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音大卒後のリアルな話「あなたの欲しい未来はどこに?」
RCM認定 音楽家専門カウンセラー 岩月里菜です。
音大生が悩むトピックスで
上位に喰い込んでくるであろう
「さて、今後どうしていこうか」問題。
「健康的に音楽をする人を増やす」
というテーマで活動しているカウンセラーとして
今回はこの問題に触れていこうと思います。
かく言う私も、当時この問題には散々悩みました。
頭から煙が出るかと思うほど悩み倒しました。
この手の話題になると
よく「就職か音楽か、迷う〜」などと
耳にしますよね。
どんな選択をしようと人生は続いていきますし
フリーランス音楽家以外の道を選んだからといって
今まで歩んできた道は無駄にはならない上に
無かったことにもなりません。
大事なことは
自分にとっての『音楽』を
自分の中で改めて定義し直すこと。
誰かの価値観を剥がして、
自分はどうしていきたいかを
自分で決めること。
音大生、音大院生、音大卒生
音楽を学んでいる学生の皆様が
なんとなく就活を検討していたり
これからのことを考えると
漠然とした気持ちになったり
音楽を諦めなきゃいけないのかって
気持ちになっていたり
いまいち心の整理がつけられず燻っている時の
考えや行動のきっかけになれますように。
そもそも
さて、これからどうしようか
と思えることができている時点で
充分準備は完了しています。
記事を読む前に
もし
・音楽がなかったら私じゃない
・音楽がなくなったら私の価値はなくなる
・音楽を除いた私は輪郭がなくなってしまう
など「音楽」と「自分」との境目が
なくなっているなと感じている場合は
まず私のカウンセリングを
受けて頂いてから
この記事を読んで頂いた方がいいかもしれません。
音大生の就活事情については
燃えたぎる気持ちが有り余っていて
ちょっと長めになってしまいました。
(まだまだ書きたいことは沢山あるのですが)
ぜひ休み休み読んでみてくださいね。
音大卒後のリアルな話…
コソッと書かせていただきます。
それって誰の言葉ですか?
まず、こんな会話。
あるあるじゃないでしょうか。
・フリーランス音楽家以外の道は なんとなく「音楽を辞めた」感が出てしまう。
・音楽1本でいくにはまだアルバイトをしながらじゃないと生活が厳しいけど、就職したら「音楽を辞めた」ことになりそう。だから就職はしたくない。
・最近あの人「音楽をやっている」感じないよね。辞めたのかな?
・このままじゃ「音楽をやっている」感じではなくなってしまう。
いかがでしょうか…。
今もまだ根深くこんな呪いがあるんでしょうか。
①さて、ここで
これを言っている人たちにとっての
「音楽やっている/やっていない」ラインと
「音楽辞めた」ラインを一度
はっきりさせてみましょう。
上記から抜粋してみると、
・フリーランス音楽家以外の道
⇨「音楽を辞めた」
・アルバイトをしながら音楽(の仕事)をする
⇨「音楽やっている」
・就職
⇨「音楽を辞めた」
・人から見て音楽をやってる感(本番)がない
⇨「音楽をやっていない」
・本番や楽器の仕事がない
⇨「音楽をやっていない」
…となりますが、
これ、誰の価値観でしょうか。
その『音楽をやっている』感とは
誰に向けて出していますか?
また、
『音楽をやっていない、辞めた』っぽいラインを
決めているのは誰でしょうか。
ちなみに、その人(たち)は、
あなたのこれからを担保してくれるんでしょうか?
