怒らないで話を聞いてくれ!評判はいいが苦手な映画『ロード・オブ・ザ・リング』『夜は短し歩けよ乙女』
毎日連載九日目!今日もネタバレ無しでお送りします。
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これまでのおしゃべり
登場人物
ことイナリ(文中”🦔”) https://twitter.com/flandore
絵が描けるオタク。ゲームを作った。アニメを作っている。映画が好き。映画絡みの仕事が欲しい。この記事のヘッダーを描いている。
いってつ(文中”👓”) https://twitter.com/ittetu_
脚本が書けるオタク。ゲームを作った。アニメを作っている。映画が好き。映画絡みの仕事が欲しい。この記事を書いている。
👓「こんなネガティブな話はしたくない」
🦔「本当にな」
👓「ネガティブなりに、真摯に取り組もう」
ロード・オブ・ザ・リング
(原題:The Lord of the Rings: The Fellowship of the Ring,
2001年,アメリカ・ニュージーランド)
はるか昔、闇の冥王サルカンは魔力を込めた指輪を作り出した。その指輪にはサルカン自身の邪悪さ、残忍さ、支配欲が込められていた。サルタンは倒されたがその指輪は残り、持つ者の心を惑わし、破滅に追いやった。
その指輪を手にしてしまったフロドは唯一指輪を破壊することができる火山を目指す旅に出る。
後に多く人々、作品に影響を与えたファンタジー冒険譚の金字塔的作品の映画化作品。
👓「ロード・オブ・ザ・リングですね」
🦔「そもそもジャンルがあんまり好きじゃないんでしょ」
👓「ハイファンタジーがね......」
👓「公開された当時と最近、二回見たけれどあんまり引き込まれない。そもそもファンタジーが好きじゃない」
👓「正直、エルフの長い耳も気色悪いと思う」
🦔「それはしょうがないな。俺はロードオブザリング好きだけど」
👓「歩いて隠れて歩いて隠れてって話もいまいちな......三作あるなかの一作目しか見ていないけれど、続きを見ようとは思えなかったな」
🦔「NOT FOR MEってやつ」
👓「そうだね。実際、公開当時はそこそこ盛り上がったんでしょ?」
🦔「そこそこっていうかかなり盛り上がっていたと思うけれど」
👓「そうなんだ......」
👓「僕にとっては、ジャンルも好きじゃない、お話の構成も好きじゃない、ビジュアルも好きじゃない、ということで、マイナスな要素はないけれど、そもそも気に入る要素がない。ロードオブザリングが作品として劣っていたのではなく、僕との相性が悪かっただけなんだ」
👓「僕らの世界と地続きじゃないファンタジーがあまり興味を持てないんだよね」
👓「十字軍が聖杯を求めて冒険! みたいな作品ならいいんだよ。十字軍は実在したからね。でもサルカンとかエルフとかドワーフはいないじゃん。そうすると引き込まれない」
👓「この話をすると、”ハリーポッターは好きじゃん!” ってよく言われるけれど、あれは僕らの世界と地続きだからね。ハリーは僕らと同じ世界の感覚を持って物語が始まって、観客と同じ驚きをもって世界を見ることになるしね」
🦔「君、マジック・ザ・ギャザリングは好きだよね。あれはどうなの」
※『マジック・ザ・ギャザリング』は世界最初のカードゲーム。ゲームとしてのカードの性能のほかに、その名づけやイラスト、公式に発表されている小説などで独自の世界観が表現されている。さまざまな世界を描写されるがその多くはファンタジーの要素が強い。いってつはこのゲームにドはまりしている。誰か一緒に統率者戦とスタンダードで遊びませんか。マジで連絡ください。
👓「あれも最近になってようやく物語を追いかけ始めたけれど、そこまで熱中できてないなあ。次元を越えた旅や戦いがあるから、『ガーディアン・オブ・ギャラクシー』的な感覚で楽しめばいいと気付いたんだけれど、それでもいまいちはまりきれていない」
夜は短し歩けよ乙女
(2017年,日本)
同名原作小説の劇場アニメーション作品。京都の夜を舞台に好奇心が人の形をした「黒髪の乙女」と、彼女に恋心を寄せる学徒「先輩」の奔走を描く。クラブOBの披露宴からの飲み歩き、富豪にして酒豪との飲み比べに始まり、古本市での希少本争奪、大学文化祭でのゲリラ公演、風邪の大流行とお見舞い。一夜にして一年分を過ごしたような濃密な夜を体験する。
原作は『四畳半神話大系』で著名な森見登美彦。両作は世界観と一部登場人物を同じくしている。さらに両作とも湯浅政明が監督、上田誠が脚本を担当している。
🦔「『夜は短し歩けよ乙女』、君は好きだよね僕は無理だった」
👓「ぼくこれお気に入りのアニメーション映画に選ぼうかと思ったくらい好きなんですけど」
🦔「ごめんて......」
🦔「セリフの感じがNOT FOR MEなんだよね。原作の雰囲気をそのままに表現しているのは知っているんだけれど、あのセリフ回し、語感が苦手。だから人物が好きになれない」
👓「原作ファンからは「原作の雰囲気そのまま」だとすごくよく評価されているんだけれど、もともとモノローグのすごく多い一人称小説で、簡単なことを説明するのにすごく理屈っぽく話すことが多い原作なんだ。それが作品の魅力ではあるんだけれど......たしかに文体は好みが別れると思う。そんな原作を忠実に再現しているから、やはり映画も好きな人は好き、嫌いな人は嫌いになってしまうよね」
🦔「とちゅうからおいてけぼりになってしまったんだよね」
🦔「でもこれが人気なのはわかる」
👓「ぜひ皆さん見てください......最初の十五分だけ見て、”ワ、無理”って思ったらもう好きになることはないと思うから止めていいです」
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