#IVS2023 KYOTO は何がすごいの? 代表・島川が語ります
史上最大規模で開催されるIVS2023 KYOTO。一体これまでとは何が違うのでしょう。代表の島川がウェビナー「はじめてのIVS」で語りました。
IVS史上初の招待制廃止。スタートアップに携わりたい人が誰でも参加できるように
2007年にスタートしたIVSは今年で16年目を迎えます。
これまでは500人から700人くらいの規模で開催していたのですが、徐々に参加者人数が増し、IVS2022 NAHAには約2,000名が集いました。2022年は過去最大級の大きさだったわけですが、今回はさらにパワーアップ。京都のみやこめっせを貸し切って開催します。
これまでのIVSは完全招待制のカンファレンスで、起業家や投資家の方々を中心にご招待をさせていただいていました。しかし今年からは、起業家の数を10倍に、日本のスタートアップへの出資金額を10倍にするというチャレンジをしようと規模を拡大。今までなかなか招待ができていなかった方にもぜひご参加いただきたいと考えています。起業家の方はもとより、これから起業したいと考えている方、スタートアップやVCに関わりたいと思っている方、スタートアップに関わりたい方、投資したい方々に幅広く楽しめるコンテンツを用意していまので、ぜひこのスタートアップに関わるエントリーポイントとしてIVSをご活用ください。
もちろん、これまで参加されていた方々向けのエリアも設けていますので、そちらでの濃密な交流は可能です。
京都の街を巻き込み、街中でサイドイベントが勃発
IVS2023 KYOTOは京都のみやこめっせをメイン会場として、6月28日〜30日の3日間にわたって開催します。初日は午後2時からスタート。オフィシャルのセッションは30日の午後6時頃に終わりますが、その後も多くのサイドイベントが行われます。
サイドイベントはみやこめっせだけではなく、サブ会場であるロームシアター京都など、京都各所で開催。参加者やスポンサーによる自主的な交流会やイベントが開かれるというわけです。今も申請を受け付けており、すでに約60以上100件ほどのサイドイベントの開催が決定しています。
サイドイベントというのは、海外のカンファレンスではよく開催されているものです。夜のイベントも多く、参加者やスポンサーの皆さんがホテルの宴会場や普通の飲み屋を借りて、特定のジャンルの人々を集めた交流会などを行います。一例をあげると今回はフィンテックに関係する人々だけを集めた会などが開かれます。なかには予約制や招待制のイベントもあるので、ピックアップしてスケジュールに落とし込みながら、ぜひさまざまなイベントをハシゴして楽しんでいただきたいと思います。
なぜここまで街を巻き込んだ大掛かりなイベントができるかというと、実は今回初めて実行委員会形式を導入したからなんです。京都府や京都市、京都知恵産業創造の森といった地場の行政の方々にも全面的にご協力いただいています。
IVS自体の目玉コンテンツには、6月29日午後に開催する「IVS LAUNCHPAD」というピッチコンテストがあります。こちらは、約14社ほどのスタートアップが登壇して6分間のプレゼンテーションを行うものです。IVS LAUNCHPADでは過去に500社弱ぐらい登壇してもらっていて、この中の60社以上、およそ15%くらいの企業がイグジットしています。なかには多くのIPO企業が含まれ、資金調達額も非常に大きなものになっています。ライブ配信もありますので、ぜひチェックしてみてください。
昼間のメインコンテンツはセッション。今回は過去最大の200以上250のセッション(NEXT CITY、PRO BASEあわせて)が予定されており、経営ノウハウを学べるセッションや最新のスタートアップ情報を知れるセッション、スタートアップ経営のリアルな悩みを聞けるセッションなどがあります。
さらに、数々のミートアップにも期待していただきたいですね。IVSが最も力を入れているのは、実はマッチングの施策だと言っても過言ではありません。もちろんセッションによる学びもありますが、やはりオフラインのイベントに来る最大の理由は「出会い」であるはずです。私たちは、直接出会うことでビジネスは最大化されると考えています。
経営者やVCと出会える「仕掛け」がある
ビジネスを加速するために必要なのは、人、物、金、そして情報です。
