活動体験記 No.32

今回の、活動は初めての遺骨収集を経験した。沖縄にいる学生だが、遺骨収集をする機会はあまり無いので、参加した。参加しての感想は、今回一緒に活動を行った県外学生との交流も含めて、参加して良かったと思える活動だった。その理由としては、普段は自分と違う環境にいる学生と寝食をともにして、自分の意見や、相手の意見を尊重しながら交換することができたからだ。その中でとても有意義な時間を過ごせた議題が、「一柱を迎える時の効率を求める。」のか「一柱にはならないような骨も丁寧に迎える。」と言う意見でぶつかっていた時だ。ここに関しては、両方とも自分なりの正義があるんだなと考えた。今、沖縄では辺野古の埋め立てのために南部の土が使われているケースが多々ある。戦争で亡くなった命がまた、戦争のために使われようとしている。これを、一柱でも防ごうと思うと前者の意見になるだろう。しかし、ひとつひとつの命を大事に扱い戦没者に最大限の敬意を払おうと思うと、後者の意見になるだろう。ここには、お互いに正解、不正解があるわけでなくそれぞれの正義があるだけである。沖縄学生の私と県外学生の生徒の意見の違いを話し合いながら、双方に歩み寄る姿は平和を体現していたと確信している。

大学4年 オズ

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