ネーミング・ピーピング
『思考の覗き穴』
この記事は名トアドベントカレンダー2023という企画に参加しています。説明は前に出した記事に載せたので、割愛!
名前の作り方
ラジオだけで終わるとあんまり記事って感じがしない気もするので、追加で真面目な名前作りの話でもしますね。ちょうど第六回公式戦という大きな大会も迫っているので、自分の名前の作り方を整理してみようと思います。
ただ、この記事がアドベントカレンダーで正式に公開されるのは12/23日です。
第六回本戦の締め切りが12/22なので、アドベントカレンダー主催と偶然私のnoteを覗いた人しか参考にはできませんね……まあいっか!実際、他人の名付けって法則性とか理論が分かってもそのまま取り入れるのは難しいと思いますし、エンタメ感覚で読んでもらえれば幸いです。
自分が辿りがちな思考の道筋をパターンに分けましたが、実際はこれらのパターンが同時に進行したり、一ヶ月前に中途半端に作っていた別パターンの名前を他の方法で完成させたり……ということが多いです。
後付けで考えた型でしかないので、そのときの自分のやりたいように作っちゃうのが一番楽だと思います。逆に普段自分が作らないタイプの名前を作りたい!ってときは方法を変えてみるのもいいかもしれませんね。
また、この名前作りの行程には「名トである程度戦えるような名前にする」という意図が常に絡んでいます。つまりバトルができそうな名前になること前提で作っているってことですね。そこは注意してください。
そのため、「良さ」や「萌え度」なんかを競う大会向けに名前を作る場合は使用する言葉なんかが変わってきます。考え方のルーチンはそこまで変わらないのでそのまま流用できる部分もありますけどね。
パターン1:使いたいフレーズ・要素がある場合
このパターンが一番多いですね。フレーズと要素については別々に考えた方がいいかもしれません。
・使いたいフレーズがある
使いたいフレーズ、のフレーズとは?具体的に言えば、
『逸天輝星』
『彼女は希望の声を聴く』
おとなりの宇宙人
魔導写真家
【おやすみなさい、わたしの世界】
『眩み潰す二番星』
みたいなやつです。(こう並べると宇宙関連ばっかりだ)
四字熟語のもじりであったり、韻を踏んでいるもの、言葉を接続しているもの、聞いたとき(見たとき)に「おっ?」と引き留めるようなもの。
こういうのは基本的に『二つ名』にすることが多いです。名前として並んだときに一番初めに目に飛び込んでくる部分ですし、言い切りの形を取っているためそのキャラクターの別称としておさまりが良いというのが理由ですね。
ここに並べたのは二つ名として完成させた後のものですが、初めに頭に浮かぶフレーズはもっと簡素なものです。今回は『眩み潰す二番星(ロンリィグローリィ)』をどのように使ったか書いてみます。
まず初めに浮かんだフレーズは「ロンリィグローリィ」の方です。
韻を踏んでいて気持ちがいい。グローリィという言葉の意味は光り輝くなどきらびやかでかつ光属性の能力になりそう。ロンリィの部分はキャラクター性を補填する部分になるでしょうか。浮かんだ時点でかなり「使える」フレーズだと思いました。
さて、このまま「ロンリィグローリィ」を二つ名に使ってしまうのも悪くはないですが、正直あまりインパクトがないですよね。
個人的に、カタカナのみの二つ名というのは軽すぎると感じます。キャラクターとして地に足のついたものにするならもう少し重厚感が欲しい。では、他の二つ名のルビとして使ってみよう、という考えに至りました。
「ロンリィグローリィ」のリズムのある読みやすさ、韻を活かすなら「読み方」として使い、二つ名の方で情報を付け足すようにするのが最適だ、と判断します。
まず四字熟語を使ってみよう。四字熟語は漢字四文字で構成されており、パッと目に入った時のリッチさ、まとまりの良さが印象的です。
漢字三文字だと少し字面として物足りない。これはルビの部分が長いほどそう感じると思います。三字熟語にルビを振るならば4~5字のカタカナ一単語が最適でしょうか。
漢字五文字だと間延びした見た目になってしまう。それらに比べ、四字熟語は扱いやすく見栄えが良い。これは世の中に四字熟語が多い理由でもあると思います。意味をまとめ、かつ読みやすくする最適解が四字熟語なのでしょう。
ただ、使いやすく安定感がある反面、フレーズとしての意識の引き留め力はさほどではないと感じます。奇数字の方がアンバランスで目に留まりやすいですからね。まあ、ここら辺はあんまり意識して作るほどのものではないですが……
話を本題に戻します。「ロンリィグローリィ」に私がとりあえず付けてみた四字熟語は以下のものです。
『単独極光』
まず「極光」という漢字はかっこいいですよね。意味としては「オーロラ」となり、神秘的な印象も付与されます。また大気圏近く、遥か空に浮かんでいるため「ロンリィ」という意味合いにも合致しているような気がします。
「単独」はそのまま孤独を表現していますが、名トにおいてキャラクターは基本的に単独で戦闘します。私は「これまで独りでいた、独りで戦ってきた」という情報を付与するのは格の上昇、戦い方の熟知、それらの印象によって戦闘力の底上げになると判断しているため、「単独」を付けてみることにしました。
「単独=ロンリィ、極光=グローリィ」というルビにも違和感がなく、スッと入ってきやすい二つ名になりました。「単独直行」という正式ではありませんが、それなりに四字熟語として使われる言葉のもじりにもなります。
しかし……
物足りないよ~~~!
