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当然に私が生まれる前から存在している建物。 遠足で連れられた、くらいの場所。 田舎らしく高い建物が無いので、 松山市内に居れば遠くからでも城がよく見えた。 夜もライトアップされ、 暗い山の上で浮かんで見えたのは、幻想的な記憶。 でも地元を早く出て行きたかった。 上京しても地元への愛着は湧かなかったけれど、 城だけがポツンと建っている他県のものより、 「城下町」としての風情や佇まいが、 良いものだと思った。 自慢。 何が言いたいかというと、たまにある「日本の城ランキング」
区役所に向かうバス。 斜め後ろにいるお年寄りが 楽しそうにお話しされている。 お友達同士、 いつまでも話題が尽きないようで、 おひとりのおばあちゃんが 何度も引き笑いして、 私も意味なくつられそうになる。 「たっ、はーー(声にならない)」 「笑う男」を思い出した。めちゃめちゃイケてるという バラエティ番組のひとネタで、 一見、真面目なドラマ仕立ての脚本から、 一転、どこからともなく濱口優さんが現れて ただ、笑う。他のメンバーの さっきまでの真面目な演技をちょけたりして