道明寺の菩提樹の実が茶色に
大阪藤井寺にある尼寺、道明寺は菅原道真ゆかりのお寺で、枝垂桜や梅の他、大変立派な菩提樹の木があります。
中国原産の落葉高木。高さは10mほど。花期は6-7月頃で淡黄色の花を咲かせます。日本へは、臨済宗の開祖栄西が中国から持ち帰ったと伝えられており、日本の各地の仏教寺院によく植えられていますが、この道明寺の菩提樹は大きく立派です。
花は6月のはじめころに咲きます。(写真は2016年6月4日)
釈迦は菩提樹の下で悟りを開いたとして知られていますが、釈迦の菩提樹は本種ではなくクワ科のインドボダイジュ(印度菩提樹、Ficus religiosa)のことです。中国では熱帯産のインドボタイジュの生育には適さないため、葉の形が似ているシナノキ科の本種を菩提樹としたと言われています。
菩提樹は、ゴータマ・ブッダの別名であったボーディー (Bhodhi)で、そのことから「菩提樹」は「ゴータマ・ブッダの木」を意味します。
菩提樹の実は、仏教でも最高のものとして扱われています。
道明寺へは、近鉄南大阪線「道明寺駅」または「土師ノ里駅」から徒歩5分程度です。
Wikipedia 基本情報:
所在地 大阪府藤井寺市道明寺一丁目14番31号
山号 蓮土山
宗派 真言宗御室派
本尊 十一面観音菩薩(国宝)
創建年 6世紀末
開基 土師連八嶋
札所等 尼寺三十六箇所23番
聖徳太子霊跡3番
河内飛鳥古社寺5番
文化財 木造十一面観音菩薩立像(国宝)