卒業後の生活費など出してくれますか。
年に何回かの本番の機会をくれますか。
ちなみに、その人(たち)を満足させることで、
あなた自身は満足するのでしょうか。
あなたの人生の舵はあなた以外取れません。
今までの感謝や恩をどうやって返すかは
自分で決められます。
音楽にどう貢献していくかも
自分で決めて良いのです。
②改めて、次はあなたにとっての
「音楽をやっている/やっていない」ラインと
「音楽辞めた」ラインを
はっきりさせてみましょう。
・私の場合は
◾︎音楽やっている
楽器の仕事がある
演奏を披露する機会がある
楽器を吹いている
◾︎音楽やっていない
楽器吹くのをお休みしている
最近曲とか聴いてないかも
◾︎音楽辞めた
楽器や楽譜を手放す。
聴かない。触れない。見ない。
◾︎音楽やっていない〜やっているの間のグラデーション
・演奏の機会はしばらくないけれど、楽器は手元にありいつでも吹くことができる。
・楽器の仕事は今のところ無いけれど、やりたいので営業をかけようと思っている。
・発表の機会は今のところ無いが、練習は続けている。
・おそらく仕事として楽器を用いることはしばらく無いけれど、気分転換に吹くことはある。
・少しの間お休み中。充電期間に目一杯休んで、それから次の本番のアイデアや構想を練るぞ。
などがあります。
いかがでしょうか。
人それぞれカラーが出ると思います。
自分のラインをはっきりさせたら、
はじめの「あるあるの会話」に
自分を主語にして
ツッコミを入れていきます。
私の場合は
・フリーランス音楽家以外の道⇨「音楽を辞めた」?
▶︎なんでやねん。兼業音楽家もいるし、いろんな選択肢があるやろがい。私はもう少し視野をひろげよう。どんな働き方があるだろう?自分は最低限いくらあれば生活していけるだろう?例えば収入源を増やすには…働いてても練習時間や本番を獲得するには…
・アルバイトをしながら音楽(の仕事)をする⇨「音楽やっている」?
就職⇨「音楽を辞めた」?
▶︎いやどんだけ狭い世界観やねん。シフトが自由で本番に順応できるのはアルバイトのいいところだけど、就職しても本番の期日に有給を使うことはできるし、収入が安定するので生活の基盤が整いやすい。=パフォーマンス向上にも繋がる。一旦、まずは生活の基盤を整えたいから、派遣や契約社員も視野に入れて考えてみよう。社会保険や厚生年金、年休や昇給や賞与はどうかな…
・最近あの人「音楽をやっている」感じないよね。辞めたのかな?(本番がない⇨「音楽をやっていない」?)
▶︎休む・辞める自由は自分自身にあるわい。今、休んでいるからといって、これから先もずっとそうな訳では無いし、自分がこれから先どうしたくて現状どうなのかが大事。本当はやりたいのにストップしている場合は本番の機会を作ったり、営業をかけたり、スケジュールを立てたり、行動する。そして休むときは思いっきり休む。休息もパフォーマンスには大事な要素。
・このままじゃ「音楽をやっている」感じではなくなってしまう。(楽器の仕事がない⇨「音楽をやっていない」)
▶︎自分の現在の状況が、自分の決めた「音楽をやっている」ラインでない現状で、「音楽をやっている」状態にしたいのなら、自ら行動をする。ただ焦って闇雲に本番を作ってこなして身を粉にするのなら、一旦休んで生活の基盤を整えることから始めた方が結果、自分の目指す音楽への近道なこともある。人からどう見えるかではなくて、自分がどうするか。
ここで大事なのは、
自分の純度100%にすることです。
「現状、私はどうかな
どうしていきたいのかな」
師匠の顔が浮かんでこようが、
ここまで何百・何千万かけてくれた
親の顔が浮かぼうが、
同期の顔がチラつこうが、
誰かからの期待があろうが、
一旦全部置いておいて
「自分はどうか」
に焦点を当て続けてください。
これ、とても難しいと思います。
今まで師匠や音楽業界の教えや
クラシックのしきたりや
伝統や考え方を守り続けてきた
真面目な音大生ほど
「自分」を主語にすることの難しさに直面します。
ですが、これから先の人生は
自分で決めていかないといけません。
その頭に浮かぶ顔の持ち主が
本当に望んでいることは
あなたが本当の意味で
幸せになることなんじゃないでしょうか。
ここで
自分以外の人達の言葉に
縛られていると感じたり
自分の心の声が聞こえない
人から言われることがどうしても気になる
どうしてもあの人の顔がチラつく
自分でラインを決められない
本当にこれでいいのかな?と思ってしまう
言葉の呪いにかかってしまっているなあ・・・
就活したいけど、抵抗感が拭えない
などという方には
私のカウンセリングはとてもおすすめですよ。
さて、
③今のあなたを冷静に見た時、
あなたにとって
「音楽やっている/音楽やっていない」
「音楽辞めた」
どの状況でしょうか?
