見出し画像

宮脇咲良はなぜ「プロ」のアイドルなのか



タイトルを見てクリックいただいた方、ありがとうございます。この記事を開いた皆さんの中には、宮脇咲良ちゃんのことを大好きでとにかく共感を得たい方や、宮脇咲良さんがプロと呼ばれる理由が分からず魅力を知りたい方などいらっしゃるかと思います。

わたしはもともと48グループオタクで、今やがっつりWIZ*ONE(IZ*ONEファン)なのでHKT発足時〜IZ*ONEとして活躍する咲良ちゃんを、(咲良推しというわけではなかったですが)ずっと見ていました。そんなわたしが、宮脇咲良ちゃんが「プロ」と呼ばれる理由を本気で考察してみました。


「プロ」と呼ばれる理由とは

わたしが考える、プロと呼ばれる大きな理由はこちらです。

1.感性が豊かで、言葉の選び方が丁寧なこと

2.エンターテイメントとは何かを心得ていること

パフォーマンスじゃないんかい!と思った方、すみません。パフォーマンスはね、IZ*ONEちゃんみんな素晴らしいんですよ。それにKPOPは歌がめちゃくちゃ上手い子もダンスがめちゃくちゃ上手い子も、両方できて表情管理が抜群に上手な子もたくさんいます。IZ*ONEに入ってからの彼女のパフォーマンスの成長はもちろん素晴らしいですが、今回は咲良ちゃんならではの魅力を書きたいなと。


14歳にして彼女が発した「被災地はきらきらしてました」という言葉

画像2

まず、わたしが咲良ちゃんのことを初めてすごい子だな〜と認識したのは2012年、当時AKB48グループ内で流行っていた(流行らされていた)Google+というSNS内での彼女の書き込みがきっかけです。

48グループは東北大震災以降、「誰かのためにプロジェクト」という復興支援プロジェクトを行いはじめ、特別公演や被災地訪問などを行っていました。その被災地訪問後、咲良ちゃんはGoogle+に訪問先でのエピソードを長文で書いています。

訪問前は自分が訪問していいのかと不安に思っていたこと、でも訪問先で頑張ってるよ!とたくさんの応援の言葉をもらったこと、そして亡くなられた息子さんがAKB48のファンだったというお母さんとのエピソード。私たちが元気を届けないといけないのに逆に私たちが笑顔をもらってしまいました、という赤裸々な言葉。そして最後にはこんな言葉で締めくくっています。

「私が被災地に行って学んだことは書ききれないぐらいたくさんあります。そして、気付いたことがあります。きっとガラスが飛び散っただけだと思いますが、土はきらきらしてました。津波によってたくさんの命を奪い、たくさんの人を悲しませましたが、海はきらきらしてました。心のどこかに深いキズがあるんだろうと思いますが、皆の笑顔、瞳はきらきらしてました。被災地はきらきらしてました。今被災地は復興に向かって、一歩一歩ゆっくりですが確実に進んでいます。明日からの一日一日を大切に一生懸命悔いのないように生きていきます。被災地の一日でも早い復興をお祈りします」

…どうですか?これを、当時14歳の少女が自分の言葉で書いているんですよ。一生懸命被災地、被災者の方々と向き合い、そして自分の仕事、アイドルという立場と向き合ってたくさん考えて書いた文章だと思います。

これを読み、この子はとっても丁寧で心惹かれる文章を書く感性の高い子だなぁと思ったと同時に、まだ14歳なのにアイドルとして何ができるかを必死に向き合う誠実で、そして覚悟のある子だなぁと思いました。

できる限り被災者の方々に寄り添おうとする優しさ、高い表現力、アイドルとしての覚悟が感じられる文章なので、ぜひ検索して全文読んでみてください。


咲良プロのHKT在籍時代のエピソード

画像3

ほかにも咲良プロ!と思ったHKT在籍時代のエピソードはいくつもありますが、キリがないので厳選して。

◯2013年 48グループのじゃんけん大会にて、登場時にサプライズでショートカットを披露。

◯2013年 48グループ選抜総選挙のスピーチにて、「これからもいろんな活動を通して、もう季節外れではありますが、沢山のさくらを咲かせていきたいと思います!」と自身の名前に掛けて締めくくり。

◯2014年 AKBグループ選抜総選挙のスピーチにて、選抜総選挙のサブタイトルにあった「ライバルはどこだ?」に準えて、

「私のライバルは誰だろうと考えたときに一人の人を思い出しました。私のライバルはさっしーです。人気も実力も知名度も劣っているし、何言っているんだと思うんですけど、私はHKTはさっしーを超える誰かがいないと大きくなれないと思っています。まだまだ未熟ですけど、いつかさっしーに「咲良がライバル」と言ってもらえるように、さっしーから沢山学んでHKTが最強のアイドルグループになれるように、日々成長していきたいです」

と指原莉乃をライバル宣言、ネットニュースのタイトルになるなど注目を集める。


などなど、、、


アイドルとしての強い意思をもち、自分をアピールできる機会を逃さなかった

彼女は、15歳の時からAKB48グループという大所帯の中で、自分をアピールできる機会を逃さなかったんですよね。どう魅せれば自分をアピールできるか、知ってもらえるか、好きになってもらえるか。握手会での対応が丁寧だったことももちろん人気上昇の一因であったとは思いますが、まずは100人以上いるグループの中から自分1人に興味をもってもらい、握手会に足を運んでもらわないといけない。そのアピール力がとっても高かったと思います。

