クルーズ船は運行を停止せよ
13日、206人を乗せたクルーズ船はグリーンランドで座礁した。比較的近くにいた漁業調査船の支援を受けて14日には離礁に成功したと報じられている。近年特にグリーンランドの氷床は海水温の上昇にともなって融解の一途をたどっている。グリーンランドで解ける氷は世界の海面が上昇する最大の要因になることぐらい、考える以前の問題として判ることである。
調査隊研究者が警鐘を鳴らしているにも関わらず、その溶解を良いことに観光を企画する旅行会社、観光客は、能天気に自然崩壊を楽しむ、これは地球に対する破壊行為と同じである。
直ちに、グリーンランドへの侵入は特定の関係者に限るべきである。グリーンランドはデンマークの自治領であるが、開発と現状維持派に分かれている。国連が介入して地球規模からみてのグリーンランドの姿を模索する次元にきている。呑気に観光気分で観ている場合ではない。