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南谷取水堰堤(みなみだに、島根県隠岐の島町)

●概要
鴻池組・南谷発電所の堰堤。
竣功:1946年
型式:G
目的:P
堤高:9.0m
堤頂長:48.0m


●見学情報
駐車場:無 トイレ:無 自販機:無 天端:不可 直下:-


●参考リンク・引用


●道中

隠岐・島後。
(地理院地図より)
約13,000人が暮らすこの島には、水力発電所が2基存在する。
いずれも2022年に中国電力ネットワークより鴻池組に譲渡されている。
島の西部、油井川にある油井発電所と、
今回紹介する春日川水系南谷の南谷発電所。
油井発電所と違ってアクセスは至ってシンプル。下流側から道なり。
5分も経たず到着。
(2019年撮影)
過去、オキイチ道中でたまたま知って以来、5年ぶりの再訪。
(2019年撮影)
当時はまだ中国電力の名が見えたが、
現在は敷地内にあった小屋が撤去され、玄関?部分も姿を変えつつあった。
ちょうどこの日は、改修後の運転開始を前にして鴻池組の方がいらっしゃり、幸運にも少しお話を伺うことができた。
(2019年撮影)
傷んでいたという導水管も交換と補修を行い、
真新しく。
余水路は昔からの趣を残していた。
上流側より。川沿いに見えるのは余水の放水口。発電放水口は少し下流にあるらしいのだが、雨天という事もあり、よく分からなかった。
続いては堰堤へ。こちらも道なり5分とかからず辿り着く。
右岸に重機。
ダム湖の浚渫を行ったらしい。
堰堤。とても砂防ルック。
左が発電取水口、右が排砂門。工事の為、全開だった。
堤体表面。傷みが見られたが、そのまま運用か・・・?
フェンス越しに下流面。
越流流路部分はなだらか設計で利水ダムみ。左岸側小屋辺りが導水路始点と思われる。
下流の様子。水路と思しきが見える。
ちょいと崖を下り下流面。こう見ると砂防ルックが際立つ。
排砂門。すぐ下流で川が右岸側へとカーブしているからか、少し内寄りに。
取水部に小屋。
・・・と!その脇に中国電力時代の水利標識が!!
斯くして堰堤を後に。
上流に進むと岩倉の乳房杉という樹齢800年の杉があるので、時間があればこちらも。
ちなみにそのまま進むと銚子ダムに辿り着く道がありはするが、隘路急坂落石。北回り国道経由と大して時間は変わらないので、物好きな方は是非?
意外や意外、ダムカードあり〼
お邪魔しました~

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