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魁の小鹿 全公演終了しました

どうもこんにちわ。
まさかの初投稿が舞台の終了報告になるとは思っていませんでした。
もっと書きたいことはあったけれど、なかなか書く時間も取れずに今になってしまったとか言い訳しちゃいますが。

さて、劇団猟星類旗揚げ公演「魁の小鹿」が2/9~2/12の全7公演が
無事に終了しました。

殺陣あり、OPActあり、と今まで携わってこなかったところが満載の舞台でいろいろと学びがあったのではと個人的には思っています。


なにを書こうかと、書きながら考えてはいたのですがなかなかまとめられないものですね。

殺陣アンサンブル。
殺陣をメインとしたアンサンブル、だと思っていたのですがふと思い返すと殺陣をしている時間より普通のアンサンブルとして舞台上にいたことの方が多かったようにも感じます。

店員から始まり、御陵衛士、用人、新選組隊士と色んな役をやらせていただきました。
言葉を発せない分、小物を取り入れてキャラクターに色付けをしたせいで自分の首を絞めることになるとは最初のころは全く考えていませんでしたが(笑)

御陵衛士として舞台にいたときに出てきたとある手紙たち。
ジョバンニが1時間で仕上げました状態のあの手紙にもしっかり中身があったりします。

伊東への手紙と近藤が持っていた手紙も制作しました⊂⌒~⊃。Д。)⊃
中身は読みずらいように
フォントもしっかりいじりました(笑)


そんな私の露出がおおかったのは新選組隊士でしょう。
アンサンブルということで作中に斬られることが確定しているのですが、
斬られてハケて、再登場するまでに違うキャラとして登場していた、なんて裏話もあります。

ほぼオールバックの高い位置で髪を括った大石の部下の槍持ち。
右前髪が垂れ、高い位置で括った平隊士。
低い位置で括ったメガネの斉藤の部下と

新選組隊士だけで勝手に3キャラに分けて場に出ていたせいでお客様には困惑させてしまったのでは?と思うところも実はあります。
普通にやれよ、と言われればその通りなのですが。

おそらく新選組隊士で長い時間人の目に触れたのは斉藤の部下であるメガネの彼でしょう。
彼はただの平隊士です。
平隊士のくせに隊長に蹴り入れちゃうタイプの隊士です。

命令には忠実なくせに動揺を表情に隠しきれないまだまだ甘い隊士です。
けど、命令ならばとやり遂げようとします。
が、隊長の命令にも思うところはあるのでやっぱり不満を持っていたりもします。あの時代、きっとそんな人は少ないんでしょうが。

全7公演あったわけですが、実はそのどれもで後半、とあるキャラへの対応に差をつけました。
隊長の命令に不満顔で対応している時
ノリノリで命令を忠実に遂行している時
さすがにやめとこうぜ?の気持ちが強すぎる時、とまあ色んなパターンで。

礼儀正しく、命令には忠実に。けど自分の隊の隊長の扱いは雑。
そんな彼として、最終的には舞台上で生きさせていただきました。


まあ、正確には彼しか最終的に生きていないとも言えますが(笑)


さて、それではここからは全く関係ないお話です。
今回共演したキャストさんへの愛を叫びたいと思います。


まずは主演の藤堂平助役 瀬山晄来!
初舞台初主演ということで色々と悩むことも多かったと思います。
それでも、しっかりと座長として最期までその足で立ち続けてくれました。
悩み、苦しみ、それでも前を向いて進み続けた藤堂平助と同じように、瀬山っちにも多くのことを学んで、あきらめずに進み続けてほしい!

次は台詞ありの舞台で貴方と絡みたいな!


御陵衛士 筆頭の伊東甲子太郎役 筒井捺稀くん!
しっかりと〆るところは〆てくれる立派な志を持ったリーダーでした。
酒席のシーンなどで絡みに行くこともありました。さすがにお銚子3本はやりすぎです(笑)
力強く、賢く、大樹のように御陵衛士だけでなく座組の皆を優しく包んでくれていました。

次もいい声で遊んでほしいポンポン!



続いて新選組局長 近藤勇役 田中杏佳ちゃん!
本当に美しく凛々しい局長でした。彼女だったからついてきた隊士も多いことでしょう。
実は隊士として局長と関わることが少なかったのですが、藤堂を除いて一番近くで彼女の剣戟を見ていられたと思っています。
彼女の眩しいほどの志を、強さを、凛々しさを、美しさを一番近くで見られて本当に良かった。

次はその麗しさに舞台上で狂ってみたい!



