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組織の成功は関係性の質が左右する。成功のカギはズバリ"心理的安全性"

いいチームとは、心理的安全性が高く、成果を出せるチームのことだ。

この1年間、"組織"という生き物にひたすら向き合い続けて、様々ことを学びました。昨年は東京約100名の学生チーム、そして現在は三都市にまたがる学生チームのマネジメントをしています。チームビルディングをする上で成果を出すことは非常に大切です。どんなに仲が良くてもどんなに活発でも成果を出せないチームは意味がないと思っています。さて、「成果を出す=いいチーム」を作るためにまず大切なのは、組織の成功循環モデルです。

「組織の成功循環モデル」とは

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「関係の質(組織内の関係の良さ)」「思考の質(良いアイデアが生まれる土壌)」「行動の質(挑戦や助け合い)」「結果の質(成果が出ている度合い)」の4つがぐるぐると回る絵(サイクル図)になっています。この4つの「質」の「どこから取り組むか?」というのが重要なポイントです。

組織が成果を上げるうえで、いきなり「結果」を求めにいってしまうと「関係」が悪化し「思考」が鈍り「行動」に表れて「結果」が出せなくなる悪循環(バッドサイクル)になってしまいます。

そこでまずはお互いをリスペクトする「関係」を構築することで、良いアイデアが生まれる「思考」を担保し、新しい挑戦に向かう「行動」に移すことで、「結果」がついてきて、「関係」がさらに強固なものになる好循環(グッドサイクル)に入っていけるということです。

つまりこのモデルは「成果を上げる組織」を作りたければ真っ先に「関係の質」を向上するべし、ということをいっています。

非常に納得感がありますよね。実際、関係が悪くなると何をやってもうまくいかないのが組織ですし、逆に関係が良いだけでたいていのことがうまくいくもまた組織だからです。

こがねんさんのこちらの記事が非常に素晴らしかったので、そのまま引用させていただきました。関係の質から更なる組織モデルについて言及されています。ぜひ覗いてみてください。

なぜ、心理的安全性が大切なのか?

「心理的安全なチーム」とは「役職や地位に関わらず、メンバー同士が健全に意見を戦わせ、生産的でよい仕事をすることに力を注げるチーム」のこと。

チームにおいて心理的安全性は大切です。心理的安全性が低いと、「チームのために行動しても、罰を受ける」という不安やリスクのある組織になってしまいます。心理的安全性が高いと、「健全に意見を戦わせ、生産的でよい仕事をする」ことに力を捧げる組織になります。

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心理的安全性を作る"4つの因子"

心理的安全性を作るためには、大切にすべき4つの因子があります。「①話しやすさ」「②助け合い」「③挑戦」「④新奇歓迎」の4つです。

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1.話しやすさ
話す、話を聞く、相づちを打つ、雑談する

2.助け合い
相談する、相談にのる、自分一人では対応できないと認める、チームの成果を考える

3.挑戦
挑戦する、機会を与える、新しいことをする、失敗を歓迎する

4.新奇歓迎
個性を発揮する、強みに応じて役割を与える、違いをただ違いとして認める

まとめ

いいチームとは、心理的安全性が高く、成果を出せるチームのことだ。心理的安全性が高いだけで、チームメンバーのパフォーマンスやエンゲージメントの向上に繋がったりする。そんな場づくりを徹底したいと思う。





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