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再評価急上昇中! ピンク・レディー/ケイ

テクノロジーの進化というのは素晴らしい。

デビュー当時からのピンク・レディーファンにとってはたまらない出来事が、今Youtubeで起きています。つい最近、少なくともここ数年の話ですが、Youtubeに「伝説の・ピンク・レディー」というアカウントが突然現れて、ピンクレディーの動画を続々とアップし始めたのです。

これまでもYoutubeにピンク・レディーの動画は上がっていたのですが、ほとんどがDVDの転載、もしくは解散からの復帰後のごく最近のテレビの映像で、全盛期の映像はごく僅かでした。

ところが、「伝説の・ピンク・レディー」氏がアップする動画は、まさに全盛期のもの、しかも画質を調整してちょっと信じがたい高画質で配信しています。

全盛期と書きましたが、本当に良くこの映像が残っていたものだと感心するものが多々あります。「伝説の・ピンク・レディー」氏、私にとってはいまや現人神に近い存在です。これだけ派手に動画を上げて一切削除されていないところを見ると公式すら黙認しているのかもしれません。とりあえずチャンネル登録は👇こちら。

で、毎回動画がアップされるたびに狂ったようにリピしているわけですが、各動画のコメントを見ていて感じることがあります。正確に数えてはいませんが、意外とケイを再評価する声が多いのです。これはいったいどうしたことなのでしょうか。

絶頂期、ミーの魅力はパッチリした目元、いかにも健康そうで規格外のド迫力ボディ、鈴が鳴るようなかわいい声と、とてもわかりやすく一目で虜にさせるパワーを持っていました。テレビを付ければミーのほうに目が行ってしまうのも仕方がないと私も思います。

しかしです、今や巻き戻しも早送りも自由自在の動画配信が発達した今、私たちは当時より冷静に二人の姿を見ることができます。そこで初めて今まで見えてこなかったケイの魅力に気が付く人が続出しているのかもしれません。私も記憶の彼方にあってもう二度と観ることができなかった、コンサートでの二人のソロが観れるとは思ってもいませんでした。

ペッパー警部からカメレオン・アーミーあたりの絶頂期しか知らない、そこのあなた!是非二人のソロを聞いて欲しいです。特にケイはピンク・レディーで歌う時とソロで歌う時のギャップが激しいです。あなたの知らないピンク・レディーのケイがいるはずです!

まずは、ケイファンとしては基本の基本。
'78ジャンピング・サマー・カーニバルのチェインド・トゥ・ユア・ラブをご覧ください。

これ本当は'78ジャンピング・サマー・カーニバルで再生リストが出来てるんで、ぜひ通して見てほしいです。ピンクの絶頂期に何が起こっていたのかよくわかります。「全力」とはまさにこのこと。このころのケイさんは振りもキレキレで魅力全開です。フィナーレの歩きっぷりとか超男前で惚れ惚れします。

で、ですね。上の動画から45年近く経ってどうなっているかといえば、この通りです。これ、昨年末のライブですよ。

二人ともソロになってからは自分の好きな音楽を楽しんでいる感じなんですが、特にケイこと増田惠子さんは失礼ながらこの歳にしてさらに表現力が増して、音楽の幅も広がっているように見えます。なによりとても幸せそうです。

さらに今年、アルバムが出ました。タイトルは「そして、ここから…」。既に各種サイトで配信もされていますので、少しご紹介を。

何が嬉しいって今回このアルバム、ピンクのコンサートのケイのソロがライブ音源で収録されていることです。上で「表現力が増した」とは書きましたが、当時のソロを聞いてもケイには既に確かな表現力が備わっていたことがわかります。

おすすめは以下の4曲。増田さんから2曲、ケイさんから2曲、スタジオ録音とライブ音源でそれぞれ選んでみました。

「向日葵はうつむかない」は阿久悠/都倉俊一の手になる曲で、増田惠子の現在地と言っていいと思います。

そして「すずめ」ですが、この曲はあらゆる意味で飛び抜けてます。当時何故ヒットしたのか、若すぎた私にはわからなかったのですが今はわかります。やっぱり中島みゆきはすげえです。

アルバムには近田春夫の曲も収録されているんですが、この二人は曲聴くだけで、すぐに中島みゆき、すぐに近田春夫ってわかるのは本当にすごい。

「カリフォルニア・ブルー」はケイのソロ歌手としての実力がよくわかる曲。この声でなければこの乾いた感じは出せないし、今のアイドルには絶対に歌えない曲。

「ジェントル・オン・マイ・マインド」はすごく短い曲なんですが、とにかくケイがかわいい。そしてやっぱり歌が上手い。

まあそんなわけでどれでもいいです、まあ聴いてみてください。聴かないことには始まらない。ロックもソウルもディスコもカントリーもジャズも中島みゆきも近田春夫もいける、そしてまだまだ美しい、ピンク・レディーのケイも増田惠子も最高なのであります。

そんなわけで、来月ライブ行ってきます!

Billboard Live YOKOHAMA!!! 

追記:
'78ジャンピング・サマー・カーニバルのプレイリストのリンクです。
とにかく観て。ミーのソロも凄いんで!

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