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ゆるぼうvol.006 線の台風 「竜巻」

▶地域の分断を生む線の災害

三浦「昨日の風台風の話のつながりで、今日は竜巻に触れていければと思います。さっそくですが、竜巻による災害の特徴にはどういったものがあるのでしょうか?」

宮﨑「まさに”線で表される災害”だね。地図上でみると、水害の場合は低い所全部が水に浸るから”面の災害”と言える。地震の場合は地盤が関係するから被害は”まだら模様”になる。竜巻は通った所だけ線を引いたような被害が出る」

三浦「そう言われると分かりやすいですね。過去IVUSAでも竜巻災害の救援活動を実施していましたよね、どこで行なったんでしたっけ?」

宮﨑「2012年の茨城県つくば市だったね。竜巻が通った箇所では建物がバラバラになり、庭を挟んだ隣の家では軽微な被害で済んだというくらい、同地域内でも被害に差がでるのが他の災害とは異なるね」

三浦「被災した方と被災しなかった方が隣接しているという状況はどう感じましたか?」

宮﨑「日にちが経つにつれて、被害をまぬがれた方からは瓦礫によって自分の車が駐車できない等の状況に不満を漏らす声が聞かれた。被災された方が自宅の敷地内で大事なものを探している一方、隣に住む方は普通に夕食の支度をしている。日に日に地域がギスギスしていくのを感じた」

三浦「それはえぐいですね、、」

宮﨑「ただ、そういった状況の中100名規模の学生が活動をはじめ地域の方々と接することで、空気が変わっていったのが印象的だったな」

三浦「僕たちIVUSA含め、若者が災害救援活動を行うことの意味が感じられますね」



▶『Youth for the Resilience』とは
東日本大震災から10年となる今、私たち若者が自らの大切なものを守るための「備え」と「行動」を身につけることを目的とした「若者の災害対応力向上キャンペーン」です!
#Y4R

▶『ゆるぼう(ゆる防災)』とは
Y4Rキャンペーンの取り組みの一つで、 「調べれば分かるけど、そこまでじゃない話」をコンセプトに、事務局の宮さんと三浦が防災・減災に関する様々なテーマについて話し合うシリーズです!
今後も「防災袋に入れておくべきものは?」「避難生活時に気をつけるべきことは?」などなどのテーマを予定しています!

▶会員向け災害対応力レクチャーのお知らせ
私達一人ひとりが取るべき避難行動は生活圏・居住環境によって異なります。
この災害対応力レクチャーでは、IVUSA職員の宮﨑が、実際にあなたが暮らす地域や居住環境で必要な災害への備え、被災時行動をレクチャーします!
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事務局  三浦 慎爾
担当プロジェクトは天竜川鵞竜峡復活プロジェクト/印旛沼クリーン大作戦/カンボジア教育支援活動。公式SNSの担当もしています。
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