音ゲー珍譜面ツアー
本当は神譜面集って言いたかったんですけど、非音ゲーマーもワンチャンみるかもしれないので普通に珍譜面って書きました。
初めましての方は初めまして。知ってる人はこんにちは。
普段はいうよかって名乗ったり、ようって名乗ったり、片野って名乗ったりしてます。しがない一般人です。この記事の公開日は24日ですが、その次の25日は僕の誕生日なのでお祝いしてください。
まずこの記事は全国高専_非公式 Advent Calendar 2023参加記事です。なので高専生が見る事を基本的には想定して書いてます。(一般人でも楽しめます、というか音ゲーマー向けでもある)
そんでもってアドベントカレンダーの24日なのでトリの一日前ってことになります。いやぁ怖い。
高専生が高専向けの記事を書くんだから技術系の事を書くと思ったでしょう。しかし残念ながら、あまり技術系の話は面倒なのでやめました。
というか、他の人の技術力が高すぎます。怖いです。
基本音ゲーのことぐらいしか考えて無いので相変わらず音ゲーの記事書きます。高専生だからそれなりに好きな人いるでしょ?音ゲー
とは言え非音ゲーマーも見るだろうということで、そんな人でもある程度は見れる記事を作ろうと思った結果が、当記事名の通りです。
今回取り扱うのは比較的有名な譜面になっているのでFFの音ゲーマーさんからすれば「出たw」ぐらいの反応ばっかの譜面になると思います。仕方ないでしょ、これ音ゲーマー向けじゃなくて高専生向けなんだし・・・
それではいきましょう。
NOISZ「NOISZ(Overload)」
π•ρ•maniacという楽曲のOverloadという難易度の譜面です。
まずこのNOISZというゲームは弾幕シューティングと音楽ゲームを混ぜたゲームになっています。それだけでも困惑しますね。
π•ρ•maniacはDM Ashuraさんが作曲した曲です、分かる人に言えばDDRのΔMAXと同じ人です。そんな彼ですが、実は大学の数学教師だったりします。(重要)
もっと言うと作曲者と数学者と言語学者と教師らしいです。なんだこの人・・・
ちなみに彼はYouTube上で高等数学の授業動画等を投稿されています。良ければ見てみてください。外国の方なので全部英語ですけど
さて、そんな彼が作った曲にはその曲専用のギミックがあります。
それがこちら。
そう、突然数学が始まります。2択だからどうにかなるとかそういう問題じゃありません。そしてこれは比較的簡単な難易度で出現する問題です。今回紹介するoverload譜面ではどんな問題が出るんでしょう?
はい。なんと音ゲーとシューティングをやりながらゴリッゴリの三角関数等の高等数学をやらされます。
一応元ネタは存在しますが、カオスさはこっちの方が上なので今回はこっちを紹介しました一応元ネタはこちら。こっちはダンスゲームしながら数学させられる。RTA in JAPANでも走られたので比較的有名かもしれませんね。
高専生のみなさんならこういうの好きでしょ?
NOISZはSteamで配信中です。ほかにもSwitch版やスマホにもアプリがあるので見てみると良いでしょう。
Pump it up
「Handsome Character That Passes (D16)」
Pump it upは韓国のどっかで見た音楽ゲームで踏むところ反転させたようなゲームです。PIUと略され、パンプと呼ばれる事が多いです。さっきの数学でもみましたね。パクリゲーぽくも見えますが、結構中身は全然違います。
日本ではほぼ見かけないゲームですが、韓国では日本において太鼓の達人レベルで有名なゲームです。
このゲームですが、かなり個性的な譜面がある事で有名です。
出オチです。とりあえず見てましょう
曲開始直後、すぐに譜面が始まるアホ譜面です。
ロード画面の時から最初のパネルを踏んでないとほぼ反応できないです。いやぁ素晴らしい
高専生のみなさん、ゲームを作る時はこういう欠陥が無いようにしましょうね。
非音ゲーマーの方の為にこれを他のゲームで例えると、
開始した瞬間ここから始まるマリオみたいなもんです。愉快ですね。
ちなみに現行作品では遊べません。そもそも現行作品ですら日本では4店舗しか遊べません、まあ韓国のゲームなので・・
Sabin Sound Star「Sign Mellow (EX Percussion)」
この辺で気づいたと思いますが、今回、国産の音ゲーが殆どありません。というのも、国産音ゲーは非音ゲーマーから見てもぶっ飛んでいるって分かる譜面があまりないんですよね・・・
さて、Sabin Sound Starですが、EZ2DJと言うゲームの後継機として作られたゲームです。3Sと略されます。EZ2DJは聞いたことある人がいると思います。チュウニズム収録の神威やA site De La Rue等の初出音ゲーです。チュウニズムに収録されているFiniteと言う曲がありますがこちらも3Sが初出になっています。(もっと厳密的に言うと色々面倒なので省略)
3Sですが筐体はこんな感じになっています。
情報量が多いですね。3Sは4つのゲームモードがあり、それによって使用するデバイスが変わります。詳しい解説はこちら。
今回は大きなボタン6つのみを使用するモードです。
見てみましょう。
譜面作成者は人間の腕が2本であることをご存じないんでしょうかね。
韓国の音ゲーの傾向としてこのような長押しが多く使われる譜面が多いのですが、本譜面はそれを踏まえてもぶっ飛んでます。韓国のトップ音ゲーマーですら無理みたいです。
ちなみにSigh Mellowという曲もこれまた変な経緯を辿った曲でして、
