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オッドアイ#6


既に何年も前からシンパを
暗躍させて
最北の土地を
虫食いとはいえ手に入れ
現在でも随時進行中

当時から協力者であった
地元の有力議員S木は
率先して働くし

最近では各地域の首長も
取り込んだ

極北、極南の
用地買収が進み
あと10年もすれば
日本は完全にC国の
植民地となるような
侵食ぶりだが

最近では少数ながら
日本国内の領土侵略に
気づいた者たちが
バラバラのパーツに
分けていた事を
結び付け
頓挫させかねない
事態に
なっている

丁度
C国元首自身の
進退に陰りが
見え始め
このままでは今秋の選挙で
再選できない恐れが
懸念される
まさにその時


天井知ずと
言われてきたC国経済

「爆買い」の
言葉も産まれた金満購入に
破綻の陰りが出始め
金融機関が破産し
経営者が逃亡してしまった

システム障害と
胡麻化しているが
経済に明るい者には
補填も弁済もされない
状況であると承知している

C国の
預金保護など
絵に描いた餅以下とね

S元首は
自国での自身の推進力に
陰りが出てきていることを
自覚しているからこそ

より一層の
共産力強化に奔走し
揺らぐ権力を挽回するため
強硬姿勢を貫いているが

現実には
対抗勢力が出てきており
長期政権による弊害を掲げ
政権奪取に水面下の攻防

そんな不安定な状況の折に
大きな出来事が
同時多発的に
世界を駆け巡ったのは
それだけC国の陰謀が
多く仕掛けられている
証でもある

途上国への貸付を
重ねることで
植民地化を図り
あと一歩のところで
S国を手中に収められるはずが
大統領が国外逃亡したことで
大きく計画が狂ったのだ

・過度なESG
 (環境・社会・企業統治)
  スコアアップ目標

・有機農業強行による
  農業破壊

など

環境イデオロギーによって
引き起こされた危機を

C国が上手く利用しての
計画だったが
完全に失敗に終わり

マイナス要因の連鎖が
始まった

複数の
急務危急の時

A氏はチャンスとばかりに
更に追い打ちをかけようと
精力的に動いていた

それを逆に利用
されてしまったのだ

全てを
合理的に解決するプランの
トリガー(起動装置)として
排除対象となる運命に落ちた

数年の時間稼ぎと
現在の危機を
逆転させるため

世界に知名度があり
あり得ない衝撃を与えるに
ふさわしい人物

平和と安全の象徴とされる
日本で発生させる衝撃

などの

条件を満たすのは
A氏しかいなかった

魔手を借りて
スナイパーを手配し
邪魔なA氏を暗殺

そして
思惑通り
世界に激震が走った

A氏は各国同志を絆ぐ
チェーンであり
核心だったので
これを断ち切り
連携を阻止するために 
あらゆる手段が講じられた

アクシデントが起きても
生きては帰れぬよう
十重に二十重に
策が巡らされている

事後の牽制のために
宗教を利用した
マスメディアにおける
情報操作の筋書きと
多額の資金供与

警察、検察
SP、医療関係にも
後手や医療事故が生じるよう
あらかじめ仕組んでおいた


近隣の道路事情から
心神耗弱状態者の選定まで

綿密に織り込み
「あの日」決行したのだ

特筆すべきは
特殊な「弾」を使ったこと

体内で広がり痕跡が残らない
特殊な「弾」

腕のいいスナイパーと
適切な場所さえ確保できれば
外すことはないので
確実に目的は遂げられる

射入口は有っても
わざと脆弱に、作った
弾殻が被弾と同時に
体内で飛散するので
内蔵に多大な損傷を与える

飛散した後は体液に混ざり
検出不可能になるのだ

コロナ騒ぎで
目もくれていなかった
「弾」が
暗殺の成果で
思わぬ評価を
裏社会で上げてくれた

体液に分解される「弾」は
秘密裏に、そして
速やかに現在
バイヤー向けのロビー活動が
始まっている

此れこそ
今後、世界の要人を狙うに
引く手あまたの
武器となるであろう

ただし
時間の経過とともに
皮膚に痕跡が
浮き上がるという
改善点が残っているので
発覚しないように
速やかに荼毘に付す
必要がある

これは今後の
課題となるが

取り敢えず

今回の事件では
その点も、手配済みで

近親者は高名な者ばかり

生まれ育ちがいいと
脅すのは簡単と見え

あり得ない早さ
数日で荼毘に付され
痕跡の抹消には成功したので

暗殺は絶好の
コマーシャルとなり

全てが陰謀で
見せしめとして
ワザと「暗部」を
におわせてある

これは
獄界の手先には
歓喜と呪縛
両面での知らしめとなる

ほぼ獄界の下僕と
成り下がった
C国
S元首は
己の欲望を叶えんと
益々、穢れを強くしている

S元首指示のもと
秘密裏に
殺人兵器となるような商品や
生物兵器などの
細菌研究も為されてきた

コロナも、その一つで
殺傷やパンデミックなど
原因不明なまま
目的を達するように
毒性を強めたのだ

秘密組織研究所では
コントロールできていたが

拡散後に予想外の変異を
遂げてしまい

世界各国に向け
販売予定だったワクチンが
無用の長物と成り果てた

生物兵器の目算が大きく
外れたうえ

変異のせいで
自国に戒厳令を
敷かなければ
ならない事態に発展し

打つ手がないまま
収集が測れずにいた

いつもの報道統制で
ごまかしつつ
事態を静観し
自然終息を待つしかない

消極的ではあれど
下手に
動けなかったのが事実で

なぜなら
世界中でC国が
発生源であるとの
リークが為されたのだ

C国上層部のみに
抗体を接種し
知らぬ存ぜぬを
決め込むしかない

S元首並びに高官達は
多少、国民が死のうと
間引きになるから丁度いい

そんな考えの持ち主ばかり


一人っ子政策終息から
爆発的に出生率が増加して
困っていたし

底辺の下層民が
多少、増減したところで
蟻ほども意に介してないから

乳幼児用のミルクに
毒性のある
混ぜ物をしようが

殺鼠剤入りの
加工食品が出まわろうが

段ボールで
かさ増しした肉まんだろうが

何でもありで

死ねば幸いとばかりの扱い

S元首は
諍いや争いを好み
人の物を欲しがる癖がある

自分が強権を揮う
独裁国家を望んでいるが
悲しいかな
経済には疎い

今となっては
誰も教えるどころか
諫言すらできないから

C国の金融は破綻寸前

異常気象の
干ばつから
食料自給率の低下は
もはや
「飢饉」のレベル

国民より「欲」優先だから

国内の乱脈開発が原因で
道路陥没した穴に
落ち込んだ生依存者を
救助するどころか
面倒とばかりに
生き埋めにしていた

遺族には、わずかばかりの
銭を握らせて終結

遺族も貧しいから
家族の命の対価が
涙銭でも
もろ手を挙げて受け取り
黙り込む

イヤイヤながらではない
憐れさよ

有難く金を受け取るのだ

それほど貧するが故
鈍しているのだ

競争が無く
平等を謳ったはずの
共産圏なのに

思考統制から
言論の自由もなく

極端な貧富を
生んでいるのだった

いつの世でも
貧しき者の命は軽んじられる
命に軽重は無いはずなのに

毎日の重ねから私なりの 「思い」を綴っております 少しでも「あなたの」琴線に 触れるものがあれば幸いです 読んで下さり、ありがとうございます