『幸せ』と『豊かさ』について
「あなたは”幸せ”をどのようなときに感じますか?」
昇給した時、趣味に没頭した時、旅行に行った時、恋人と過ごした時。様々あると思います。
しかし、その「幸せ」というのはその瞬間、瞬間に感じた「感情」です。
そのため、幸せと思った次の瞬間には自分から幸せは離れていき、また次の幸せを手に入れようとするのです。
そして、この「幸せ」という感情は相対的なものでより感じやすくなるのです。
例えば、事故で大けがをした人がいれば「私は健康で良かった」
テレビや週刊誌で有名人や政治家が批判され、叩かれるのを見る
自分の人生は明るくならないにも関わらず、常に自分よりも悪い境遇の「誰かの不幸」を探し回る。
さらには率先して誰かを不幸にして「幸せ」を感じようとする人も現れる。
今の時代、ネットの匿名での誹謗中傷などはその表れである。
僕らにとって本当に必要なのは「幸せ」なのか?
そこで、ある価値基準を与えてくれるのがこの本です。
「人生にとって大切なのは『幸せ』ではなく『豊かさ』である」
「豊かさ」は相対的な要素が少なくてもきちんと実感でき、絶対的な基準を
持つことができる。
僕らが今、必要な価値基準とは「豊かさ」なのだ。
それまでなかったものを新しく増やす。それが「豊かさ」
そうすることによって僕らの選択肢はどんどん増えていく。
「豊かさ」≒「自分の選択肢が増える」
だから、誰かと比べたり、誰かを傷つけて幸せを感じることよりも
知識も経験も色々身に付けて豊かにならなければならない。
この価値観の人が少しでも増えればこの世界も変わるだろう。
だから僕は今日も「幸せ」ではなく、「豊かさ」を目指す。
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