博多温泉で見た。八女市黒木町では増えすぎて困っている竹を竹炭にしている工場を見学し、大分県竹田市では、竹工芸(竹の芸術作品)と専門の作家がいるのを知った。WSで竹の何かを作ったことはあるし、節のところで切った生竹を家に持って帰り、カビをはやかしたこともある。今では竹工芸作品や竹炭はほしいと思うし、写真の竹林のように手入れの行き届いた観光竹林は好きだ。ー竹林にいるなら漢詩のひとつも作り吟ずるのがいいのかと思ったが、勉強不足の身ゆえ、そんなことはできぬ。かわりに竹構造ぶらんこに乗った。…ここに竹林文庫と温泉があれば一日のんびり居られるなあ。