と心が叫んだためボツとなりました。
具体的な理由を上げると
・戦闘方法が分からない、せめて攻撃的な言葉が欲しい
・結局なんでロンリィなの?私が納得できない
・ちょっと前に光を使って戦うキャラ出しちゃったからな……
・『白夜極光』すぎるかもしれない
・必殺技が思いつかない!
こんな感じですね。で、この二つ名は長らくメモに埋められていました。この二つ名が日の目を見たのは最近の「ダマスカス杯Ⅱ」という宝石などをモチーフにした名前を作る大会でのことです。
ここで私に回ってきた宝石が「モアサナイト」という宝石。ダイヤモンドに構造が似ていますが硬度が少し劣り、色は透明から黒~緑系統。しかしダイヤモンドよりも靭性があり強度面では上回り、さらに光のきらめきを作り出す分散度はダイヤモンドの2.5倍!つまりダイヤより打たれ強くキラキラの宝石ってことですね。
このモチーフの力を借りて「ロンリィグローリィ」を活用することにしました。先に出した「単独極光」をボツにした問題点を解消しています。
・なぜ「ロンリィ」なの?
→「モアサナイト」はダイヤモンドの偽物として捉えられることもある。また、天然のモアサナイトは隕石からしか取れないため希少。
→→ダイヤモンドに劣る「二番手」だから「ロンリィ」というキャラクター付け。また、あまりの輝きに疎まれている?
→→→二つ名に二番手要素を入れよう!二番手、だとそのまますぎるため隕石要素もからめて「二番星」にしよう!合わせて二番の形容に使用される「銀」もイメージカラーにしよう!
・戦闘方法は?
→やはり輝きによる攻撃、という軸はずらせなそう。輝きによる攻撃をどのように表現する?
→→「銀」から「銀の弾丸」を思いつく。光を飛ばす?なら「矢」の方がイメージに近いか。かなりビームだ。
→→→ビームを出すなら「瞳」が良い。銀色の瞳から光を出して戦うキャラにしよう。光で目が眩んで見えなくなる……視界が白く塗り潰される……「眩み潰す」だ!
・必殺技は?
