IWAI OMOTESANDOが手掛ける新しい「母の日」のかたち vol.3
「今年の母の日は、
みなさんどんな時間を過ごしますか?」
IWAI OMOTESANDOでは母の日に併せて、今回「母の日の体験型ギフト」をIWAI OMOTESANDOで結婚式を挙げた3組の親子へトライアルで実施いたしました。
この体験型ギフトは、IWAI OMOTESANDOプロデューサーが、親子が誕生してから今日までの事をヒアリングし、その内容をショートムービーにまとめてお二人へプレゼントするという内容です。
この3組のストーリーを連載しており、本日は最後の3組目のストーリーをお届けします。企画の背景や1,2組目のストーリーはこちらをぜひご覧ください。
今回のストーリーは、IWAI OMOTESANDOのプロデューサーの梅崎とIWAIクリエイティブディレクターの今村も交えて聞いてみました。
明後日に迎える「母の日」をどうしようと考えている方、また既にプレゼントを贈ることを決めている方も、ぜひ考えるきっかけにしていただけると幸いです。
story3〜朝紗子さんとお母さんのふたりの記憶の物語〜
ー朝紗子さんとお母さんについてお聞かせください。
お二人とも関西出身で、親子でありながら友達のように距離の近い関係のように感じました。
母の日、誕生日、結婚式などの節目には、娘の朝紗子さんからは素直な気持ちを伝える事を心掛けていたようです。ですが、お母様からは『28年前に朝紗子を産んだ母に乾杯!』というように、関西ならではのノリを含んだ返信がくるのが、お二人のいつものやりとりでした。
実は、朝紗子さんは7月に出産を控えており、妊娠をきっかけに、お母様の存在感が変わっていったとお話くださいました。感謝の気持ちはある、けれどまっすぐ素直になったり受け取ったりするのは少し難しい、そんな距離感のお二人でした。
ー実際にお二人それぞれにヒアリングしてみてどうでしたか?
朝紗子さんは、妊娠をきっかけにお母様の見方が変わってきたとお話くださいました。
おなかの中にいるのに芽生えてくる我が子への愛おしさや、はじめての経験への不安な気持ちなどを味わううちに、お母様への言い表せない感謝の気持ちが生まれてきたそうです。
『お母さんもこんな風に愛情をかけて
私を産んでくれたんだ』
と、知らなかったお母様の気持ちを追体験しているとお話くださいました。その中でも印象的だったのは、
『お母さんにはもらってばかりで、敵わない』
と涙ながらにお伝えくださったことです。今だからわかるお母様からもらったものを、時折涙を浮かべながら思い返しているように見えました。
一方お母様は、朝紗子さんが初めての子育てだったこともあり、ちゃんと育てなきゃと必死だった当時の気持ちをお話くださいました。「適当に育ててしまったのよ!」と笑いながらも、「もっとお母さんらしいことをしてあげられたらよかった」と、少し不安げな声色で漏らしていた様子が記憶に残っています。
また、お母様ご自身も、朝紗子さんの妊娠をきっかけに、親子関係が変化していることを実感していたようです。娘さんのお腹が大きくなるにつれて思い出すのは、忘れていた当時の自分の記憶だそうです。
つわりが辛かったこと、右も左もわからず不安で眠れない日々だったこと、言葉にできないくらいの感動あったことなど、当時の様子を思い返すように、愛おしそうにお話くださいました。
『だからこそ娘が子育てで悩んだ時は、
なんとかなるわよ!って励ましてあげたい』
と、娘の朝紗子さんを想う姿が印象的でした。
朝紗子さんの妊娠をきっかけに、親子の距離が変わりつつあるお二人。
今回はその想いを伺って、お二人が語った言葉でショートムービーを作成いたしました。できる限り、お二人がヒアリングの時に話した言葉の温度感を残して編集をしています。(※noteでは動画の一部を記載いたします。)
-朝紗子さんからの言葉
- お母様からの言葉
ー動画を見た後のお二人の反応はどうでしたか?
