疑似コーヒー

 1日に世界中で20億杯のコーヒーが消費されているようだ。これを賄う為のアラビカ種の樹木の生産は、気候変動と大規模な森林伐採の為に出来なくなると言われている。ブラジルにおいては88%の土地が消失するとある。即ち20年後は、私達はコーヒーを飲めなくなるという計算だ。そこで大手6社の企業がバイオテクノロジーと食品科学を駆使して、「疑似コーヒー」の生産に乗り出しているという。具体的には、「マーガリン」のコーヒー版という訳だ。
今日、「疑似バター」を誰もが自然に受け入れている、疑似コーヒーもそうなるという訳だ。味覚も遜色ないものに開発されるだろう、そして気候変動の抑制に一役買うことになるとしたら誰も躊躇いを覚えなくなるだろう。
私的に問題を感じるのは、煩わしい誤解をなくす為に、当然そうなると思うが別呼称で商品化することを望んでいる。


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