日本酒と経営 | それぞれの考え方は似ている

おはようございます。
まっすーです。

ところで、僕は2年ほど前から日本酒に関する事業を行っています。

いつものお酒を学びで美味しくする「大人の酒蔵留学」ということでオンラインとリアルの両軸で行っています。
興味ある方は是非下記のサイトをご覧ください。

■オンライン酒蔵留学 https://hands-on-local.com/
■リアル酒蔵留学 https://studyabroad-sake.com/

日本酒酒蔵さんと話して気づいたこと

こんな事業を行っているので、酒蔵さんとお話しする機会はかなり多いのですが、その中で気がついたのは、日本酒と経営の考え方は似ているということです。

環境をつくることが役割でむしろそれしかできないということ

どこが似ているのかといえば、良い結果が出るように「環境」を作るという点です。

経営でも日本酒造りでも良い環境を作ることが良い経営、良いお酒造りの道だと思います。

経営者はスタッフにとって働きやすい環境を作ること

経営者は、自身の会社のミッション・ビジョンを果たすために、人・もの・かねといった経営資源を集め、事業活動を行います。

その中でも「人」が最も大切な部分だと思いますが、その「人」が働きやすい環境を整えることが経営者の最も大切な仕事だと感じます。

そのためには、一人ひとりのスタッフの特性をきちんと理解をして、その人がどんな環境であれば、心地が良く働くことができるのかを考えることは重要です。

弊社の取り組みでいくと、三ヶ月に一度マイビジョンミーティングを行っています。
将来どういうふうになりたいのかを様々なワークを絡めて深掘り、他者に共有します。
そして、会社としてその個人のビジョン達成のためにできることを考えます。

このような一個人を大切にする取り組みは、良い会社の環境を作る上でとても大切なことだと思います。


日本酒は微生物にとって働きやすい環境を作ること

同じことが日本酒にも言えます。

日本酒造りで最も大切なのは、「菌」という微生物の働きですです。
蔵人さん達が最も大切にしていることはその「菌」達がどうやったら心地よく働いてくれるのかを考え、その環境を作り出すことです。

つくり手さんたちは、
「このぐらいの温度帯だとどうかな?暑いかな?寒いかな?」
「変な雑菌が湧いてないかな?」
などと常々考え、その都度対策を打っているといいます。

仮にこの菌達が寒そうだな、もうちょっと暖かい方が活動しやすそうだなと思ったら、温めてあげて、ちょっと元気よすぎるなと思ったら冷やしてあげる。

そんな菌達にとって心地よい環境を作り、働きやすくできるかどうかがいいお酒ができるかどうかの鍵であり、それらの集大成として出来上がったお酒はまさに「蔵人さんと微生物との協奏」の結果出た味です。

このように良い環境を作ることができるかどうかが大切な点であることはまさに経営と同じなのです。

どんな環境だったら心地よいのか、その取り組みは様々あると思うので、引き続き色々と取り組んでいきたいと思います。
その取り組みに関しては、随時noteでシェアします。


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