5社合同オンライン記者勉強会を開催~広報の”横のつながり”について考えたこと~
先週5社合同オンライン記者勉強会を開催しました!
今回初の試みだったので、せっかくならば学びを記録に残そうと思って書きました(かなり長文になってしまった…)。他社との連携なので今後にも活かせることがあるかなと思い、社内メモではなくnoteに書いてます。
ノウハウというより、ほぼ考えていたことや気づきなどの独り言なので、その点ご了承ください…!
きっかけ
広報のSlackコミュニティ「PRFunho」で、Emotion Techの一瀬さん(@hitose_kaori)が記者と話すために「アフターコロナの世界で、自社サービスが価値発揮できること」の情報を集めていました。それに飛びついて返答し、HR系で似ているところもあるので情報交換をすることに。そこで話に出たのが”オンライン合同記者勉強会”です。
以前リアルで合同記者勉強会を開催したとき、メディアにとっても我々にとってもメリットが大きかったと実感していました。「オンラインでやれるのか?」は不安がありつつも、挑戦したいと思って進めることになりました!
何のためにやったのか?
今回の取り組みのなかで私が考えていたことなどです。
○アフターコロナにおける”採用・組織論”を啓蒙したい
新型コロナによって大きく世の中の流れが変わるなか、MyReferはどんな存在意義を持つのか。PRのコンセプトを見直す中で、不況を見据えたHR戦略の考え方とその中でのリファラル採用の価値を弊社代表がまとめました。
ただブログを発信するだけでなく、さらに多くのターゲットに届けるためにメディアを通じてHR戦略やリファラル採用の価値を啓蒙していきたいと思っていました。そして、他のスタートアップ企業もアフターコロナの○○を伝えたい想いがあり、一方メディア側もコロナの新情報を求めていると感じたので、三方よしです。笑
○能動的にメディアへアプローチしたい
リアルな記者懇親会がなくなり、コロナ以外の話題だと記事になりにくい状況で、記者へのアプローチ方法は悩むこともありました。
今回、複数社の広報で連携してメディアを呼ぶことで、単純にアプローチできる数が数倍に。信頼できる会社とメディア同士でお互い良い”つながり”を作ることができたらと思いました。
○広報のつながりを作りたい
スタートアップの広報になってから「広報は横のつながりが大事」とよく聞きます。実際にメディアを紹介しあったり、悩みを相談できたり、本当にいつも助けられています…!(ありがとうございます。)
ただ今回はコロナという共通の敵がいる中で、世の中の壁を乗り越えるための連携がしたくて。そんな連携をして強い”つながり”を作っていけたら嬉しいなと思いました。ここは最後のほうに考えたことをまとめています。
○この機会を通じて自分自身が成長したい
めちゃくちゃ個人的なことですが、自分の20期上期目標には、スタートアップ業界を、HRテック市場を、牽引することも掲げています。
スタートアップ/HRテック/エンゲージメント/働き方などの情報収集と他社広報との連携により、業界自体を盛り上げる動きを加速させる。
社員のエンゲージメントを高めて社員をファンにする”ファンベース採用”を掲げるMyReferであり、リファラル採用サービスを提供するMyReferであり、HRテックのMyReferであり、スタートアップのMyReferだから。所属する業界をも盛り上げる動きがしたいと(いつも志だけは高く持っています…)。
その一歩として、社内のチームワークだけでなく、社外とのチームワークをどうやって生み出すのか?自分がどうやって価値発揮できるのか?を考えていました。
どうやったのか?
一瀬さん(@hitose_kaori)と打ち合わせをして”アフターコロナの働き方はどう変わるのか?”にはテーマを決めて、i-plugの高根さん(@mcmcykm)、フェンリル / Brushupの藤本さん(@yokoFJMT)、ベルフェイスの小正さん(@komasabellface1)にお声がけをさせていただきました。それから、GW直前に話しあいをして、緊急事態宣言が明ける前の5/27(水)に開催することに。(結局明けていたのですが。笑)
GW明けから、役割分担してそれぞれが進めつつ、Zoomで何度か話し合って準備を進めていきました。
○ツール選定
記者含めみんなの使いやすさとウェビナー機能をふまえてZoomに。実はRemoも検討してみんなで試してみたのですが(フェンリル西田さんありがとうございます!)、一定のリテラシーが必要になるのと接続不安がありました。Remoだと交流会もできるし、何かの機会では使いたい…!
