退職時に適したお菓子
「マネージャー、相談したいことがあるので、お時間いただけますか」
また一人退職希望である。
「これ、みなさんで召し上がってください」
押し付けるようにお菓子の箱を、現場管理責任者である僕の机に置いていく。
お菓子を配るのって、結構手間、かかるんですよね。
うちの職場の場合、部署によって休憩場所が違うし、パートが多いのでいつもスタッフがそろっているわけではない。かと言って、ちゃんと配らないと文句が出る。
さて、今回のお菓子を確認すると、もなか、である。栗と白あんを使ったもなか。スタッフの地元和菓子店のもののようだ。おいしそうであるが、
数が足りない上に、賞味期限が5日間と短い(しかも最終日が休日にかかっているので、実質3日)。
個数の確認も時間の管理もできないから、いじめられるんですよ。
もなかはマシな方ですが、和菓子は案外賞味期限が短い。和にこだわるなら、おせんべいにしましょう。しょっぱい系のお菓子は職場のお菓子としてはハズしに使えるのでおすすめです。
では、退職時に適したお菓子とは何か。
それは個包装されていて、賞味期限が2週間程度のものです。
なので、赤福なんて最悪ですね。
日本三大うまいおみやげ、と言われていますが、個人あてにしましょう。
焼き菓子なんかがちょうどいい。具体例を挙げると、アンリ・シャルパンティエのマドレーヌとフィナンシェの詰め合わせなんてどうでしょう。
退職時のお菓子の賞味期限は14日以上に。
退職の意思表示は14日前までに。