月刊コジレック:エルドラージ覚醒でイージーウィンしよう
いってつです。
ふだんは晴れる屋で記事を書いたり動画に出演したりドッキリにかけられています。無色統率者が好きです。最終戦績は盛り上げハッピー。
今回は統率者戦デッキコジレックにおける《エルドラージ覚醒/Rise of the Eldrazi》についてお話します。
《エルドラージ覚醒/Rise of the Eldrazi》
『統率者マスターズ』で登場したエルドラージタイタンの唱えたとき誘発を兼ね備えたソーサリー。
登場時は「さすがに重すぎてヤバくない?」という印象だった。
当時はクロックパーミッション型を主に調整していて、打ち消しとして使いどころがない」「追加ターンを得ても勝たない」と考えていた。
のちにKCIコンボ型に鞍替えすることになったのだが、KCIコンボ型なら唱えると勝てるカードだとわかり、今ではコジレックデッキ最強の呪文になっている。
ガチのマジで、《エルドラージ覚醒/Rise of the Eldrazi》を唱えたゲームは全て勝利している。この呪文には「あなたは勝利する」と書かれているのだ。
唱えると何が起きるのか
マナ・コストの重さゆえに、唱えることになるのは基本的に《大いなる歪み、コジレック/Kozilek, the Great Distortion》を唱えた後になる。
これは感覚というか自分の印象の話だが、KCIコジレックデッキはほど10枚追加ドローできると勝利できるカードがそろう。どんなデッキでも10枚引けば勝つだろつまり、コジレックを2回唱えると勝つのだが、コジレック+《エルドラージ覚醒/Rise of the Eldrazi》でも10枚ほど引くことができる。しかも続けて即座にもう1ターンを得るので、対戦相手にターンを渡すことなく勝つことができる。
コンボ勝利をしなくても、召喚酔いが解けた《大いなる歪み、コジレック/Kozilek, the Great Distortion》がいる状態で《エルドラージ覚醒/Rise of the Eldrazi》を解決すると、プレイヤーが1人脱落する。《エルドラージ覚醒/Rise of the Eldrazi》でブロッカーをどかしながら《大いなる歪み、コジレック/Kozilek, the Great Distortion》で2回攻撃できるからだ。
12マナの呪文を解決させたら勝つのは当たり前だ。ではなぜ誰も12マナの呪文を使わないのか?
それは12マナの呪文を唱えうるマナ加速カードの投入を許容できるデッキがほとんどないからだ。マナ加速呪文は基本的にアドバンテージを生まず、瞬間的にはテンポも失う。その点、コジレックでは3ターン目に7ドローして失ったアドバンテージを一気に取り戻せるし、あと引きのマナ加速呪文がすべて打ち消しになる。そんなデッキだからこそ採用できた呪文だといえよう。
《偏向はたき》や《精神壊しの罠》は?
この呪文を「勝つカード」たらしめているのはこの一文だ。
茶単はほとんどの呪文がクリーチャーやアーティファクトであり、打ち消しが当たりにくいというのが一つの利点である。そんななかでの《全ては塵/All Is Dust》や《現実の冒涜/Desecrate Reality》は打ち消しの格好の的であり、テンポを失いやすいリスキーな行動だ。
そんななか《エルドラージ覚醒/Rise of the Eldrazi》は打ち消されず、追加ターンを得るため全くのリスクなしにアドバンテージを得ることができる。
では打ち消さない妨害呪文はどうだろうか。《偏向はたき/Deflecting Swat》と《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》である。
そもそもコジレックは《偏向はたき/Deflecting Swat》に対して構えやすく、打ち消しが容易。万が一《偏向はたき/Deflecting Swat》が解決されてしまったとしても追加ターンを得ることはできる。
4マナの《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》もコジレックにとって構えやすい呪文。
《徴用/Commandeer》は非常に危険。4枚ドローできるためピッチで唱えるだけの価値が十二分にあり、エドリックなどの青が濃く大量にドロー可能なデッキ相手には撃たない方がいいかも。
『カルロフ邸殺人事件』期のリスト
この記事を書いたのは
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?