クリミアの外国資産を「国有化」
3日、クリミア半島にある「外国の」資産を国有化し、その資金の一部を兵士の支援に回すと発表したことが報じられている。1月23日、英フィナンシャル・タイムズが報じた、『欧州連合(EU)のミシェル大統領は制裁で凍結した3000億ドル(約39兆2000億円)に上るロシア中央銀行の資産をウクライナ復興に活用する案を検討するよう加盟27カ国の首脳に求めた』。この表明に対する対抗策を先取りしたものだろう。
既にカナダはオリガルヒの資産を没収してウクライナ復興に転用することを可能にしている。ミシェル大統領の提案は、ロシアとの長期戦を睨み、街の再建を進めなければ国民の市民生活は戻らないという希望を託したものだろう。