まずは自分の現在地を把握することが
とても大切です。
そして、
④現状を踏まえて、これからあなたは
音楽、やりたいですか?
音楽、やりたくないですか?
音楽、辞めたいですか?
そもそも
音楽をやっているのが良いことですか?
音楽をやっていないと焦りますか?
音楽を辞めるのは、悪いことですか?
それは、誰にとって でしょうか。
目の前の数々の本番に追われる
音大生活をしていると
なかなか自分のこれからについて
じっと考える時間も持てないかもしれません。
隔絶された音大の中での評価と
社会に解き放たれたときの評価では
その基準もジャンルも全く別物になるのが現実で
我々がこれから生きるのは
その社会の現実の方です。
自分たちの血のにじむ努力をしてきた音大と
社会の思うキラキラ音大のイメージとのギャップに
びっくりして白目を向くところから
スタートするかもしれません。
普通はこう!!
なんて言葉にあなたの良いところを
潰されないように。
せっかく音大で培ったあなた自身の
まっすぐな心や並々ならぬ精神力や
打たれ強さ、鍛錬の心、向上心
上下関係をわかっていること
磨いてきた伝え方などなどの
沢山の強みを言葉にして
あなた自身を社会に
解き放って欲しいなと思います。
暮らしていく、生きていくということ
SNSやテレビを覗けば
音楽1本で生きていっているであろう
煌びやかな人々が目に入るでしょう。
きっとそこに至るまで、
全ての体力、気力、熱量、技術、コスト
人生をかけてきた方々です。
一方で現実世界はどうでしょうか。
そんな煌びやかな一部のスターに憧れて
自分を消費して燻って
受けども受けども通らないコンクールに
アルバイトに追われながらくたくたの体で
練習をして、また本番に向かい、
ボロボロになり自己嫌悪
練習してもしても
思い知るばかりの自分の天井
健康的な音楽とは程遠く、
それでも辞められず
練習に逃避…
嗚呼 耳が痛いね過去の私よ。
これからのことを決めるとき
一旦今までのやり方とは
決別する覚悟が必要です。
だから脳はとても抵抗します。
簡単じゃないのは、当たり前です。
乗り気にならないのも、当たり前。
だってずっと一番大事に
最優先にしてきたんですもの
でも、自分で決めて動いてしまえば
あなたの人生がそこからまた繋がるのです。
私はその決別と覚悟のお手伝いをしています。
頭上に掲げていた
「音楽」という存在を
一度、手の上でじっと見つめて
手持ちのカードと並べて
自分の中に収めていく。
これからはあなたの中で
「音楽」という存在が輝くように。
そんなイメージを持つと
どんなことが浮かんできますか?
さて、
先程自分の現在地について認識したとき
○もっとこうだったらいいのに
○こうなるのが理想。目標。
○いつかこれをしたい
なんてことが頭をよぎったと思います。
音楽のみならず、人生で達成したいことや
こうなったらいいな、と思うことが
出てきたかもしれません。
私の場合は・・・
○家庭運営をやってみたい(結婚をして家族が欲しい)
○楽器も吹けるような仕事をしたい
○いつかこどもを育てられるようになりたい
○こどもを育てられる経済力を身に付けたい
○子育てについて少しでも学んでおきたい
○音楽と共に生きたいけれど、音楽のためだけに生きるのはもう一旦おしまいにしたい(というかそうしないと私は暮らしていけない。)
○自宅でできる仕事の方法を獲得したい
などがありました。
※あくまでごくごく1例です。志望動機も就活の軸も人によってさまざまです。沢山見て聞いて知って、自分はどうかな?と考えてみることをオススメします。
もちろん私に
就職が視野に入らないほど多くの本番をこなす実力や実績や体力気力コスト、精神力などがあればここに書いた夢や目標も変わっていたことでしょう。
しかし現実の、大学4年生だった自分には、
その全てがありませんでした。
それを認めるのはとっても怖いことだったし、辛くて苦しかったけれど、事実を事実として認めたあとには新しい道が何本も見えて。
未来が拓かれていることを知りました。
視野が広がるってこういうことか!!