→戦闘方法が分かったため作れる。銀の矢のようなビームがコンセプト。
・『白夜極光』すぎる
・ちょっと前に光を使うキャラ出しちゃった
→漢字を変えたので解決、時間がかなり経ったのと攻撃方法で差別化。
これですべての懸念点を解決!完成した二つ名、および名前がこちらです。
『眩み潰す二番星』"銀眸" ディアブロ・モナ
「眩み潰す=グローリィ・二番星=ロンリィ」になっていますね。二番星=ロンリィの部分に関しては見ただけではまず伝わらないと思われますが、こういうのは自分の中で納得できるキャラクターが生まれるかどうかが肝心なのでね。まあ自己満足7割って感じで作ると楽しいですよ。
一番星であるダイヤモンドすらもその輝きで塗り潰してしまえ!という願いを込めました。フレーズから作るっていう流れからは若干逸れましたが、行き詰ったときは他に色々な要素を掛け合わせて作るとうまくいくことがありますよ。
・使いたい要素がある
要素、と一言で言っても
・「このイメージソングにピッタリのキャラクターを作りたい(要素:イメージソング)」
・「ベニクラゲを要素として不老不死のキャラクターを作りたい」
・「アルゼンチンの山を要素としてキャラクターを作りたい」
・「有名な小説・映画の人造人間『フランケンシュタインの怪物』を要素としてキャラクターを作りたい」
など、要素の扱う概念は幅広いです。
私のオススメは生物の形・名前・生態をそのまま使用すること、また古典作品のキャラクターから要素を拝借する方法ですね。
この方法の利点は完成形のイメージが付きやすいこと、他者にそのモチーフが伝わればどのように行動し、どのように戦うのか想起させやすいという点にあると思います。
例えばデンキウナギを要素としたキャラクターを作れば、おそらく電気を利用した攻撃が可能という設定が生まれるでしょう。特に意識せずとも生存戦略に戦闘方法が組み込まれている生物を使えば、自然と「戦えるキャラクター」が生み出されるので思考のコストも少なく済みますね。
実際に過程を追ってみると分かりやすいので、今回は「デンキウナギ」を要素としたキャラクターを作ってみようと思います。
さて、使いたい要素が決まったらまず何をすべきか。
それはwikiを読むことです。
流石にインターネットで調べないとどういう要素なのか分かりませんからね。
Wikipediaに書いてある内容を鵜吞みにするのはよくないよ!という意見が多方面から飛んできそうですが、別に論文を書くわけでもないので情報の正確性なんて適当でいいと思います。
むしろ、世間で言われている謬説の方が面白かったり、アイデアとしては膨らませやすかったりしますからね。Wikiは特に専門的ではない不特定多数が編集するため「おっ!この生物のこういうとこ面白いな!」がそのまま載っていることがよくあり、流用しやすいです。
ではデンキウナギの持っている使えそうな要素を書き出していきましょう。
・強力な電気を発生させて獲物を気絶させて狩りを行う電気魚
・電池の発明にも繋がった
・属名が「琥珀」+「運ぶ」で、琥珀の要素も使えそう
・空気呼吸を行うため陸上でもギリ生きられる
・電気器官は主器官、ハンター器官、そしてサックス器官からなる
→「サックス器官」はサックス(楽器)とかけられるかも
こんなもんでしょうか。もっと念入りに読めば取り入れられる要素もあるかもしれませんが、こういうのは凝り出すと終わりがないため軽くいきましょう。
さて、ここで拾えた要素をどう活かしていくかがカギですね。
「琥珀」を使うのはモチーフ過多になってしまうかもしれませんが、キャラクターとして綺麗になりそう。ウナギって竜みたいですし、いっそのことドラゴンにしてしまうのもアリですね。サックス器官に関してはサックスが金管楽器で電気を通すというところが好ましいですが、「デンキウナギ」と「サックス」は隔たりがありすぎるでしょうか……
今回は「電池」と「琥珀」を使ってみることにします。琥珀には静電気を溜めこむ性質があるので、電池の電気を溜める部分と重ね合わせてみよう、というアイデアですね。
ここで悩ましいのが、人間にするか、否か。人間の方が戦闘のイメージがありますし、電気というものを工夫を交えつつ自由に扱えそうなのも人間です。それに、ありのままのデンキウナギすぎると、基本陸上戦が想定される名トにおいてあまりにも不利です。
しかし、「デンキウナギ」というモチーフを活かすならばウナギ要素がないと物足りない。電気を操る人間というのもなんだかんだでありきたりな気がします。
うーむ……
そうだ!魚人にしよう!
「デンキウナギの魚人」で、「琥珀を利用した電池の器官」を持っているキャラクター。ここまで決まりました。
追加で色々調べていきます。当然インターネットで。琥珀のWiki、静電気のWiki、電池のWiki、魚人のWiki……もちろんPixiv百科事典なども。魚人は妖怪や伝承の要素が強いので、「水妖」とか「マーマン」とかの一言で表現できるのもいいですね!
(すみません、ここで魔物娘図鑑を読みに行ってしまった)
あとはもうひたすら詰めていく段階ですね。ちなみにルビなどに使用する英語は大体DeepLにお願いして作ってもらっています。英語、分からない。
琥珀電池、琥珀の心臓、静電器官、帯電……
『琥珀の心臓(エレクトリック・イール)』みたいにそのまま突っ込むのはどうだろう……?