情報であれば、セッションでもキャッチアップできると思います。お金については、営業、業務提携、M&Aなどさまざまな資金調達の方法があると思いますが、IVS2023 KYOTOではスタートアップとVCを繋げるマッチングを行います。30社から40社くらいのVCによる相談ブースを出展いただき、その場でスタートアップ経営や資金調達の相談ができる場を設けます。国内のVCはもちろん、海外の有名なVCの方々にも参加いただく予定ですので、しっかり話し合いたいという経営者の方はぜひ事業計画書などの資料をお持ちください。起業前の方はアイディアシートでも構いません。シード以降の方は資料があると思いますので、PCやiPadでわかりやすくプレゼンできるといいと思います。
マッチングを最大化するために、事前にどんな人に会いたいかをヒアリングさせていただいています。たとえば、投資家の方であればSaaSの企業家に会いたいとか、起業家の方であれば約1億円前後をリードで出資してくれる投資家に会いたいとか、営業目的の方は社員50人以上の企業の決裁者に会いたいとか。IVSではこういった情報を開示させてもらって、お互いにマッチングできるように進めていきます。要望がそこまで具体的でなく「こういう経営課題がある」というレベルでもヒアリングさせていただき、マッチングを進めたいなと思っています。
あちこちのカンファレンスでもネットワーキングの時間は設けられていますが、交流するのって意外と難しいですよね。IVSでは、話題のフックになるような施策をふんだんに用意します。交流をしたいという方々は、ぜひ企画にご参加ください。
チャンスを掴むためのNext Pass、具体的にビジネスを加速させるためのPro Pass
今回は会場を3フロア使用します。3階がもっともオープンなエリア。幅広い参加者の方々が参加できるエリアで、起業したいと思っている方、起業前の方、エンジニアの方、大企業の新規事業担当者の方、スタートアップに関わりたい方、もちろんVCの方々もご参加いただけます。
1階はフードコートで、食を通じて交流ができるようになっています。地下1階は今までのIVSに似ていて、審査制での利用になっています。基本的には決裁者しかいないエリアです。地下1階と3階はそれぞれでセッションやワークショップが行われます。
今回チケットは3種類ご用意していますが、こちらの記事を読んでくださっている方におすすめなのは「Next Pass」と「Pro Pass」の2種類です。Next Passは1階と3階のみにアクセスできるチケットで、Pro Passは全フロアを自由に使っていただけるチケットです。決裁者とじっくり話したい方は、Pro Passの利用でビジネスを一気に加速できるかもしれません。
もちろん、IVSが仕掛けるイベントでもビジネスは加速できると考えます。たとえば、IVS Crypto 2023 KYOTOのトークセッションには伊藤穰一さんが出演。IVS Crypto 2023 KYOTOはWeb3に関連する事業を加速させるための枠組みですが、USDCというステーブルコインを発行しているCircleのジェレミー・アレールさん、レイヤー1ブロックチェーンを開発しているAptos創業者のモー・シャイフさんなど、著名な方々にご出演いただきます。
Web2の文脈では、サイバーエージェントの藤田晋社長にご参加いただくことになっています。スピーカーの数は300人以上700人。詳しくは、ぜひこちらのページをご覧ください。IVS2023 KYOTOとIVS Crypto 2023 KYOTOは1枚のチケットで両エリアを行き来できます。
パートナー企業も続々と集まっています。VCはもちろん、メディア、経産省、経団連といった団体、京都府などの自治体といった60以上のパートナーが名を連ねています。こういった団体とのつながりを求める方にも魅力的な機会ではないでしょうか。
IVSは、思想として中央集権的なカンファレンスを実施しているというよりも、プラットフォームとしての役割を担っています。多くの方々にご協力いただきながら、一緒にIVS2023 KYOTOを作っていきたいと考えています。
この記事は2023年5月17日に配信したウェビナー「はじめてのIVS」の後半部分を書き起こして編集したものです。可読性をあげるために、当記事は音声配信の内容を大幅に編集してお届けしています。
動画はこちらよりご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=MjOeBbVuuQs
IVS2023 KYOTOの概要・チケットのご購入などは公式サイトをチェック
https://www.ivs.events/ja/2023
※セッション数、サイドイベント数、スピーカー人数に大幅な追加があったため修正を行いました(2023年6月2日)