どう思われるかなんか気にせず生きてくればよかった
鬼束ちひろの曲が好きで、でもなんかカラオケで歌ったら引かれそうで、まあそれでも歌っていた。
今になって聴いてみても「この透明感すげぇ〜」って思ったり、「こんな美人いないわ・・」と見惚れる。歌詞を口ずさむ程馴染みのある曲なのに、今でもふと耳に残った一文の歌詞に心が鷲づかみされる。以前はこれより喰らってた。
好きなものを言って引かれるだなんて、実際そんなことあるのか、学生時代に戻ってみないと分からない。だけど今は毎日友達が周りにいるわけじゃない。カラオケも行かない。飲み会もない。一人だ。
人にどう思われるかなんて気にせずに生きてくればよかった。好きな曲を並べていく。
♪Craw
最初の鐘の音で救われた気になる。歌詞は重たいんだけど鐘が鳴ったら前向きになるっていうか、優しく「行ってこい!」と送り出される感じがする(どこに)。「誰もあなたを責めたりしない」って・・言われて肩の荷が下りた感じがする。
♪Sign
ピアノのイントロがまず好き。ピアノの楽曲が多いから自分の心地よい音としてハマったのが勝因。
♪Call
寂しいって気持ちをこんなに丁寧に紡いでくれてありがとう。オカリナみたいに素朴に儚く歌ってくれてありがとう。積み上げたものっていつか壊れる時を想像して怖くなるよね。仕方ないんだよね。そんな綺麗に終わらせられないよね。
♪We can go
めちゃくちゃ聴いてた。前向きな歌詞かと思いきや(いや前向きなんだけど)、「人間、収まるところに収まるわいな」って言ってくれてそうな曲(曖昧さはごめん)。なんか泣く。私身の丈以上になろうとしてた。私のそんなくだらない打算的な気持ちさえ、ちひろは分かってたんだよね…。いや理解ってくれてありがとう。やっぱ俺たちの代弁者。
♪茨の海
最後はこれ。これカラオケで歌いたくて歌いたくて。ちょっとテンポ早いけど追いつくぞって感じで歌ってた。Bメロまでのイントロ長めだからこの間にちょっと恥ずかしくなってる。そんで持ち直してBメロいく定期。
「追い風〜」からの曲の展開がやばい。悲壮感たっぷりなのになぜか上向きになる感じ。ちひろの神秘がここにある。
てな感じで、唯一MDに録音せずにずっと持ってて聴いてたアルバムは1枚だったと思う(でた、にわかの宝刀「ベストアルバム」)。
こうやって改めて検索してみると、CDって安くなったの、かなぁ。売り上げがちひろに届いていますように。