48グループの選抜総選挙は、正直に言えば少女たちに順位をつけ、それを公衆の前で公表する残酷なショーです。そんな総選挙前にはナイーブになるメンバーも多く、当日の壇上では嬉しさや悔しさで言葉があまり出てこないメンバーも少なからずいました。

そんな中で咲良ちゃんは、当日までおそらくいろんな言葉を考え、準備し、そして壇上でも堂々と前を見て話していました。ファンへの感謝はもちろん、キャッチーで、エンターテイメントとしてファンやグループ内を盛り上げられるような言葉を選びながら。

画像4

咲良ちゃんのファンに向けた言葉はいつも、とても優しくて丁寧で、かつ、エンターテイメントを提供するアイドルとして、とてもキャッチーなんですよね。それは表現力の高さだけでなく、アイドルとしての覚悟、アイドルとして前に進む強い意思をもっているからだと思います。


咲良プロのIZ*ONEでのエピソード

画像5

IZ*ONEになってからも、その表現力とアイドルとしての強い意思はいろんな面で言葉、文章になり表れています。

◯IZ*ONE でのコンサート等でのスピーチ

「生きてると辛いこととか悲しいこととかどうしても避けられないこともあるじゃないですか。私ももちろんそういう日があって、意味もなく泣きたくなる時ってあると思うんですけど。そういう時に私はWIZ*ONEのことを思い出しています。だからWIZ*ONEも辛いことがあった時はIZ*ONEを思い出して笑顔になって、幸せになってくれたら嬉しいなと思います。WIZ*ONEはIZ*ONEのファンじゃないですか。IZ*ONEはWIZ*ONEのファンです」
「たくさん会える人もいれば、会えない人もいる。誰が偉いとかそんなものはなくて。IZ*ONEが好き、という気持ちがある方はみんなWIZ*ONEです」


◯IZ*ONEの「FIESTA」の日本語ver作詞を担当したときのエピソードも紹介させてください。

FIESTAは、曲としての完成度が高く、さらにはIZ*ONEとして活動休止後、再開したときの披露曲だったこともありファンにとってはより思い入れ強い一曲です。

咲良ちゃんは、この曲の日本語verで作詞担当しています。(FIESTA発売から約8ヶ月後のリリース)一番重要なサビ部分、もともとの韓国語歌詞の翻訳は「FIESTA 私の心に太陽をぐっと飲み込んだまま永遠に熱さには負けないわ」となるのを、咲良ちゃんは「FIESTA 心熱く燃え盛り 季節が息を吹き返す」と作詞しました。

そもそも韓国語と日本語って音の作り方が異なり、日本語のほうがどうしても一つの音符に入れられる音・意味が少ないので、韓国語の曲を日本語歌詞になおすとなんとなく失速感が出て間延びした印象になってしまいます。

それを乗り越え、韓国語verのFIESTAがもつ疾走感や、世界観とメッセージ性は保ちつつ、限られた文字数で、音と意味どちらも適合する言葉を選び、結果的にファン含め日本語verを聴いた多くの人々に絶賛される詞を作り上げたのです。

さらにはIZ*ONEとして活動休止していた思いもこめて作詞しているとのこと。(「止まっていた時を進めれば花はまた咲いて輝く」の部分)これにはどんな作詞家も勝てません。

画像6


◯ほかにも、WIZ*ONEがIZ*ONEの解散時期などでざわついているときにプライベートメール(課金制のSNSみたいなもの。購読しているメンバーからメールが届く仕組み)でさりげない優しい言葉をかけてくれたり、

レギュラーラジオ番組さくのきではファンからのお悩みに数々の名言をまじえつつ回答していたり(「いつまでもいると思うな親とアイドル」「私はなんでもない空を特別な空に変えられるようなアイドルになりたい」などなど)、

ほかのメンバーの魅力についてメンバーならではの舞台裏エピソードを交えながら話してくれたり。。。


実力不足に批判の声も多かったが、アイドルとしての強い覚悟は多くの人の心を動かした

画像7

IZ*ONE発足当時や、プデュ48(IZ*ONE結成前のオーディション番組)では、ほかの韓国人メンバーに比べて咲良ちゃんは歌やダンスなどのパフォーマンス面で劣っていたと言わざるを得ないと思います。ただ一方で元から人気があり、最終順位も2位と高順位だったので、執拗に叩かれてしまっている場面も多かったです。

でも、IZ*ONEになってから、メキメキ成長したパフォーマンスの実力はもちろん、持ち前の「豊かな感性と丁寧な言葉の選び方」「アイドルとしての心得、強い覚悟」で多くのファンを魅了し続けているなと感じます。特に韓国人メンバーは日本語で微妙なニュアンスまでは伝えきれないため、咲良ちゃんの日本語でのファンへの優しい言葉はたくさんの日本人ファンを惹きつけているんだろうなと。



長くなりましたかが、アイドルとしてキラキラ輝く咲良ちゃんを応援できて嬉しく思います!いつまでかはわからないですが、IZ*ONEとして前に進む咲良ちゃん、そして12人が花道だけを歩けますように。

画像8



気に入ったらぜひスキ!をお願いします。感想もお待ちしております。


#宮脇咲良 #IZONE #アイドル #AKB48 #アイズワン #kpop








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?