エレクトリックブルーという言葉もある。水生生物と青で相性が良いかもな……
オアンネスという半魚人の神が使えるかも。電気も文明だし……
「琥珀」は要素として本当に必要だろうか?邪魔になってきた。「電池」も戦闘する上では「底がある」という点に着目されて「使い切らせる」方向で攻略されてしまいそうだ。
第一案
"琥珀の魚神" 蓄電鰻のオアンネス・ボルタ
……「の」が二つ入ってるのが気にくわない。鰻をそのまま使うのは微妙かもしれない。でも神要素が入ってるのはシンプルに強力だ。必殺技も神話から持ってきやすいところがある。「ぎょじん→魚神」という遊びも悪くない。「琥珀」と「電池」がなかなかうまく組み合わさってくれず、この段階で諦めつつある。
第二案
【ぬかるむ電液】"魚怪" 雷八目
ちょっといいかも。見た目のイメージが怪物としてまとまったためしっくりくる感じがある。ヤツメウナギでウナギであることも示せているのがGOOD。「魚介→魚怪」だ。若干フルフルすぎるかも?イメージはギギネブラ+フルフルで、ずっと帯電した粘液を出している感じ。色は真っ黒で所々に胴体に気孔みたいなのがある。
第三案
《海原駆ける電波》『紫電Radio』発信者 河底出身 鰻人
かなり好き。正直強そうではないけど、魅力的だ。川から来たデンキウナギの魚人が海に向けてラジオを発信しているというのは夢があるなあ。名前だけで田舎から出てきて大成したんだろうな……って分かるし、応援したくなる雰囲気がある。
第四案
《落雷を封ずる心臓》刀電竜 ギュムノートゥス
魚人というルートを外れて戦力増強の方へ。電気から雷神であるゼウスを引用し、パワーを付けた。デンキウナギを使用して「雷魚竜」のようにしても悪くはないが、ライギョとラギアクルスの存在が気になったため、デンキウナギ族の俗称である「ナイフフィッシュ」から刀電竜という言葉を作った。ギュムノートゥスという名前はデンキウナギの科名から借用。初めに言っていた「魚人」「電池」みたいなところを捨てた結果強力な名前が完成した。ポケモンのパーティの作り方みたいだな。
以上、こんな感じで要素から名前を作ってみました。実際に私が選手として送るのは第二案か第四案だと思いますが、個人的には第三案みたいなキャラクターが好きなんですよね。良かったらみなさんが送ってやってください。
パターン2:作りたいキャラクター像がある場合
これは分かりやすいですね。萌え杯など戦闘力以外の良さを追求するキャラクターを作る場合、この方法がまとまりやすくて便利です。
強いキャラクターを作ろうという場合でも、戦闘方法がイメージできているキャラクターを作り出せば強力になるはずです。(正確に意図が伝われば、の話ではありますが)
この方法は簡単に言えば「自分の中に既にイメージのあるキャラクター」を言語化するだけなので、ゴールとなる完成形が最初から見えているのが良いですね。自分の好きなキャラクターが作れるという点も好ましいです。自分の中の好みが明らかに偏っている!という人はこの作り方をしていることが多いんじゃないでしょうか。
既存の人気キャラクターから雰囲気を吸い上げれば応援されやすい性質のキャラクターが作れるかもしれません。流石に能力や名前そのままだと劣化コピーになりかねないのでよろしくないと思いますが……腕の見せ所ってやつですね。「ステレオタイプ」にどこまで従うか、どこまでハズしを行うか。共感と意外性の隙間を狙いましょう。
難点は自分の中にイメージが無ければ手を出せないというところ。イメージの輪郭がぼやけていると、作っている途中で迷走しかねません。
あとは言語化の難しいキャラクターがいるところですね……「元気」「炎使い」「少年」みたいな簡素なイメージのキャラクターならいいんですが、「目が死んでいる」「お嬢様の世話係兼護衛である」「過去に人を殺している」「男装の麗人」「特殊能力はガラス」みたいなキャラクターを作ろうという場合、どうすればいいんだ!となりがちです。(これでも要素としてはまとまっている方だと思います)
工程まとめ
① 要素を書き出す