御陵衛士 随一の剣豪 服部武雄役 橘楽人さん!
お調子者で不器用で兄貴肌で、刀を振るわせたら全員を圧倒する力強さ。
御陵衛士を語るうえで服部のことを忘れることはできないでしょう。
舞を舞うように刀を振るいながらも、力強く鋭い剣筋。
刀を交え、斬りあうことができたのは何より学びとなりました。

次はまた違う武器でも戦いたい!


新選組 三番隊隊長 斎藤一役 阿蘇晃司さん!
なかなか難しい役柄をしっかりと演じ切ってくれました。
悪役のような働きでありながらも、彼の中にしっかりとある志や誠が見え隠れする良い芝居だったと私は思っています。
殺陣初めて、という噂も聞きつつ決めるところはしっかりと決めてくれました。

次は敵として刀を交えたいな!


新選組 二番隊隊長 永倉新八役 市野向日葵ちゃん!
本当にキャラと普段のギャップがすごい人。
藤堂に次いで悩み苦しんだことでしょう。
いろんなシーンで永倉の姿は見ているけれど、そのどれもが永倉の良さが出ていて本当に永倉が市野ちゃんでよかった。
平隊士の時は結構厳しい目で見ていてごめんね!

次は酒でも飲みながら語り合いたいなぁ!


新選組 一番隊 隊士 大石鍬次郎役 坂田一総さん!
この人も普段と役とのギャップがすごかった!
ギャップだけでなく殺陣の力強さや剣筋の鋭さ、無慈悲な笑顔など
本当に何もかもが勉強になりました。
刀だけでなく槍を振るう兄さん演じる大石が本当に狂気に染まりながらも妖艶で見ているだけでも惚れ惚れしてしまいました。

次は狂気に染まった兄さんと刀を交えたい!


弥助さん役 八重樫直人さん!
本当に難しい役どころだったと思います(n回目)
暗い過去を持ちながらも前を向いて歩こうとするその姿。実は唯一アンサンブルが絡めなかったキャラでしたが、その働きはしっかりと影から見てました。
作中で刀を振るう姿も見たかったのは内緒!

次はコメディ舞台であってみたいな!!!


皐月さん役 西野渚保美ちゃん!
本当に可愛くて可愛くて私は毎日ドキドキが止まりませんでした。
思わずお姫って呼んでしまうくらいには本当に可愛くて素敵なヒロインを演じてくれました。
あの時代にはあまりいないであろう女性でしたが、ひたすらにまっすぐで純粋な彼女と共に生きれたこと本当に光栄に思います。

次は一緒に刀を振るいたいな!


脚本・演出 鈴木南さん!
私なんかでは想像もつかないくらい本当に、本当に色々大変だったと思います。脚本を書き、演出をつけ、小屋入り前からずっとあっちにこっちに右往左往と働きづめだったのもキャスト全員が見て心配していました。
いろんなことがありましたが、南さんが企画し、このメンバーを集めてくれなかったらこの舞台は終幕を迎えるどころか始まることすらできませんでした。
本当にこのメンバーを集めてくれて、舞台を創ろうと思ってくれて、そして私をそのメンバーに入れてくれてありがとうございました。

(写真右下)次は一緒にお芝居したいな!けどその前にゆっくり休んでほしい!!


そして忘れてはいけないのが、照明に携わっていただいた赤本さんと茅野亜衣子ちゃんを中心とした裏方の方々!
素晴らしいライティング、綺麗なメインビジュアルとグッズたち、そして、役者のことを第一に考えていつも動いてくれた劇団猟星類の方々。
貴方たちの補佐がなければ私たち役者はこの舞台に立つことはできませんでした。
軽い言葉に聞こえてしまうかもしれませんが、全7公演。舞台のために、キャストたちのために尽力していただきありがとうございました!


これ以上は長くなってしまうので強制終了にします。
改めまして、劇団猟星類 旗揚げ公演「魁の小鹿」全7公演
御観劇いただいた皆様、裏方で支えてくださった皆様
そして共演したキャストの皆様
本当に、ありがとうございました!


殺陣アンサンブル  荻野樹


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