2022年7月3日を巡る天気
2022年7月3日の日曜日は人生にとって、とても大切な日だった。
天気でこの日を巡るてんやわんやの記録を残す。
7月1日(金)9時32分 天気:曇
仕事をしていると周りがざわついてきた。
台風が発生したらしい。
7月1日(金) 11時43分 天気:曇
台風の関係で上司から日曜日休みの人を確認され、
休みの人は全員出勤と言われた。
絶対に出勤なんですか?と条件反射で上司に向かって言ってしまった。
その後全てを説明して、どうにか休みを取ることができた。
同期に生きている意味を見失いそうになったと笑って言い合った。
7月1日(金) 12時12分 天気:曇
仕事をしながら、NHKのお昼のニュースを背中で聞く。
やっぱり台風は直撃するらしい。
7月2日(土) 9時03分 天気:曇時々雨
親友と久しぶりに会う。
久しぶり!をいう間もなくパン屋へ向かう。
少し小雨が降ってきた。
7月2日(土) 10時24分 天気:曇
日曜日の行程の話をする。
予定していた時間の変更せざるを得ないと結論に至る。
台風どれぐらいの強さなんだろうと考える。
窓から外を見てみると、雲はあるものの台風前なんて全く思わない。
7月2日(土) 13時50分 天気:曇時々雨
親友を連れある場所へと向かう。
なおさら明日は晴れてくれと願う。
7月2日(土) 15時08分 天気:小雨
お腹が空いてタコスを買う。
車を降りた時は曇りだった空が、
タコスを受け取り車に戻る頃には小雨が降り小走りで車に乗り込んだ。
7月2日(土) 17時45分 天気:大雨
親友を飲食店へと送る。
雨が降ってきてワイパーをゆっくりから少し早いの速度に切り替える。
飲食店へ降ろす際に、もっと入り口近くに車をつけてあげればよかったと雨を避けるように小走りで走る姿を見て反省をした。
7月3日(日) 1時12分 天気:強い風と雨
眠っていたのに窓に風が当たる音で目が覚めた。
あぁやっぱり台風だと思う。
寝ぼけ眼で、ベランダに植物があることを思い出す。
思い出しただけで眠気に勝てずそのまま眠った。
7月3日(日) 10時00分 天気:曇
空を見上げ、一応この時間の天気を確認する。
雨は降っていないけど曇か。
7月3日(日)14時48分 天気:曇時々晴れ
ベランダの窓際に腰かけ革靴を磨く。
雲の間から晴れ間が見え、白の中に青が見える。
晴れるぞという自信を持つ。
7月3日(日) 17時20分 天気:曇
会場に向かう。空を分度器でいう0°から180°に弧を描くように見上げる。
曇りのところもあるけど、空が夕焼けづいている所もあり晴れる気配がする。
7月3日(日) 17時55分 天気:曇のち豪雨
駐車場から親友が見えた。写真撮影している様子。
写真撮影をしている場面の写真を撮ろうと思いかばんを漁っていると大きな雨粒が2、3滴落ちてきた。
そうこうしてる間に前が見えないほどの土砂降りに。
写真どころか車から出られないどうしよう。
7月3日(日) 18時10分 天気:晴れると見せかけ豪雨
少しだけ雨が止んだ。その間にカメラを取り出し親友を遠くから撮る。
また雨がまた降り出してきたが、車を出ないとずっと出られなくなる可能性がある。
あぁ、革靴。と思いながら雨の中走る。
走っている間も雨脚が強くなる。
7月3日 18時05分 天気:不明
トイレの鏡の前。
どうしよう。雨に濡れてしまった。
こんなんでみんなの前に出るには恥ずかしい。
フロントの人に相談したらドライヤーとか貸してくれるのか?
と考えながらお気に入りのポケモンハンカチでジャケットを拭く。
7月3日 18時15分 天気:遠くで雨
雨は止んだみたいだけど、雨雲が街側へずんずん進み、遠くでは雨が降っている様子。
スタッフの人が私を探していたみたい。
すいません。雨のせいでそれどころじゃありませんでした。
視線の端っこで知らない子が窓を指さしなにか興奮している様子。
7月3日 18時30分 天気:青空に淡い夕陽が差す
会場に入る。なんて素敵なんだ。
7月3日 18時46分 天気:夕陽が会場を差して神々しい
親友はとても綺麗だった。
証人者として、夫妻と握手をする。
その瞬間、他の人もいるのになぜか親友夫妻と私だけの空間に感じた。
おめでとうございます。と心を込めて言えたことが嬉しかった。
夕陽が差す会場はあたたかく感じた。
7月3日 18時53分 天気:晴れのち虹
式中に、虹だと呟く。
その声で、みんなが虹の方を一斉にみる。
とても大きな虹が空にかかっていた。
7月3日 21時48分 天気:晴れ
会場を後にする。
とても楽しみにしていた今日が終わろうとしている。
7月3日 22時13分 天気:見渡す限りの星、遠くに月が昇ってきた
星を見に、夜の海へ来た。
波音を聴きながら、潮の匂いがする空気を大きく吸い込む。
普段は見えない星がたくさん夜空に煌めいている。
海の水平線から月が昇ってきた。
口元が緩んだ拍子に「あぁ幸せ」と呟いてしまう。
身体いっぱいに幸せを溜め込んだので、つい出てしまったんだなと思いながらも呟いたものさえも逃すまいと先ほど呟いた「あぁ幸せ」を拾って帰る。