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寺領川取水堰堤(仮、じりょう、広島県安芸太田町)

●概要
竣功:1955年?  型式:G  
目的:P
   取水量1.0㎥/s 合計最大取水10.0㎥/s
           有効落差76.7m
           最大出力6,600kW
堤高:?m  堤頂長:?m
流域面積:?k㎡  湛水面積:?k㎡
総貯水容量:?万㎥  有効貯水容量:?万㎥


見学情報
駐車場:無 トイレ:無 自販機:無 天端:不可 直下:まあ可 


●参考リンク・引用


●道中

ついこの間、太田川本流の立岩ダム下流に治水ダム計画との報を聞き、愕然。
そこには個人的にMyFavourite太田川水系ダムである、かの鱒溜ダムがあるではないか…!
今回取り上げるのは、そんな鱒溜ダムで取水を行う土居発電所!
ではなく、その少し下流…
柴木川第二発電所の関連設備。
(地理院地図より)
14もの水力発電所がある太田川、その中でもこの地点は土居・柴二・吉ヶ瀬の設備が犇めく太田川のハイライト。
ちなみに第二というからにはやはり第一発電所もあり、
最上流には樽床ダムが鎮座する。尚、この樽床ダムは過去に洪水を全量貯留した実績があるそうだ。とは言っても、事前放流を行うといった対応は行いはするがあくまで発電専用ダムであり、太田川において洪水調節を役割とするダムは温井ダムのみ。だからダムを作れば良いという単純なお話ではないとは思うけどその辺はプロにお任せという事で、ココではあくまで視覚的な愉しみを求めるとする。
で、そんな柴木川第一発電所の放水を受け、第二発電所の取水ダムとなっているのが柴木川第二ダム。
(地理院地図より)
一見するとシンプルな水路だが、水力DBによれば取水箇所は柴二ダムを含め「3」とある。
(地理院地図より)
二箇所目は柴二ダムのすぐ隣のココ、川手川。
その左岸から柴二ダムが見える程近接しているので、是非一緒に押さえておきたい所。
(地理院地図より)
で、もう1箇所どこなのよと探す事に。
まあこの谷が固いだろう…と落ち着き払って訪問した所、、、
何も無い…。
無い…。
(地理院地図より)
時は夕刻、動揺と焦りはあったが地図を見て落ち着く。
空振りに備えてもう2地点くらい候補地は用意していたが、地図表記無しパターンがあった過去を思い出し、急遽浮上した寺領川説を確認すべく脚を急ぐ。
テキトーな所に車を停め、歩く。
このパターンは地に足付けて探すのが一番確実(無駄に歩く羽目になる事も多々あるが…汗)。
そして、視線を感じたその先、ふと顔を横に向けると・・・
あった!
遠目に映るお馴染み中電看板に安堵と興奮。
接近。
取水口。
管理橋はさすがに立禁。
ごく最近整備されたように見える。
下流へと降りる。天然岩同化タイプ。
下流方向。
ピアが妙に凛々しい沈砂池土砂吐。
斯くして、柴二発電所の3箇所もコンプ。
しかしこの点線無しパターンの水路、ごく小規模というワケでもないのに、どうしてそうなるのだろう?ロマンを掻き立てる為?(絶対違


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