甘えるのには勇気がいる(1)

みなさんは甘えることが出来ますか?

甘えるって聞くと恋愛の面で捉えがちかなと思うんですけど、確かにそれもあるけど、私が今回お話したいのは、家族や友人に対しての甘えです。

私は6人家族の長女で生まれました。3歳で初めて妹ができ、6歳で2人の目の妹ができ、12歳で1人目の弟が出来ました。お姉ちゃんになることはとてもわくわくでした。でもよくある「お姉ちゃんなんだから」という言葉は親から言われることはあまり無かったのですが、
妹と喧嘩をした時に真っ先に怒られるのは私。おもちゃ欲しくても買ってもらえるのは妹。食べたいものを決める時も大体は妹の好きな物。
我慢をすることが増えました。でも大きくなるにつれ反抗することが増えました。妹も生意気で嫌いな時期もありました。
ドラマやアニメで見る、「大好き」って言葉も言わなくなりました。親への手紙も正直書きたくなかったです。それくらい家族のことが嫌いだったんでしょう。

ここで、それが甘えにどう繋がるの?と思いますよね。
私はこのような流れで素直になれない子になっていました。
『八方美人で素直じゃない』
よく親に言われてました。でもその通りだと思います。家族にはムスッとした顔で過ごしていたけど、学校ではニコニコしていました。
嫌われるのが怖かった。周りから頼れる人がいなくなるのが怖かった。だから、みんなから好かれたい。平和に生きたい。それが私の生き方でした。
私が素直になれなかったなと思った出来事。
1つ目は部活。
私はテニス部でした。私の家は貧乏だったので、お金のかかるテニス部に親は猛反対。でもそんな反対を押し切ってテニス部に入部しました。親は私の大会に来たことがありません。いつもその日には妹達がお出かけしたいというのでイオンにお出かけしに行っていました。
私もテニスがとても下手だったので別にいいやという感じでした。
でも、中学3年生の最後の夏の大会だけは見に来て欲しかったです。親に「次の最後の大会は見に来て欲しいな」と言えばいいものの、私は恥ずかしくて言えませんでした。当日親は私を試合会場まで送り、その日も妹達とお出かけしていました。周りを見れば仲間の親は見に来て応援をしている。とても悲しくなりました。
どうして来てくれないんだろう。私より妹達の方が大切なんだ。そう思いました。
でも今思うと私が素直になって伝えれば良かったなと思います。親に甘えれば良かった。
少し後悔しています。

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