活動体験記 No.13
「遺骨収集を行う意義」について、私が遺骨収集を行う意義のひとつは遺骨収集に対するマイナスなイメージを払拭することです。こういった活動をしていると話すとたまに「骨集めるの好きなの?笑」と言われたり、亡くなっている人の骨に触れる活動に対して引かれたりすることもありました。遺骨収集は戦没者の方とご遺骨の思いを背負っている活動です、その思いを胸に私が活動をしていき、得た事や思いを共有することで中身を知ってもらいそんな表面的なマイナスなイメージを無くしていきたいです。現代では誰かが行方不明になったらニュースになったり捜索隊がでたり、亡くなって骨も出てこないなんて自分の家族に置き換えて考えてみると凄く辛い事で、遺骨収集に関しても、昔のことだから、戦争があったからといって家族のご遺骨が見つからない事が当たり前になってはならない、そう思います。遺骨収集活動を行う意義は戦没者の方、ご遺族のため。そして活動を通して戦争がもう二度と起こらないように、『平和』がこれからも続くようにと現代の私たちが改めて考えることができる、今に感謝できる機会だと感じています。
「今後繋いでいきたいもの」
活動に参加したことで現場の状況や、活動におけるアドバイスなどを後輩へ繋いでいく。活動1つ1つに意味があり、現場の規模感的にあまり進められなかったなんて思ってしまうこともあるかもしれないけどそうではなく少しづつだけれども1歩1歩前に進んでいて、それがまた次の活動に繋がっていて戦没者の方と向き合えていると伝えたいです。また平和学習を通してどういう意図でこうなったかや建造物の意味などについて表面的に読み取れない、伝えていくべき重要な部分やいくつかの視点などを知ることが出来たものを自分で完結させるのではなく、今現在進行形で当時のお話の風化が進んでいることを自覚して自分がまた発信していき次の世代へと繋いで行きたいです。