② 要素を表現できそうな熟語、言葉を探す
③ 組み合わせて名前にしていく
① 要素を書き出す
私がこの方法で名前を作るときは、まず自分の求めている要素を書き出すことから始めますね。イメージを固めるための工程です。この工程が無くとも既にイメージができている場合はすっとばします。「糸目のイケメンで狐の妖怪でイメソンがシャンティのうさん臭いお兄さん!」ってイメージがあるなら書き出す必要はないですからね。
今回は先程出した要素の「目が死んでいる」「お嬢様の世話係兼護衛である」「過去に人を殺している」「男装の麗人」「特殊能力はガラスの操作」のキャラクターを作っていこうと思います。
② 要素を表現できそうな熟語、言葉を探す
楽しい反面終わりのない工程です。連想類語辞典:日本語シソーラスなどを駆使して言葉を探していきます。
・「目が死んでいる」
力のない目、冷徹な眼差し、笑わない瞳、無関心、醒めている
・「お嬢様の世話係兼護衛である」
お世話役、護衛係、忠臣、右腕、後ろ盾、教育係、身辺警護
・「過去に人を殺している」
殺人犯、血濡れた手、元殺し屋、死神の手、呪われた身、過去の黒い影
・「男装の麗人」
スーツ、紳士服の麗人、ヴィクトリア・サヴス、名前が女性で男性装
・「特殊能力はガラス」
ガラス→玻璃、針となる玻璃、ステンドグラス、切子ガラス→斬虎硝子
③ 組み合わせて名前にしていく
最後。一番難しい工程ですね……ここで完成しなければ②に戻って言葉探しを続けるか、①まで戻ってイメージの再構成を図るべきでしょう。
練って練って……完成!
"醒めた瞳の執事嬢" 影に濡れた手 斬虎硝子
私の場合こんな感じになりました。ガラスが能力ってよりはガラスの剣士みたいになりましたね。
この方法でやることは先の「使いたい要素がある場合」とあまり変わりません。なぜならキャラクター像というのは要素の掛け合わせで作られているからです。要素が多く、下手に削ったりできない分自由度は下がりますが、適当に要素を合体させていくだけでシルエットが浮かび上がってくるため制作にかかる時間が短いという利点もあります。
パターン3:なにもアイデアが無い場合
締め切りに追われている!でも本当に何も思いつかない!という状況が、名トをやっているとよくあります。一旦漫画を読んだり動画を見たりと、別ジャンルの概念を摂取することでポンと思いつけたりするのですが……
もう大抵のネタは使ってしまった!という場合はランダムに頼るのがいいですかね。Wikipediaなどの百科系サイトにはランダムなページに飛ぶ機能があります。
また、よりオススメなのがFrog96様制作の『ランダム単語ガチャ』というサイト。高度語である4~5くらいで回すと知名度が低くネタとして被らない言葉が見つかるはずです。基礎語も同時に出た言葉と組み合わせると思いもよらぬ動詞が創作できたりして可能性があります。同作者の『ブレストマシン』や『キャラデザお題ガチャ』などもいいですね。
よ~しガチャいくぞ!うおおおおおおおおおおお!
飛揚する"逆さ富士" 遠隔操作破壊槌『堅ヶ峰』
神の名前ができました。大"山"事ってところだね。
おわりに
長々と書いてきましたが、結局自分が楽しく作れる方法で名前を作るのが一番だと思います。思いつかなかったら名前作りを中断してもいいです。別に義務でもなんでもないので。
必殺技についての論考とか、仮想敵を設定してキャラクターを練り直す工程とかについては今回は省きました。なぜなら書くのが面倒だったからです。
というか私も面倒なのでそんなことほぼやってません。仮想敵の一つに自キャラの『剥地の巨大剣』ダマスカス嬢 がいるんですが、彼女に勝てる!っていうキャラクターを送っているかと言われれば全くそうではないですからね。
他の仮想敵には別作者の命動する肉の浮城 超弩級生物戦艦「海帝」がいます。ほ~んと、強いんだこの名前たちが。
みなさんもよければ「こうやって名前を作っているよ!」みたいな記事を書いてみてくださいね!
傾向を学習しに行くので。
岩戸でした。
最近よく聴いてるからこれがイメソンのキャラ出すかも