と思いました。
なんで自分はこうなんだ、を突き詰めたその先に、そんな自分ができること。得意なこと。やりたいこと、求められていること(需要のあること)とはなんだろうと、たくさん自分自身と向き合い、今の道に繋げてきてくれた自分には素直にありがとう、と思います。
さて、上記の夢や目標があった私は、こどもと音楽に関わる企業に就職し、生活の地盤を整えることから始めようと考えました。
そこで音楽教育にも力を入れている保育園に、音楽担当保育補助員として就職することになり、園のイベントでは楽器演奏の機会も頂きました。
就職活動の際には『ミュジキャリ』という音大生の就活に特化したサービスを利用させていただきました。
卒業生の体験談やコラムなども見られて、「てか就活って何したらええねん」という漠然とした状態から、だいぶ解像度が上がるイベントなども開催しており、登録しておいて損は無いかと思います。
そして漠然とした生活やお金への不安があるひとは
一旦、ひと通り調べましょう。
私も「現実的?はて?生活って何からどうやって?」
というレベルから育てなおしました。
音楽にどっぷり依存しきってきた分、
そこからあらゆること
生活の基本から
身の回りの事から
補填し直すのはとても大変でした。
でももし、あの時音楽に依存したまま
ひとまず練習すれば。
次のレッスンまでにひたすら練習して
本番の曲をさらって
本番をこなしていけば。
と暮らしていたら、どうなっていたでしょう。
あっという間にセルフネグレクトの
不健康自転車操業自称音楽家の誕生です。
ギィエエアアアアアーーーー!!!!! (悲鳴)
まず生活。
それから音楽。
こちらの本はとってもわかりやすくてオススメです。
イラストが沢山でとっつきやすくて
何も分からぬ。何が分からぬのかもわからぬ。
という状態からでも読めます。
著者:両@リベ大学長
『本当の自由を手に入れるお金の大学』
YouTubeもあります。
暮らしていくこと、生きていくこと
今まで社会に支えられてやってきたことを
目の当たりにして
これからは自分が
その社会の一員として参加していく番になり
自分の面倒を自分でみなきゃいけなくなりました。
人手不足が叫ばれる世の中です。
音大で頑張ってきたあなたの力は
必ず誰かの役に立ちます。
フリーランスを考えている方は
ぜひこちらを。
お金を稼ぐってどういうことなんだろう
お金を使うときってどういう時でしょうか。
あれが必要、これが欲しい、ご祝儀、お見舞いetc…
お金の始まりは物々交換だと言われているように
商売は基本、価値の交換であると考えます。
演奏家が演奏すると、
お客様はお金を対価として支払います。
演奏家は対価を頂く分、責任が生じます。
その本番までに準備すること
自分を整えておくこと
もちろん練習すること
お金を頂く価値のある演奏をすること
どんな時間を過ごしてもらおうか考えて
プログラムを組むこと
会場や出演者の手配や設置が
含まれる場合もありますね。
その総決算である演奏を聴くために
そこで時間を過ごすために
お客様は対価としてお金を支払います。
楽器講師として指導をすると
生徒さんはその技術を得るために
お金を対価として支払います。
指導のカリキュラムを組むこと
生徒さんに合った指導方法を考えること
言葉を尽くすこと
楽器構造や人体構造について
表現方法について学び、伝えること
自分の腕を磨くことなどなど
その講師の技術やテクニックを得るために
そこで過ごす学びの時間を得るために
そこで吸った空気すら表現の血肉に変えるために
生徒さんは対価としてお金を支払います。
会社員として仕事をすると
企業は労働力の対価としてお給料を支払います。
消費者は誰かの労働によって
生まれたものや情報やことを
得るために、お金を支払います。
誰かへの感謝を表すとき
誰かへのお祝いをするとき
取引をするとき
交換をするとき
そこにお金が用いられます。
お金を使うとき。
ただモノを買う、という
行為ひとつに至るまでにも
たくさんの人々の仕事が関わっています。
私は特に
音楽と経済を絡めて考えるのが苦手な人には
就職をおすすめします。
就職して生活の基盤を整えると、
音楽と経済を分けることができるからです。
逆に音楽と経済を絡めて考えられる人は
