PCエンジン用ポータブルモニタLCDを買ってみた。
PCエンジンとは
初代の白PCエンジン、コアグラ、コアグラ2に対応しているポータブルモニタLCDがやっと届いたので紹介します。
最近の若い子はご存知ないかと思いますが、かつてPCエンジンというゲーム機がありました。PCエンジンは当時パソコンで日本を支配していたNECから発売されたこともありコア構想という名の拡張性をウリにしていました。
後発のCDドライブなども初代PCエンジンに接続できたのはパソコン屋だったNECだからこそです。
そんなPCエンジンはバブル崩壊後も高額商品を出し続けました。
その1つがPCエンジンLTです。
(↑はPCエンジンLT)
従来のPCエンジンに加えて、開閉式の液晶モニター(当時は高級品でした)、スピーカー、TVチューナー、コントローラー等を内蔵したモノです。
本体サイズは小型化なんて無粋な真似はしていません。
しかもCD-ROM²システムに着用可能という何でもアリなハードを
メーカー希望小売価格 99,800円
で、発売していました。
クソ高いです…。PS5の定価を超えていますw
約30年前の1991年の日本ではこんな値段でも売れてたようですw
当然、それほど数が売れるわけないですが、
現在では当時買えなかったキッズがプレミア価格で買い漁っているようで動けば定価超えは当たり前になっています…
(PCE用)ポータブルモニターLCD
そんな中、コロンバスサークルさんからポータブルLCDが発売されました。
雑に説明すると初代PCエンジン(白)やコアグラ、コアグラ2をお持ちの方であれば拡張バスを使って接続するとPCエンジンLTのように開閉式液晶画面付きのポータブルゲーム機になります。
商品自体はこれだけです。(ケーブル等も付属します)
実際に遊んでみました。
microUSBでLCDに給電すればPCエンジン本体も駆動出来るのでモバイルバッテリーで動作できます。
(↑ DC IN の印字は逆では?)
LTと1番大きく違う点はコントローラだと思います。
このモバイルLCDはあくまでも本体は純正品を使うためコントローラを刺して使いますが、LTは本体上部にボタンが配置されています。
操作性は普通のコントローラーを使った方がいいですが、
『モバイル』としては携帯性に優れたLTの方がいいですね。
携帯性以外にも今どきの工夫がされています。
HDMI端子
後ろから見ると『HD』と書いてある端子があります。これがHDMI端子です。今どきのTVはHDMI端子接続なのでTVにつないでも使えます。
初代PCエンジンは映像出力がRF端子でした。
RF端子、覚えていますか?
初代ファミコンでも使っていたアンテナ線に取り込むアレです。
そんなモノは現代の地デジ対応テレビでは使えませんので
初代PCエンジンを使いたい人は拡張バスから映像信号を取り出して…
と、結構大変だったんですが、拡張バスに接続する本機は液晶への表示だけでなく、背面のHDMI端子からTV接続も可能になっています。
製品の造り
製品の造りは全体的に完成度が高いです!
しっかりとPCエンジン本体にマッチする形状になっています。
が、細かいところで残念な点もあります。
後ろから見るとケーブルが丸見えw
閉めたときロックがされない。
(普通に置けば重力で閉まります)
この写真だとわかりにくいですが、拡張バスに刺さるコネクタの端子部が丸見えになっている…
など、このLCDモニターは細かい点ではイマイチなトコロもありますが
2020年になった今、PCエンジン用の液晶モニターが発売されること自体が喜ばしいことなので素直に喜んでいます。
これで龍を操縦したり、リュウでクルマを壊したり出来ますね。