動画の途中から涙を流されていた朝紗子さん。
『これが全部母の言葉なんて信じられない』
と、涙ながらに伝えてくださいました。
特に意外だったメッセージを聞いてみると、それぞれ違った回答が返ってきました。「仕事のことはこんな風に思ってるなんて知らなかった」と話す朝紗子さん。
「お母さんに敵わないと思ってくれてるなんて知らなかった。手探りの子育てだったから」と驚くお母様。
普段交わしたことのない会話に戸惑いながらも嬉しそうな表情を隠しきれないお二人の姿が忘れられません。
最後に、体験者の朝紗子さんからいただいたメッセージを引用いたします。
28年間生きてきた中で、母からあんなにストレートな言葉を聞いたのは初めてで(本当に普段、茶化したりダメ出しばかりなんです!)、恥ずかしくも、でも嬉しく、忘れられない日になりました。
一番近くにいて、長い時間を過ごしてきたはずなのに、今日のムービーに出てきた言葉から、母の新しい一面を知ることができた気もします。
これまでもらった愛情を、今度は私の娘に伝えながら、母にもたくさん親孝行していきたいと思います。きっとこんな機会がなければ、母の本音、ずっと聞くことがなかったと思います。
ステキな機会を、本当にありがとうございました。
新しい家族が誕生することをきっかけに、変わる親子の距離感があるということ、知らなかった部分を知れることで、さらに深まる関係があるということを改めて感じた体験でした。
また、これから生まれるお子様と3人でまた新たな幸せを更新していく、そんな光景が見えたような気がしました。
お二人の日常風景は変わらないのかもしれませんが、いつもより少しだけ素直になれたり、優しくなれたりする変化を起こせていたら嬉しいです。
ー心あたたまるストーリーですね。歳を重ねお母さんと人生を深められるのは、とても素敵だなと感じました。今回で連載は最後となりますが、今回の『母の日』の企画のポイントや感じた価値は何だったと思いますか。
(今村)
1,第三者の介入による本音の引き出し
2,言葉に集中するためのクリエイティブ
3,会話のための場づくり
この3つがポイントになり、この要素があったからこそ3組とも『本音で話せた』んだと思います。今までしてこなかった会話が生み出されたことで、深い愛情が生まれていたと思います。
(梅崎)こんなに近い関係なのに、知らないことがあることに、驚く人が多いような気がしました。ヒアリングの時は、お互いが想像している以上に素直な気持ちで語られることが多かったです。また動画上映後、お二人と私で話す機会があるんですが、そこで更にお互いの気持ちが通じ合い、また深く知れるという効果もありましたね。
ーなるほど。いつもは恥ずかしかったりして伝えきれないことを、第三者が入ることで、本音を引き出せているんだなと感じました。その上で、今回結婚式ではなく季節のお祝いごとを捉え直したこの企画を通して、感じたことはありましたか。
(今村)私たちは、改めて関係性を更新し続ける存在の傍にいたいな、と思いました。親だから分かってよとか、女の子なんだからこうしなさいとか、そういうあるべきに縛られる関係性って不自由だなって思うんです。だから、関係性は自由に定義していいというか。そのために私たちが存在し、共に時間を過ごしたいなと思います。
(梅崎)これから世の中のお祝いごとの切り口を変えていこうとしていますが、『母の日』は世間からしたら、お祝いではないことに気付いたんです(笑)ですが、企画を進めていくうちに親子の関係性を更新するには、絶好のチャンスだと確信に変わっていきました。だから節目ごとに、丁寧に想いを馳せて、伝えてみること、その習慣の隣に私たちはいたいなと思います。
(今村)そうだね、特別な日だからやってみるという人の背中を押せたら幸せだね。
ーお祝いの日を自分にとってどんな日なのか、捉え直すかだけでも意味がありそうですね。私も母の日にプレゼントだけでなく、少し想いを馳せてみようと思います。
母の日企画:梅崎 有紗 , 今村 真帆
インタビュー: 真野 瑞菜
他2組のストーリーはこちら↓
この記事や連載を読んで、母の日に何かしようと思ってる方の後押しになっていますと嬉しいです。皆さん、今年も素敵な母の日をお送りください。素敵なストーリーで溢れること、楽しみにしています。
IWAI OMOTESANDOでは、これからもこのような機会をお届けしていきます。
また、IWAI OMOTESANDOのことが気になった方やお祝いについて相談がしたいという方は、是非ご気軽にLINEのアカウントよりお問い合わせくださいませ。
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