フリーランスが向いているとは思いますが
向いていることをすれば稼げるのか
というとそれはまた別の話で、
フリーランスに必要なスキルは多岐に渡ります。
セルフマネジメント力、
営業力、コミュニケーション能力、
スケジューリング力、などなど…
健康的に音楽をする人を増やしたい私は
闇雲に新卒からフリーランスの道へ進むことは
安易におすすめすることはできません。
まず個人の生活が守られた上での
音楽活動が重要と考えているからです。
ものごとは多面的なので
全てにメリットとデメリットがありますが
挙げていくとキリがないので
自分に合うものは何かな、と
考えてみましょう。
ちなみに私は
音大卒後、保育系の会社に新卒入社
→体調を崩し退職
失業保険をもらいながら生活し回復したのち
コロナ禍にフリーター生活
塾講師・楽器講師・飲食店アルバイト
をしていました。
ここで「安定はマジ大事すぎる」と
痛感する出来事が多発。(この話はまたいつか)
→現在は会社員・カウンセラー・楽器講師
という流れです。
色んな経験をしたからこそできる発信も
あるものだなあと
今記事を書きながら思っているところです。
私は自分が先陣をきって何かをするというより
組織に属して動くことが向いています。
体力が無いので、体力が大事な仕事は選ばなくなりました。
会社で生活の基盤と社会保険、
副業で私個人の仕事を持っている
という今の働き方は、今の自分にとって
適している実感があります。
新卒採用は大チャンスなので
是非利用してみて欲しいです。
(第二新卒採用というのもあります。)
チャンスを手放すのは勿体ないけど
それでも人生をかけて音楽をやりたい!
やりたくて仕方ない!
というのなら
作戦を考えるお手伝いもできます。
自分が納得するまでやってみたいのが
音大生だもの…
でも「知らなかった!」で後悔しないように
一旦ひととおり調べてからにしましょう。
出産育児一時金とか
育休手当とか失業保険などについては特に。
私の提供する
「あなたらしく音楽と生きるためのレッスン」では
タイプ別診断というものもやっておりまして
あなたの得意・不得意や傾向をもとに
どんなことに向いているか
どんなことを人に頼んだ方が良いか
知ることができます。
必要でしたらご活用ください。
お金を稼ぐこと
経済を回すこと
数字や売上の向こうには人がいます。
あなたは自身の何を武器にして
社会に参加していきますか?
こと音楽家というのは
経済やお金の話をしたがりません。
都合のいい夢や希望を見させて搾取する
そんな大人もいたりするのが社会です。
悪意あるひとに搾取されないためにも、
自分が知識を持って
地に足をつけて
社会に参加していく姿勢は大事です。
音楽とのこれからを考えるということは
同時に、あなたのこれからの人生について
生活について、暮らしについて
考えるということです。
あなたにとって「音楽と生きる」とは?
・コンクールを受けること、実績を積むこと
・楽団員になること
・フリーの奏者として活動すること
・人前で演奏すること
・楽器に触れること
・音楽で食っていくこと
・後進の指導にあたること などなど
人によって様々な定義があると思います。
私にとって「音楽と生きる」ということは、
「暮らしの中に音楽があること」でした。
たとえ楽器が吹けなくなっても
聴くこと、歌うこと、感じることができる。
だから私の場合は少なくとも
音楽が生活の軸である必要はなかったみたいです。
10人いれば10人それぞれの定義があると思います。
プロ、セミプロ、アマチュア…
実はグラデーションで生き方は様々です。
就職をしてもコンクールを受ける方や
演奏活動をされる方も沢山いらっしゃるし、
音楽1本でやっているように見えて、
副業や複業をしていらっしゃる方も沢山居ます。
見せてないだけで。
視野を少し広げて、
沢山のパターンを覗いてみましょう。
熱く語りすぎてしまいましたが、
大事なのはあなたがどうしたいかです。
あなたが欲しい未来はどこにありますか?
あなたらしく音楽と生きる道が
必ずあります。
ひとりで考えるのが難しいときは
お手伝いさせてくださいね。
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