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ゆっくりSCP解説動画にリハビリを助けてもらった話

久々にMahoONLINEを書き、SSを書き、noteに戻ってきました。

まほおんの記事を書き、それをお題にしてSSを書くという縛り(?)で文字書きリハビリをしています。

で、SSを書くときは安直に「一人称の方が(固有名詞出さなくて済むし)楽かな〜」と思っていたのですが、とあるコンテンツを摂取することで「私の小説の基本文体は無機質三人称だったな〜」と思い出しました。

とあるコンテンツとは、

ゆっくりSCP解説の「反ミーム部門シリーズ」です。

なぜ「ゆっくり解説」なのか?

そもそも私は、(自分で言うのもなんですが)SCPというコンテンツとは大変相性がよろしいです。

本家サイトを見るとスマホの充電が切れるまでページを周り続けてしまうんですよね。体と生活がぶっ壊れるのでやめよう、と思って頑張って離れました。(私は基本漫画でも小説でも同じことをやらかします。)

で、自重してはいたのですが、YouTubeをダラ~と見ていると出てくるんですよ。SCPの紹介とか解説とかの動画が。

見たくなるじゃないですか。

ということで欲に負けたのですが、活字を読むのに比べれば時間を吸われる率は下げられていると思います。筋トレしたりリンパ流したり部屋の掃除したりしながらでも、本文と解説まで聞ける。

別の作業をしながらSCPというコンテンツを吸えるのが最高すぎる。

というのが「単品」の動画の個人的な楽しみ方なのですが、シリーズ物はガッツリ集中して見たい、という感じで使い分けできるのがまた良い。

あと、タイトルとかでなんとなく教えてくれるので、今は怖いもの見たくないなと思ったら避けられるというのが地味にありがたいですね。「解説役」という最強の上位存在がいるのも大きくて、本家では「無理!!!!!」ってなったやつも解説動画ならなんとなく見れる。このへんは本家でやると台無しなので、二次コンテンツの強みだと思います。

具体的に言うと、SCP-087を夜中に読んで突然の画像にア゛ア゛ーーーー!!! ってなったりしなくて済みます。

自己分析:なぜ「反ミーム部門」が私の創作脳に刺さったのか?

(小説系の創作物を割と長いこと断っていたという前提です。)

まずは「自分の得意な小説の書き方が無機質三人称文体だったのを思い出させてくれた」点。

(そもそもSCPという本家が無機質な報告書である時点で、taleも無機質寄りの文体になりがちな可能性はありますが。)

「書きやすさ」で言うとどうしても一人称が出てきてしまうんですよね。常時活字を吸って書いてた時期であれば、カジュアルに書くなら一人称! で間違っていないのですが、今はリハビリの時期なのでそうではない。

ちょっとでも手に馴染んだ、一番自然な文体から慣らしていくべきなんです。そのへんがすぽっと抜けたままリハビリをしていたので、「なんか違うな〜」と思いながら『ボルケーノ・ファーストレース』とかを書いていた。

「なんか違うな〜」と思いながら書くのって結構キツいので、気付かせてくれたのはかなり助かりました。(今三人称書いてるからって続けられる保証はないです。)

ともあれ、ちょっと翻訳文体みのある無機質三人称を、リハビリ中にインプットできたことは幸運でした。書きやすいということは読んでても馴染むので、「これだわ…」と思いながら吸っていました。

「これだわ…」と思いながら書いたのが『雲の海』です。

次に、『055についてお話しましょう』が最高の導入だった点。確かに前提知識は必要っちゃ必要なんですけど、設定説明しながら起承転結まである短編染みた序章って最強なんですよね。

なぜ主人公はO5に呼び出されたのか? なぜO5は部下である主人公を忘れてしまったのか? 忘れさせた犯人は誰か? と謎を解決しながら新しい謎を展開していく流れも良くてシンプルにシナリオを作るのがうまい。

こんなん私には書けん!! とは思うんですけど、最強のシナリオで脳がブワァってなると、なんか「書きたい」っていう欲が出てくるタイプなので問題ありません。たぶん脳汁的ななにかが出てる。

それ以外で言うと、登場人物が読者としての脳に刺さってしまいました。反ミーム対策で最強の女とナチュラルボーン反ミーム無効化能力持ち一般バイオリニスト夫の組み合わせはあかんやろがい。

反ミーム対策最強女ことマリオンが『055についてお話しましょう』でO5に対して「粗忽者」って言った時点でちゅき…ってなってしまったの、我ながらチョロチョロだと思いました。

言及しまくったのでリンクを置いておきます。最強のシナリオの展開に合わせてBGMが入ったりSEが挿入されると脳汁が出る。

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射月アキラ
コンテンツ摂取という名の沼活に活用されます。刺さったら長文感想noteが産まれます。