元々同人の恋愛ゲームに書き下ろされた曲なのに、そのゲームが開発中止になり、何故かEZ2DJに収録されて3Sに収録されたという経緯があります。
そんでもって現行のEZ2AC FINAL:EXには未収録で、家庭用作品のEZ2ONにもありません。
現在はスマホ音ゲーのLanotaに収録されているので良ければやりましょう。というか曲が良すぎるので普通に曲聞いてください。
SOUND VOLTEX「グレイスちゃんの超~絶!!グラビティ講座w」
やっと初の国内音ゲーです。KONAMIは沢山の音ゲーを作っており、BEMANIシリーズというブランドを持っています。かの有名なDance Dance RevolutionもそのBEMANIシリーズの1つです。
そのシリーズの中でも最も若者層に人気のある台です。SDVXと略されます。
プレイヤーからすればとても有名な譜面です。
まず、この譜面はエイプリルフール用に作られた譜面です。非音ゲーマーの方に解説しておくと、一部の音ゲーではエイプリルフールにはトンデモ譜面を作ったりトンデモ偽告知を行ったりするわけです。
この文化は比較的最近始まった文化で、当譜面は割と音ゲー界隈のエイプリルフールの先駆けに近い存在です。
さて、どんな譜面か見ていきましょう。
はい。プログラマー泣かせな動きをしていらっしゃいますね。
このゲーム、レーンが多少傾いたり、たまに回転したりはしますが、ここまで譜面を見せる気の無い動きは基本しません。
尚、SDVXはこれに懲りず4譜面程エイプリルフール譜面を作ることになります。というか、SDVXとmaimaiとグルコスがエイプリルフールで変な事するようになった結果、沢山の音ゲーでエイプリルフールネタが作られるようになりました。ありがたいですね。(ほんまか?)
beatmania IIDX「GAMBOL [Another]」
EZ2ON「Sudden Death」
こいつらは同類なのでまとめて紹介します。
beatmania IIDXは、BEMANIシリーズの1つで、現在31作目が稼働中の長寿作品です。EZ2ONは先述したEZ2DJのPC版作品です。
譜面を見てもらえば、「あれ?そこまで難しそうにも見えないし、変にも見えないけど」と思うでしょう。はい、確かに、譜面自体には変な要素はありません。寧ろとても簡単です。
もっと言うとGAMBOLは譜面がNOMAL,HYPER,ANOTHERと用意されていますが、NOMAL,HYPER,ANOTHERの配置は全て同一です。
なのに、NOMALはレベル2でANOTHERは最高レベルの12がつけられています。(厳密的には旧難易度表記の時代の譜面なのでレベル12ではありませんが、今の難易度基準で見ても余裕で最高難易度の12が付くと思います。)
不穏ですね。
さて、EZ2ONのSudden Death。こちらも譜面が、EASY, NOMAL, HARD, SUPERHARDと4種類あり、4譜面とも配置が全く同じです。
しかも配置も非常に簡単です。このゲームの最高レベルは20ですが、多分レベル4とかそれぐらい。
なのにも関わらずそれぞれ難易度値が16,17,19,20と振り分けられています。
どうしてなんでしょうかね。
察した方もいるかと思います。そう、判定がクッッッッソ辛いんです。
具体的に言うとGABMOL Anotherはジャスト1フレーム、Sudden Deathに関してはSUPERHARDに関しては±3msの範囲で押さないとミスの判定になります。
尚、Sudden DeathのHD、SHD譜面に関しては未だにクリア者が出ていません。そんぐらい極悪な譜面です。というのも、EZ2ONはオンラインでユーザーと戦うモードがあって、どこまでを耐えられてるかを競う事を作られた特殊譜面だからという経緯があります。文字通り、Sudden Deathですね。仕方ない・・・のか?
ちなみに僕はSudden DeathはEASY譜面しかクリアできません。それも勝率2割。
Pump it up「WI-EX-DOC-VA (D24)」
またPIUかよ。って思う方もいますけど、仕方ないんです、このゲームネタ要素が多すぎるし・・・
PIUにはREMIXというものがあり、既存の楽曲を合体されてREMIXして難しい譜面として登場させるというん文化があります。
太鼓の達人で言えば〆ドレー2000、Purple Rose Fusionがこれに分類すると思います。そのような曲文化が1つのジャンルとして主流化していると思っていただければ。
この楽曲はWitch DoctorとExtravaganzaという楽曲のミックス曲です。
タイトルはそこから来てます。因みにどうやって読むのかよくわかってません。
ところで、PIUのパネルってこんな感じになってるんです。
端の間の距離が大体140cmだとされています。結構広いですね。それを踏まえた上でこれを見ましょう(問題の場所に飛ぶようになってます。)
いやぁ、凄い見栄えですね。これもインスタ映えするじゃないんですか?
人間としての尊厳を失いそうな素晴らしい譜面ですね。ただ、これエイプリルフール用譜面とかでもなく、通常譜面としてあるのが本当に面白い
僕も東京の某ゲーセンでPIUをプレイした時に真似してみましたが、すぐに足が破壊されました。よい子はマネしないでね。
おわりに
本当はもっと紹介したい譜面もあるのですが、これ以上行くと非音ゲーマーへの説明がかなり増えてしまうので今回はここまで。いやぁプレイすると尊厳が破壊そうな譜面ばかりでしたねぇ。
最後に僕が東京でPIUをプレイした時の動画を乗せます。
・・・これ載せたら僕の尊厳が破壊されるのでは?
おわり