たった今見た夢「下手なヴォーカル」
学生時代の同窓会っぽい催しで久しぶりにバンド組んでヴォーカルで歌っている私。ベビメタだと思う。多分歌は酷い。でもやたら楽器を演奏している人数が多い。
なぜか場面がすぐに切り替わって帰りの電車のなか。下車駅が近づいてきてドラムを叩いていた髭面の男がじゃあ三本締めで締めようと言い出し、三本締めを始めるがなぜか三本締めではなく三三七拍子。なんか長くて2回目で手拍子が少なくなり、さいごまでやりきれない。
半分くらいが下車して残りの半分が車内に残っていた。離れた席で「ドラムの〇〇さんが、今日はありがとうって言ってたわね。」という話声が聞こえてきた。
ハッと思った私は周囲に向かって「すみません、今更なんですが、今日は歌わせてもらっちゃってありがとうございました。」と言って頭をさげた。
近くにいる年配の倍賞千恵子っぽい女性が「いいのよ気にしないで。」と言った。でもその言葉を聞いて私はみんなが私の歌をやっぱり下手だと思っているんだと自己嫌悪でいたたまれない気持ちになって、年配の女性に「じゃあ僕、行きます。」と言ってデイバッグを背負って扉の外に出た。
私はいつの間にか電車ではなく場末の安宿にいることになっていた。
女性は「寂しくなるわね。」と言った。思わず私は彼女を抱きしめたくなったところで目が覚めた。