○案内状作成&記者へ声かけ
テーマを決めて、各社の情報を入れて案内状を作成。「アフターコロナ」って何だっけ?から始まり、各社が話せることをふまえて「テレワーク2.0の働き方」というテーマに。
そして5社の広報が声をかけて、22名に参加いただきました。数だけの話ではないですが、やはり5社で集めると5倍になりますし、記者側も5社中いくつか興味のある会社があれば参加検討していただきやすかったかなと思います。
○当日運営
司会/ホスト/チャット/タイムキーパー/録画撮影の役割分担をして進行しました。各社10分ずつのプレゼンと、最後15分の質疑応答で1時間15分程度。滞りなくとってもスムーズに発表が進み、オンラインの価値を感じました!
Zoomはウェビナー機能で実施。各社代表と広報は「パネリスト」の権限として、さらに「スポットライトビデオ」を切り替えて視聴者からは発表者・司会だけ映るようにして進めました。
パネリストにだけ見える画面でタイムキーパー。完璧でした…!
○後追い
名刺交換や交流会ができないので、アンケートを取ってアプローチすることに。答えてくれた方にはその内容に沿ったご連絡と、回答なかった方にはテーマが合いそうであればアポの打診、すぐにはなさそうであればお礼の連絡をしていきました。
みんなでその後どんな反応があったか、どこに関心を持っているかなどをシェアできたので、それもまた勉強になりました…!
まとめ
メディアからはアンケートで下記のようなコメントをいただきました。
・短い時間で多くのインプットが得られて面白かったです。
・トップの方に登壇していただき説明に説得力がありました。
・引き続きオンラインでこのような最新の情報提供の場をいただければ助かります。これまでは物理的に参加できないケースが多かったので、今回はとても助かりました。
総論、すごくポジティブな機会になったかなと思います。
広報で連携し、メディアとのコミュニケーションを取り、代表に登壇してもらい、取材につなげる。
「テレワーク2.0の働き方」ってまだ実際どうなるのか分からないし、実例というよりも代表の考えを伝える機会になったことで、その領域の”有識者”であることを知ってもらうことに役立ったと思います。また少しずつ接しているメディアが違う分、新しい切り口の取材可能性も出てきました。
それだけでなく、広報の皆様と一緒にお仕事できたことが本当に貴重な経験になりました!
広報の連携から考えたこと
今回、5社合同で勉強会をさせてもらい、本当に学びがたくさんありました。何がよかったかというと、2つあるかなと思っています。
・共通のテーマのもと集まることができた
・各々がリーダーシップをもって建設的に進められた
まず「アフターコロナの働き方」という共通のテーマを最初に定めていたので、ゴールをもった議論から入ることができて、すごく進めやすかったです。ただ、そのなかでも実際それぞれの会社がどんなサービスで、どんな課題を持っていて、どんなストーリーを語りたいのかをすり合わせることが大事だと痛感しました。
私はまだそこが足りていなくて、当たり前ですが自社の現状の課題を適切に理解し、言語化して伝えること、自社が何者かを分かってもらうことがすごく重要だなと感じました。(皆様が鋭く聞いてくださって助かりました…)
そしてリーダーシップは私が最近考えていたテーマだったので意識していただけなのですが、いつも建設的なフィードバックのかけあいができて、テーマ決め、ツール選定、記者との関係作り、イベント運営…本当にいろいろな気づきを得ました。実際に一緒に仕事をすることでOJT的に他社広報の方から学べることが本当にぜいたくな時間でした。
最初から最後までいつも明るく楽しく幹事をしてくださり、完璧な司会までこなしてくださった一瀬さん、他社との連携も多く経験されていて抜群の安定感をもつ高根さん、Remo説明してくださった社員の方や社長・数多くのメディアの方との信頼関係を築いていらっしゃる藤本さん、いつも目的志向と建設的なフィードバックをくださる小正さん、本当にありがとうございました!!
これからの広報活動へ
まずは、自社で何が課題でどんなターゲットに何を届けたいのかを常に解像度高く持っておくことが大事だと思ったので、自社理解に向き合い続けることを頑張ります。
そして、ニュースやプレスリリース、他社の広報さんとお話しているときに「共通のテーマ」が見つかったときには、積極的に連携をしていきたいです。いろいろなことに興味をもって、日々のニュースを見るときの視野をもう一段広げて考えられるように頑張ります…!
今回のようなオンライン合同記者勉強会もまた開催したいですし、情報共有からアイデアの壁打ち、メディア紹介などいろいろな形で連携していきたいです。
何かあればお気軽にお声がけいただけたら嬉しいです。(もちろんビジネスに限らず、仲良くなりたいです!)よろしくお願いします。
とりとめもないまとめでしたが、最後まで読んでいただいた方、ありがとうございます♪
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