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【今日のつぶやき】菅総理の総裁選不出馬に関する雑感
正直政治はよくわからないし、高校生のころに読んだ開高健のエッセイに書いてあった「政治なんて結局誰がやっても同じ」という言葉に今でも共感を抱き続けているので、次の総理が誰だろうとたいして変わらんのだろうと思ってるわけです。
菅さんについては、やっぱり総理の器じゃなかったなというのが実感。とくにオリンピック/パラリンピックの開会式の表情を見て「こりゃあダメだ」と思ってしまいました。そもそもコロナ禍の中であえてオリパラを決行する理由はなんだったのか。あえて大義名分的なものがあるとすれば、感染リスクを補って余りある感動がそこにあるから、だったはず。バッハにゴリ押しされたとかとか投下した資金を回収するためとか事情は数多あったかもしれませんが、本来のやる異議っていうのは、世界中の人が楽しめるから、元気をもらえるから、ってところにあったはずなのに、それをけん引する菅さんがあんな死んだ魚みたいな目をしてちゃだめでしょう。嘘でもいいのに楽しみにしている姿、選手を温かく迎える表情、応援する熱意。ひとかけらも感じられない。そんな姿を見てこの人ではダメだと思ってしまった。
そんなこと?って思うかもしれないけど、そういう印象って結構尾を引くものだと思う。正直僕の中での次期総裁候補たちの印象も、こまごました政策よりもビジュアルの印象のほうが強く作用してる。
例えば岸田さんならば、外相時代の明るいイメージは今でも好印象として残っている。特にオバマ大統領の広島訪問時、キャロライン・ケネディさんと並んで平和記念公園を歩く姿なんかとてもスマートだった。
河野さんで言えば中国の華報道官との笑顔のツーショット写真が強烈だった。別にあの写真一枚で河野太郎なら中国と上手くやれるなんてことは微塵も思わないけど、ちょっと心が明るくなるような写真だったことは間違いない。
そういう些細な明るさが菅さんにはひとかけらも無かった。仕事はよくやっていたのだと思う。だけど世の中を明るくしてくれるようなエピソード、いや仕草のひとつでさえ提供することができなかった。オリパラは絶好の舞台だったのに、あの表情。まあ向いていなかったんだと思います。
他の候補は高市さんと石破さんか。高市さんは岸田河野に比べると今いち世間に良さが届いていない。外相時の岸田、ワクチン担当の河野というのは良くも悪くも世間には届いている。高市さんはそれ以前に稲田朋美とは違う!というところを見せてほしいなとは思います。正直保守の皆さんが「しっかりした国家観を持っているのは高市さんだけ!」といくらツイートしてみても、正直「あんたら稲田朋美で懲りてないの?」と思ってしまう。なんで高市早苗なら大丈夫なのかをきっちり示してくれたら、僕は彼女が総理でも全然かまわない。
石破さんは発言がネチネチしてるから嫌いでーす。ま、岸田さんも今から森友やるとか馬鹿だなーと思いますが。
ということで、菅さんお疲れ様でした。おかげでワクチン打てました。