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いつかのアジアのそらのした⑫ルアンパパーンの正月ピーマイラオパレード

アジア旅12日目は托鉢から始まった。朝五時に僧侶が列をなして歩いて回り托鉢を受け取る。ラオスは男性は一生に一度は出家すして僧侶となるという決まりがあるので僧侶は若い人も多くいる。托鉢は僧侶の修行の一環でお経を唱えながら信者の家を周り施しをうけるというもの。

その日の朝にゲストハウスの前で托鉢を待ったのだけれど、その時の印象は何とも言えないものだった。托鉢を待つ人は多く急いでいるのだろうが、なんだかせかされて施しを渡すという感じがしたし、完全にこれは頭の中の妄想だったのかもしれないけれど、朝靄のなかオレンジ色の僧侶の列が近づいてきて、幻想的な厳かな雰囲気の中でお坊さんが、お経を唱えつつ丁寧に施しを受け取るイメージだったのだ。それが体験したその時は急いていてあっという間の出来事で唖然とした。もしかしたらその日がラオスのピーマイラオという正月でとりわけラオス国内外の観光客も増えて忙しい日だったのかもしれないが・・

その後又ゲストハウスに戻り二度寝して出かけたのは11時ごろ。今から思えばルアンパパーンの観光をもっとしておけば良かったけどダラダラしてたね。お昼にフランスパンサンドを食べていたら、どんどん人が増えてきた。この日は正月ピーマイラオのパレードがあるのだった。

それにしてもラオスのフランスパンは美味しかった。中身ははベーコンやチーズなどでは無くて、パクチーや野菜などで味もアジアなのだ、けれど妙に合う味というか新鮮だった。フランスパンはサクッと美味しくて絶妙な焼き加減だった。なんでもラオスは元フランス領だという。ベトナムは同じくフランスパンサンドがあり。ベトナムはバインミーというのだけど、こちらはカオチーという食べ物。あちらこちらでフランスパンが山積みされた屋台があり、頼むと具材を挟んで作ってくれるのだ、これが美味しい。ラオスで食べたもので美味しかったものナンバーワンがこのカオチーだ。それとフルーツジュースは美味しかったな。この日もバナナパインジュースを飲んだこれがまた美味しかった。ラオスの果物は味が濃い気がする。いまだにバナナジュースとバナナは生涯ナンバーワンの味だと思っている。バナナをとカオチーを食べるために又ラオスに行きたいぐらいだ。又ゆっくりとルアンパパーンを巡ってみたい。

正月のパレードは14時からという事でお昼を食べた後はマーケットをぶらりと回ったのだけど、正月で両替所が閉まっていたのもあり買い物は見てまわるだけとなった。そうしていると時間になりパレードが始まった。最初に出てきたのは鼓笛隊みたいな演奏隊で、その後山岳民族が続いた、船を漕いだり竜の山車などはラオスの物語に所縁があるような内容なのだろう。一番最後には大きなトラの山車に乗った美女が出てきた。パレードは見る人がどんどん増えて最後は良く見えなかったぐらいだけれど、見れて良かった

しかし暑くてパレードを見た後はゲストハウスに戻って休んだ。翌日はバンビエンへ移動することにする。夜ご飯を食べがてら町に行き旅行会社に聞くとツアーを予約しろという。お金がないからとゲストハウスに戻り宿の人に聞くとツアーに入らずに個人で行くことができるとアドバイスを受けたので個人で行くことにする。翌日ゲストハウスの受付の人がバスターミナルまで送ってくれることになった。ありがたい。この宿の名前が出てこないのが残念だ。ラオスの正月に三日間泊まったのに日記に記されてない。何してたんだ私は。色々と親切にしてくれた宿なのに。

この日の明細は朝ご飯5000キープ(たぶんフランスパンサンドのカオチー)バナナパインジュース3000キープ、バナナパイ5000キープ、クッキー4000キープ、水2000キープ、宿40000キープ、夜ご飯カオソーイ5000キープ、水1500キープ、クラッカー4000キープで合計69500キープ

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